吉田恒の為替デイリーの記事一覧
チーフ・FXコンサルタントの吉田恒が独自の視点から日々のマーケット情報や注目材料などをお伝えします。
毎営業日更新
続・トルコリラ2020年予想は15~20円
2005年以降のトルコリラ/円の循環的な安値は、日本とトルコの消費者物価、または生産者物価で計算した購買力平価を大きく割れなかった(図表1参照)。【図表1】トルコリラ/円と購買力平価(20...
トルコリラ2020年予想は15~20円
トルコリラ/円は、11月27日付レポートでも書いたように、5年MA(移動平均線)からのかい離率でみると記録的な「下がり過ぎ」圏にあり、その上で2018年には、過去3カ月の平均、90日MAも3割以上...
トルコリラが16円を割れない理由
今年のトルコリラ/円はこれまでのところ16円も割れず、また日足終値ベースでは18円を下回ったことすらごく短期間にとどまっている(図表1参照)。昨年まで4年間の大幅な下落から打って変わって...
「低ボラ」は高金利通貨投資の好機か
小動き、低いボラティリティー(変動率)は、基本的には価格変動の収益機会が減ることになるため、FX投資家には不人気だろう。ただ、金利差の収益機会への期待が強い高金利通貨投資にとっては、...
米ドル/円「大相場」3つの候補日
今年の米ドル/円1日平均値幅は、先週までの段階で0.6円。これに対して、値幅が1円以上に拡大したのは15営業日あった(図表1)。確率的には6%程度なので、1ヶ月に1~2度あるかどうかといったペ...
1998年との類似で考える米ドル/円
この数ヶ月の米ドル/円は、NYダウなど米国株の値動きとの連動性が強かった(図表1参照)。ところで、そんな米国株は、21年前、1998年の値動きと比較的似た状況が続いてきた(図表2参照)。以上...
米景気とリスクオフ・オンの関係を考える
米景気の減速に現実味が出てきた。第4四半期の経済成長率は、第3四半期の1.9%から鈍化、1%を大きく下回るとの見方が強まっている。アトランタ連銀のGDPナウ、NY連銀のGDPナウキャストはともに...
107.8円という米ドル/円の売買転換点
CFTC(米商品先物取引委員会)統計によると、投機筋の円ポジションは10月中旬から売り越し(米ドル買い越し)に転換し、最近にかけて円売り越し・米ドル買い越しの拡大が続いてきた(図表1参照...
米中交渉が「買い材料」に限度の理由
この間何度か述べてきたように、8月以降の米ドル/円反発は、日米株価との連動性が強い(図表1参照)。この関係がこの先も続くなら、米ドル/円の行方は日米など株価次第となる。【図表1】米ド...
今後3四半期の米ドル/円想定レンジ
結論的に、当面の為替の見通しを、米ドル/円で確認すると、年末まで108~110円中心のレンジ相場、また年明け1~3月は109~111円に水準は上方修正する。とはいうものの、やはりレンシ相場、そし...
高金利通貨は「買い時」なのか
私は、FRB(米連邦準備制度理事会)の「保険的利下げ」が成功したことなどにより、現在はリスクオン局面にあると思っています。ところで、リスク資産が選好される局面は、基本的に為替相場でリ...
続・「バブル」が始まっている可能性
最近私が書いているのは、FRB(米連邦準備制度理事会)の10月にかけての3回連続利下げは、1998年の3カ月連続利下げを意識した面があった、そして1998年の場合、3カ月連続利下げの後から、後にIT...
「バブル」が始まっている可能性
10月まで、世界経済は悲観的な材料が目白押しだった。その中では、米国株が最高値圏で推移する中でもFRB(米連邦準備制度理事会)が3度目の利下げを行うとしていることに対する反対は、ほとんど...
FRBは半年後には「利上げ」する!?
私は、10月にかけて3回連続でのFRB利下げは、1998年の連続利下げに似ているとの見方を示してきましたが、「似ている」のではなく、FRB(米連邦準備制度理事会)の中には1998年の連続利下げを参...
リスクオンでのFX投資戦略とは?
米国の主要な株価指数が軒並み最高値更新となるなど、リスクオン(リスク選好)ムードが広がってきました。では、リスクオン局面で有効なFX投資戦略について、今回は考えてみたいと思います。リ...
続・株高が示す円安120円シナリオ
昨日も書いたように、最近にかけての米ドル/円反発は、金利差以上に株価が比較的うまく説明できます(図表1参照)。その株価、たとえば日経平均は52週MA(移動平均線)を9月中旬から、すでに1...
株高が示す円安120円シナリオ
米ドル/円は今週109円を上回ってきました。これを比較的うまく説明できるのは、日米金利(10年債利回り)差より、株価のようです(図表1、2)。その意味では、この関係がこの先も続くなら、米...
英ポンド(欧州通貨)安はもう終わったのか?
英ポンド/円が、先週末時点で139.5円の52週MA(移動平均線)まで反発してきました(図表1参照)。経験的に、一時的な反発なら52週MA前後までがせいぜい。逆に、52週MAを大きく超えるなら、英ポ...
高金利通貨トルコリラが下がらない理由
高金利通貨は、基本的にはリスク資産と位置付けられます。その意味では、高金利通貨が買えるのは、リスクオン(リスク選好=株高)局面が基本でしょう。ただ、リスクオン、オフにかかわらず買える...