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マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト 松嶋真倫/マネックス仮想通貨研究所(マネックスクリプトバンク株式会社運営)がビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に関する市況をウィークリーでお届けします。価格情報を含む今週の振返りと、来週の動向をぜひご覧ください。

毎週金曜日に更新
ビットコイン(BTC)最新動向と相場予想
ビットコインの半減期とは? 過去のアノマリーを振り返り相場展開を予想
ビットコインの半減期とは? ビットコインの相場を半減期ごとに振り返る ビットコインは半減期アノマリーで3000万円を超える? ビットコインの半減期アノマリーが継続する条件を考える
BTC(ビットコイン)は米国企業決算や香港ETFなど好材料なければ半減期前後の売りに警戒
ビットコインは米国で現物ETFの資金流入が回復し次第に買いが強まった。香港における現物ETFへの期待で一時BTC=1,109万円(72,500ドル)付近まで高騰し、日本円建てでは史上最高値を更新した。しかし、米国で現物ETFが再び流出超過に陥り、米3月消費者物価指数では利下げ観測が後退し、BTC=1,040万円(68,000ドル)付近まで急落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容や香港の現物ETF期待を受けて買い戻しが強まったが上値の重い展開が続いた。 来週のビットコインは米国企業の決算発表や香港における現物ETFの成立など好材料があれば買いの勢いを取り戻す可能性がある。特段材料がなければ半減期前後の売りに警戒。直近、上値としてBTC=1,132万円(74,000ドル)、下値としてBTC=918万円(60,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は半減期前に買いの勢いを取り戻す可能性はあるが上値は限定的か
ビットコインは、堅調な米経済指標を受けて利下げ期待が後退し、売りが強まった。現物ETFの資金フローの停滞や政府押収分の売り圧懸念など悪材料が相次ぎ、BTC=985万円(65,000ドル)付近まで急落した。米雇用統計の発表も控える中でもみ合いの展開が続いた 来週のビットコインは半減期前に買いの勢いを取り戻す可能性はあるが、仮に上昇を再開したとしても上値は限定的か。直近、上値としてBTC=1,121万円(74,000ドル)、下値としてBTC=909万円(60,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米国株とともに米雇用統計等次第で左右されるか、暗号資産関連訴訟への懸念も高まる
ビットコインは現物ETFの資金フローが流出超過に転じる中でBTC=951万円(63,000ドル)付近まで下落した。しかし、英国でビットコインETN(上場投資証券)を取扱う計画が発表されたことや、現物ETFへの資金流入が回復したことでBTC=1,072万円(71,000ドル)付近まで急上昇した。暗号資産関連の訴訟問題が再燃し上値の重い場面もみられたが、利下げ期待で米国株とともに買いが継続した。 来週のビットコインは米国株とともに米雇用統計等の結果次第で値動きが左右される展開を予想。暗号資産関連の訴訟問題への懸念で上値が重くなることも考えられる。直近、上値としてBTC=1,117万円(74,000ドル)、下値としてBTC=906万円(60,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は現物ETFを通じた資金流入が一服しもみ合う展開を予想、ETH財団を巡る不透明感も重し
ビットコインはイベントの消化および現物ETF需要の落ち着きが意識されて一時はBTC=921万円(61,000ドル)付近まで大きく下落した。しかし、ハト派寄りのFOMCを受けて米国株が再び史上最高値を更新する中、BTC=1,027万円(68,000ドル)付近まで急回復した。 来週のビットコインは現物ETFを通じた資金流入が一服しもみ合う展開を予想、ETH財団を巡る不透明感も上値を重くするか。直近、上値としてBTC=1,057万円(70,000ドル)、下値としてBTC=906万円(60,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)はFOMC次第で買いが継続するか、量的引き締めの議論にも注目
ビットコインは、米国における現物ETFへの資金流入が継続し、堅調に推移した。11日には、英国当局がプロ投資家向けの暗号資産ETNの組成について肯定的な姿勢を示したことが好感され、高騰した。米2月消費者物価指数では6月利下げ予想の見方に大きな変化はなく、週末にかけてBTC=1,084万円(73,500ドル)付近まで価格を伸ばした。 来週のビットコインはFOMC次第で買いが継続することも考えられる。量的引き締め(QT)によるFRBバランスシートの縮小ペースに関する議論にも注目。直近、上値としてBTC=1,180万円(80,000ドル)、下値としてBTC=885万円(60,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は米国株次第で上昇継続に期待、反動売りには警戒が必要か
ビットコインは米国で現物ETFへの資金流入が継続する中で堅調に推移。米主要株価指数の強い値動きを受けて急上昇し、BTC=780万円(52,000ドル)を突破した。日本円建てでは2021年11月に記録した史上最高値を更新した。 来週も米国株次第で上昇継続が期待されるが、反動売りにも警戒が必要か。直近、上値としてBTC=795万円(53,000ドル)、下値としてBTC=750万円(50,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は米国株の最高値更新とともに買いが継続するか、金からビットコインへのシフトも進行か
ビットコインはBTC=638万円(43,000ドル)付近でもみ合いの展開が継続した。米国では強い経済指標を受けて3月利下げ観測が一段と後退し、米国株とともに売りが強まる場面も見られたが、好調な企業決算により底堅く推移した。米国株が史上最高値を伸ばし続ける中、ビットコインはBTC=661万円(44,500ドル)付近まで急騰した イーサリアムは大型アップデート「Dencun」の最終テストを無事に完了し、強い値動きとなった 来週のビットコインは米国株の最高値更新とともに買いが継続するか、金からビットコインへのシフトが拡大すればさらに上昇することも考えられる。直近、上値としてBTC=728万円(49,000ドル)、下値としてBTC=624万円(42,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はETF以外の材料が乏しく売りに警戒だが、米国株と金利次第で底堅いか
ビットコインは、ブラックロックとフィデリティを中心に新規銘柄への資金流入が継続し、次第に買戻しが強まった。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)にかけては様子見ムードが広がり、BTC=639万円(43,500ドル)付近で上値が重くなった。その後、FOMCを受けて3月の利下げ観測が後退し、米国株とともに売りが強まった。 来週のビットコインはETF以外の材料が乏しく売りに警戒だが、米国株と金利次第では底堅い推移となるか。直近、上値としてレンジ半ば付近であるBTC=647万円(44,000ドル)、下値として1月後半に記録したBTC=566万円(38,500ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は現物ETFの純流入が継続した場合に堅調さを取り戻すか
ビットコインはETFへの過度な期待が後退し、上昇の勢いが一服した。ウォラーFRB理事の発言や小売売上高の内容を受けて早期利下げ観測も後退し、軟調に推移する場面もみられたが底堅く推移した。 来週のビットコインはETFの純流入が継続した場合に堅調さを取り戻すか。逆にそれが一段落した後にはさらなる調整売りが入る可能性にも注意したい。直近、上値としてBTC=725万円(49,000ドル)、下値としてBTC=607万円(41,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は悲願の現物ETF承認でさらなる上昇に期待だが、過熱売りにも要警戒
ビットコインは、米国でビットコインの現物ETFに関する憶測が飛び交う中、もみ合う展開となった。1月8日には申請企業が最終修正をSEC(米証券取引委員会)に提出したと報じられ、承認への期待から急上昇した。 SECによる誤報騒動で相場が一時的に混乱したが、1月11日早朝には現物ETFの承認が正式に伝わりBTC=691万円(47,500ドル)付近まで上昇した。 来週のビットコインは各社ETFの商い次第ではさらなる上昇に期待だが、過熱売りにも警戒したい。直近、上値としてBTC=727万円(50,000ドル)、下値としてはBTC=596万円(41,000ドル)を意識する。
【特別レポート】米国でビットコイン現物ETFが承認、BTC(ビットコイン)は20万ドル越えの予想も?
ビットコイン現物ETFはどこまで相場を押し上げるのか? 過度な期待からの調整局面を迎えても、新規参入による市場拡大で中長期での上昇を期待
BTC(ビットコイン)は米国の現物ETF承認で上昇なるか、下落しても絶好の買い場か
ビットコインは年初に米国で現物ETFが承認されるとの期待が高まり一時BTC=644万円(45,500ドル)付近まで急上昇した。 その後、審査延期や否決の可能性も指摘され、たちまちBTC=600万円(42,500ドル)付近まで急落し上昇分を打ち消した。しかし、4日の米国時間ではETF承認への期待が再燃し、買いが強まった。 来週のビットコインは米国の現物ETF承認で上昇なるか、審査延期や調整売りで下落しても中長期的な絶好の買い場になりうる。直近上値としてBTC=679万円(48,000ドル)、下値としてBTC=566万円(40,000ドル)を意識する。
2023年最終週、BTC(ビットコイン)はETFに関し大きな動きがないことが、2024年に向けてポジティブか
ビットコインはレジャーのハッキング被害を受けて売りが強まった。しかし、米国でビットコイン現物ETFに関する動きがあり、BTC=615万円(43,000ドル)付近まで急上昇した。レジャーが補償体制を発表したことや米国株の上昇が続いたことでBTC=629万円(44,000ドル)付近まで価格を伸ばした。 来週のビットコインは年末にかけて、ETFに関し大きな動きがないことが、来年の材料をためることに繋がる点でポジティブか。直近上値としてBTC=643万円(45,000ドル)、下値としてBTC=572万円(40,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は米国株の勢いにのるか、ETF期待の息切れとなるか
ビットコインはアルトコイン物色が広がる中でドミナンスの急落とともにBTC=573万円(40,500ドル)付近まで急落した。しかし、FOMC(米連邦公開市場委員会)がハト派的な内容になったことを受けて米国株とともにBTC=608万円(43,000ドル)付近まで急上昇した。 来週のビットコインはFOMC後の米国金利の急低下を受けて米国株とともに強い値動きとなるか。あるいはビットコイン現物ETFの年内承認への期待が後退し上値の重い展開となるか。直近上値としてBTC=637万円(45,000ドル)、下値としてBTC=566万円(40,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は年内最後となる米FOMC次第でさらに価格を伸ばすか、ETF期待も継続
ビットコインは、米国株が年初来高値を更新する中、同様に買いが強まった。米証券取引委員会(SEC)とブラックロックのやり取りを受けて現物ETFへの期待が一気に高まり一時BTC=655万円(45,000ドル)まで高騰した。 来週のビットコインは年内最後となる米FOMC次第でさらに価格を伸ばすか、ETF期待も継続。直近上値としてBTC=698万円(48,000ドル)、下値としてBTC=582万円(40,000ドル)を意識する。
【2024年相場展望】金融市場マネーが流入しビットコインは年末にかけて1,000万円を超えると予想
金融プレイヤーの参入が進んだ2023年、ビットコイン半減期を控えた2024年も見通しは明るい 2024年のビットコイン価格のレンジ予想
BTC(ビットコイン)はインフレ鈍化で株式とともに買いの勢いを強めるか、ETF期待も継続
ビットコインは米国政府閉鎖問題によってETF審査が遅延するとの懸念などで一時BTC=528万円(35,000ドル)付近まで下落した。しかし、米国議会でつなぎ予算が成立したことや、経済指標によってインフレ減速が示唆されたことを受けてBTC=574万円(38,000ドル)付近まで急回復した。 来週のビットコインはインフレ鈍化で株式とともに買いの勢いを強めるか、ETF期待も継続。直近上値としてBTC=604万円(40,000ドル)、下値としてBTC=528万円(35,000ドル)を意識する。
米国でビットコイン現物ETFが間もなく承認か。今後の相場展開を予想
米国でビットコイン現物ETF承認への期待。2023年ここまでのBTCの動きを振り返る ビットコイン現物ETFの鍵を握るのはコインベース訴訟問題か 今後のビットコイン相場を占う上で注目すべき3つのポイント 次のキラーコンテンツは何か?
BTC(ビットコイン)は金利見通しの思惑に左右されながらも方向感に乏しい展開を予想
ビットコインはメディアによるビットコイン現物ETFに関する誤報を受けて一時的にBTC=448万円(30,000ドル)付近まで高騰した。その後は金利見通しやパレスチナ情勢をめぐる不透明感が漂う中でBTC=426万円(28,500ドル)付近でもみ合いの展開となった。 来週のビットコインは金利見通しの思惑に左右されながらも方向感に乏しい展開を予想。直近、上値としてBTC=448万円(30,000ドル)、下値としてBTC=396万円(26,500ドル)を意識する。
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松嶋 真倫
マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト
大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。

著書:『暗号資産をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)