ビットコイン(BTC)最新動向と相場予想の記事一覧
マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト 松嶋真倫/マネックス仮想通貨研究所(マネックスクリプトバンク株式会社運営)がビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に関する市況をウィークリーでお届けします。価格情報を含む今週の振返りと、来週の動向をぜひご覧ください。
毎週金曜日に更新

BTC(ビットコイン)はジャクソンホール会議を控えて方向感に乏しい展開か、懸念材料も多し
ビットコインは、米国の経済指標や当局者発言を受けて米国金利が上昇し、軟調に推移した。米FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨によって金利見通しの不透明感が強まる中でBTC=409万円(28,000ドル)を割り込んだ。
来週のビットコインはジャクソンホール会議を控えて方向感に乏しい展開となるか。銀行格下げや中国景気減速など懸念材料も多い。直近、上値としてBTC=409万円(28,000ドル)、下値としてBTC=365万円(25,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)はDeFiやバイナンスへの懸念により軟調継続か、米7月CPIも注目
ビットコインはカーブ・ファイナンスのハッキング騒動などを受けてBTC=407万円(28,500ドル)付近まで下落した。騒動への過度な懸念が後退したことや、フィッチによる米国格下げにより一時BTC=429万円(30,000ドル)付近まで急回復した。しかし、米司法省によるバイナンス起訴の可能性が報じられると、たちまち急落した
来週のビットコインはDeFiやバイナンスへ懸念により軟調な展開が継続するか。米7月CPIも注目。直近、上値としてBTC=429万円(30,000ドル)、下値としてBTC=400万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は循環物色後の売りに警戒、米雇用統計やコインベース決算にも注目
ビットコインは、リップルが前週の高騰から利益確定売りによって下落する中、BTC=407万円(29,000ドル)付近まで価格を下げた。注目された米FOMCは事前の市場予想通りの結果となり、イベント通過後には安心感からやや買いが優勢となった
来週のビットコインは循環物色が一服した後の突発的な売りに警戒、米雇用統計やコインベース決算にも注目。直近、上値としてBTC=450万円(32,000ドル)、下値としてBTC=393万円(28,000ドル)を意識する
米FOMCに注目が集まる中、BTC(ビットコイン)はアルトコイン物色後の反動売りに警戒
ビットコインはリップル訴訟問題の進展を受けて一部アルトコインの高騰とともにBTC=446万円(32,000ドル)付近まで上昇した。しかし、アルトコインへ資金が流れる中でビットコインのドミナンスは急落し、その中でビットコインはたちまち上昇分を打ち消した。その後、金融安定理事会(FSB)が暗号資産規制を強化する提言を発表したこともあり、一時BTC=418万円(30,000ドル)を割り込んだ
リップルは米国地方裁が証券性を一部否定する判決を下したことを受けて約2倍となるXRP=125円(0.9ドル)付近まで高騰した
来週の来週のビットコインは、米FOMCに注目が集まる中、アルトコイン物色後の反動売りに警戒したい。直近、上値としてBTC=446万円(32,000ドル)、下値としてBTC=391万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は現物ETF期待が相場を下支える展開、米CPIに注目
ビットコインは米国における現物ETFへの期待によって左右される展開となった。SECが現物ETFに関する申請書類を不備として返却するも、ブラックロックが修正版を再提出し、期待は継続している
来週のビットコインは現物ETFへの期待が相場を下支える展開を予想。米雇用統計と米CPIの内容次第では売りが強まることも考えられる。直近、上値としてBTC=461万円(32,000ドル)、下値としてBTC=403万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はブラックロック現物ETFへの期待が継続するも上値の重い展開
ビットコインはブラックロック現物ETFへの期待が高まる中でBTC=446万円(31,000ドル)を上抜けた。しかし、米国の暗号資産カストディ企業プライムトラストの経営状況悪化が報じられ、次第に売りが強まった。その中、マイクロストラテジーによるビットコイン買い増しの発表もあり、BTC=432万円(30,000ドル)付近では底堅く推移した
来週のビットコインはブラックロック現物ETFへの期待が継続するも、暗号資産関連企業の破綻もあり、上値の重い展開か。直近、上値として2022年5月高値付近であるBTC=461万円(32,000ドル)、下値としてレンジ半ば付近であるBTC=403万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は現物ETFへの期待買いが先行するもSEC訴訟問題がネックか
ビットコインは世界最大の資産運用会社ブラックロックがビットコイン現物ETFを申請したとの報道が広がり次第に買いの勢いを強めた。他3社も同様の申請に踏み切る中、ETF承認への期待とともにBTC=426万円(30,000ドル)付近まで高騰した
来週のビットコインは現物ETFへの期待買いが先行するもSEC訴訟問題がネックとなるか。直近、上値としてBTC=454万円(32,000ドル)、下値としてBTC=398万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米FOMC前後の売りに警戒、米国の規制リスクも重し
ビットコインは米SECによるバイナンスおよびコインベースへの提訴によりBTC=356万円(25,500ドル)付近まで急落した。コインべースCEOの過去ツイートが拡散され思惑的に急回復する場面もみられたが、米国の規制リスクが拭えず売りが継続した
来週のビットコインは米FOMC前後の売りに警戒が必要である。米国の暗号資産規制リスクも相場の重しとなるか。直近、上値としてBTC=384万円(27,500ドル)、下値としてBTC=349万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限合意に至るも上値の重い展開か、アルトコイン過熱に警戒
ビットコインは米政府債務上限合意が近いとの報道を受けてBTC=391万円(28,000ドル)付近まで急回復した。しかし、アルトコイン物色が強まる中で上値が重くなり、米政府債務上限合意法案の議会採決の不透明感から再び下落した。米雇用統計の発表を前に米国金利が上昇し、BTC=377万円(27,000ドル)を割り込んだ
来週のビットコインは米政府債務上限合意を受けてリスクオン買いが強まることは考えられるが、米国金利の高止まりによって上値の重い展開か。アルトコイン過熱による下落には要警戒。直近上値としてBTC=397万円(28,500ドル)、下値としてBTC=349万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限問題の協議に左右される展開が継続、米雇用統計にも注目
ビットコインは米政府債務上限問題の協議によって左右され、BTC=377万円(27,000ドル)を挟んでもみ合う展開となった。FOMC議事要旨を受けて追加利上げ懸念が高まり、米国金利が上昇する中でBTC=363万円(26,000ドル)付近まで価格を下げた
来週のビットコインは米政府債務上限問題の協議に左右される展開が継続。米5月雇用統計にも注目したい。直近上値として2023年4月以降の下落から半値戻しとなるBTC=397万円(28,500ドル)、下値として2023年2月高値付近となるBTC=349万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限問題の進展によりリスクオン買いが強まる可能性、金利上昇が相場の重しか
ビットコインはミームコインの下げが一服し、ネットワークの混雑も改善される中で買戻しが強まった。その後、米国当局者の発言によって米国金利が上昇し、金とともに売られたが、米国のデフォルト回避への期待が高まったことを受けて急回復した
来週のビットコインは米政府債務上限問題の進展によりリスクオン買いが強まる可能性がある一方で、金利上昇が相場の重しとなるか。直近上値として2023年4月以降の下落から半値戻しとなるBTC=392万円(28,500ドル)、下値として今週の底付近となるBTC=357万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はぺぺコインブームの反動売りに警戒、G7広島サミットの内容にも注目
ビットコインはミームコインが投機的に値上がりする中、一時はBTC=402万円(30,000ドル)付近まで上昇したが、それらが一転して急落すると同様に大きく下落した。米4月消費者物価指数は予想通り伸び鈍化となり、発表直後は一時的に買いが強まったが、米債務上限問題への懸念も残る中でたちまち下落し、乱高下する展開となった
今週のビットコインはミームコインの投機的な盛り上がりの反動売りに警戒する。5月19日から開催されるG7広島サミットでの暗号資産規制の議論にも注目である。直近上値としてレンジ半ば付近のBTC=389万円(29,000ドル)、直近下値として2023年2月高値付近のBTC=335万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米ハイテク企業決算次第では弱気に転じる可能性、ETH(イーサリアム)不正流出の拡大を懸念
ビットコインは、好調な米銀行決算や当局者のタカ派発言によって5月米FOMCでの追加利上げ観測が高まり、金とともに下落した。市場予想を上回る英国CPIを受けて世界的なインフレの高止まりが懸念され、米国金利が上昇する中でBTC=390万円(29,000ドル)付近まで価格を下げた
来週のビットコインは米ハイテク企業決算次第では弱気に転じる恐れもある。またイーサリアムの不正流出事件の拡大が懸念される。直近上値として先週高値付近のBTC=417万円(31,000ドル)、直近下値として上昇前のレンジ下限となるBTC=363万円(27,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はイベントを通過し買いが一層強まる可能性、ETH(イーサリアム)指標をしばらく注視
ビットコインは重要な米経済指標とイーサリアムの大型アップグレードを通過する中でBTC=399万円(30,000ドル)を突破した
ビットコインはイベントを通過し買いが一層強まる可能性がある。イーサリアムのステーキング資産総額(Total Valued Staked)の推移をしばらく注視したい。直近上値として2021年7月と2022年1月の底値付近であるBTC=439万円(33,000ドル)、直近下値としては上昇前のレンジとなるBTC=372万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はETH(イーサリアム)の大型アップグレード前後の売りに警戒、米CPIとFOMC議事要旨にも注目
ビットコインはもみ合いの展開が継続した。弱い米経済指標を受けてインフレ鈍化が期待されたが、OPECプラスのサプライズ協調減産によりその懸念が再燃した。景気後退懸念も意識され、ビットコインは金とともに買いが強まったが、米3月雇用統計の発表を警戒する動きから上値を抑えられた
ツイッターがロゴを柴犬に変更したことが話題となり、イーロン・マスク氏が支持するドージコイン(DOGE)が急騰した。これをきっかけにアルトコイン物色が増え、4月4日には大型アップグレードを控えるイーサリアムが急騰した
来週のビットコインはイーサリアムの大型アップグレード前後の売りに警戒する。米3月消費者物価指数とFOMC議事要旨にも注目。直近上値としてBTC=380万円(29,000ドル)、下値としてBTC=341万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は3月米経済指標に左右される展開か、バイナンス動向にも注視
ビットコインは銀行セクターに対する懸念が後退し、米国金利が上昇する中でハイテク株とともに下落した。3月29日にはSVB破綻に関する公聴会を通過し、金融不安が緩和されたことで買い戻しが強まった。3月30日には一時BTC=384万円(29,000ドル)まで価格を伸ばしたが、米2月個人消費支出(PCE)の発表を控える中で上値は重くなった
来週のビットコインは3月米経済指標に左右される展開か。米国でバイナンスを取り締まる動きにも注視。水平線で見た時に直近上値としてBTC=384万円(29,000ドル)、同水準を上抜けると2022年5月末の高値付近であるBTC=424万円(32,000ドル)までが意識される。下値としてはBTC=358万円(27,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は金との相関が強まる中で買いが継続する可能性、SVBショック公聴会に注目
ビットコインは銀行セクターへの信用不安が広がる中、金と同様に逃避資産として買いが強まった。3月20日には金が約1年ぶりに1オンス2000ドルを突破し、ビットコインもBTC=365万円(28,000ドル)を上抜けた。米FOMCにかけては一時BTC=378万円(29,000ドル)付近まで価格を伸ばしたが、パウエルFRB議長がインフレ抑制を強調するタカ派寄りの発言をしたことで米国株とともにBTC=352万円(27,000ドル)付近まで急落した。週末にかけては利上げ停止観測で米国金利が下げに転じ、ビットコインは金とともに堅調に推移した
来週のビットコインは金との相関が強まる中で逃避資産としての買いが継続することが考えられる。SVBショックに関する公聴会の内容に注目。直近上値としてBTC=378万円(29,000ドル)、下値としてBTC=339万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はSVBショックの影響を見極める中で買いが強まることも、米FOMCに注目
ビットコインは米国の新興銀行が立て続けに破綻する中、米国株とともに下落し、一時BTC=266万円(20,000ドル)を割り込んだ。米国政府によって預金者保護が発表されると買い戻しが強まった。銀行破綻を受けて3月FOMCでの利上げ加速懸念が後退し、一時BTC=346万円(26,000ドル)付近まで価格を伸ばした。その後はインフレの高止まりや銀行の信用リスクが意識される中で軟調な推移となった
来週のビットコインは規制リスクと銀行リスクが入り混じる中で買いが強まることも考えられる。米FOMCでは0.25ポイント利上げによる中立的な発表が予想されるがタカ派あるいはハト派どちらかに振れた場合には相場が大きく動く可能性もあるだろう。直近上値としてBTC=346万円(26,000ドル)、下値としてBTC=293万円(22,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はシルバーゲート清算発表を受けて買いが入りづらい、欧米2月CPIの発表に注目
ビットコインは米国の暗号資産銀行シルバーゲートの破綻懸念から急落し、BTC=300万円(22,000ドル)付近まで価格を下げた。その後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言ではタカ派寄りのコメントが出され、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅拡大への警戒感から米国株とともに下落した。3月8日にはシルバーゲートが清算計画を発表し、3月9日にはSVBファイナンシャル・グループの株価急落などを受けて米国株が大幅下落し、これらを受けてビットコインも急落した
来週のビットコインはシルバーゲート清算発表を受けて買いが入りづらい状況。欧米2月の消費者物価指数(CPI)の内容次第では世界的な金融引き締め長期化が懸念され、さらに売りが強まることも。直近上値としてBTC=293万円(21,500ドル)、下値としてBTC=246万円(18,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米雇用統計次第ではさらなる下落も、シルバーゲート破綻懸念が強まる
ビットコインは、堅調な米経済指標を受けて利上げ継続への懸念が強まり、米国株とともに下落した。暗号資産規制の議論も活発化する中で一時BTC=314万円(23,000ドル)を割り込んだ。ビットコインNFTやイーサリアムアップグレードへの期待からBTC=328万円(24,000ドル)付近まで上昇した。しかし、バイナンスへの懸念も再燃する中で上値は重くなった
来週のビットコインは米2月雇用統計が前回に続いて堅調な内容となった場合には利上げ警戒感から売りが強まることは考えられる。日銀サプライズにも要警戒。シルバーゲート破綻の場合にはネガティブな影響。一方で、相場を後押しする材料もあり、相応に底堅い推移になると予想。直近上値としてBTC=328万円(24,000ドル)、下値としてBTC=287万円(21,000ドル)を意識する