ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

毎週金曜日に更新
ストラテジーレポート
ブラックスワンの対処法
日経平均は1月27日の急落で空けた窓を、今度はギャップアップで一気に埋めた。新型肺炎で下げた価格帯を「離れ小島」に置き去りにして、「アイランドリバーサル」の完成だ。強烈な反転サインと...
イールドギャップで買われるようになった不動産株の魅力
週初の日経平均は480円を超す大幅安となったが、その東京市場で逆行高する銘柄が目を引いた。三菱地所(8802)だ。全面安の市場を尻目に5%超と急騰し、昨年来高値をとってきた。きっかけは24日...
株式相場は割高か?
昨日の「広木隆のMarketTalk」でこんな質問をいただいた。<広木さんがよく話される「イールドスプレッド」ですが、これって一般人でもリアルタイムチャートを見られるのでしょうか?ググっても...
2020年の10大リスク 後編
4.安倍政権の退陣よその国々に比べれば日本の政治の安定度は高いと見られているが、果たして本当だろうか。安倍首相は先日のNHKのインタビューで「まだ1年9カ月もある。燃焼し尽くす決意で臨ん...
2020年の10大リスク ブラックスワンは何か?
1.香港デモ抑止に中国武力行使香港のデモに参加している人々には、おそらく自覚がないだろうが、彼らの行為は資本主義に対する反抗である。この見方が正しいとすれば、彼らは無意識のうちに(中...
参考銘柄リストに新規追加&銘柄フォローアップ
ずっと堅調なトレンドが継続していたオリエンタルランド(4661)の株価が軟化し、質問を受けることが多くなった。大阪のセミナーや昨日のオンラインでも訊かれた。これまで堅調だったことの裏返...
2020年の株式相場 日経平均の予想値 2万7000円超え
月曜に配信した<今週のマーケット展望>で、「ドタ勘だが、週後半に米中合意に至り、13日金曜日のSQは大幅高、そんな感じがする」と述べたが、その通りの展開になった。日経平均は本日の後場寄...
参考銘柄リストのレビューと新規銘柄の追加
12月になった。師走相場のスタートだ。今朝の日経平均の上昇幅は250円に迫る勢いだ(午前9:30現在)。下半期のスタートに際して、参考銘柄リストを示したが、ちょうど2か月たった。この間のパ...
ワシントンD.C. 出張報告 その1 ~ トランプ大統領の弾劾
木々が色赤く染まる晩秋のニューヨーク~ワシントンD.C.を訪れた。晩秋の、と書いたがニューヨークは真冬の寒さ。ダウンジャケットを着込んでその上にコートをもう1枚羽織る有り様だ。あまりに...
弱気見通しの撤回 英国総選挙のリスク
10/18付けストラテジーレポート「小売売上高の減少に見る米国景気失速の可能性」では米国景気に慎重な見方を示したが、今になってみれば杞憂だったと思う。僕が小売売上高の減少を深刻にとらえ...
世界景気の底入れ 米国が鍵
今回の決算発表では業績を下方修正しても買われて株価が上昇する銘柄が少なくない。業績の底入れ観測から目標株価を引き上げる動きがでているからだ。よく参照されるリビジョン・インデックスは...
小売売上高の減少に見る米国景気失速の可能性
米国株が順調な戻りを見せている。ダウ平均は夏場の調整局面でも、今月初旬の急落でも200日移動平均できれいにサポートされて切り返している。出所:BloombergS&P500は200日移動平均へのワンタ...
米中貿易協議の陰にあるもの
1週間前に発表された米国の9月の雇用統計では非農業部門の雇用者数は予想を下回ったが過去分が上方修正された。失業率は3.5%に低下、半世紀ぶりの低い水準となった。好悪材料が入り交じる結果...
ミニ・スタグフレーションへの警戒
米国株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発したが、一時は300ドルを超える下落となった。ISM非製造業景況感指数が52.6と、2016年8月以来の低水準となったことを受けて景気の悲観論が強まった。ただ...
参考銘柄リスト
全国投資セミナーで各地を回っている。プレゼンテーションの時間に限りがあり、相場展望の説明に時間を費やして、どうしても個別銘柄の紹介にまで手が回らない。それでもお客様には有望銘柄のリ...
足元の相場トレンド
早いもので、もう9月も下旬である。来週には中間期末、配当落ちと実質今年度下期相場入りだ。今日の後場から日経平均は上げ幅を縮小してきた。大引けまでプラスを維持できるか怪しいが(14時現...
世界景気の底入れ機運 金利のボトムとバリュー株
注目していたメジャーSQは2万1981円で決まった。日経平均は高寄り後、さすがに利益確定売りに押されて伸び悩んだが、10時30分現在、再び切り返し、2万2000円の大台に迫ろうとしている。水曜日に...
株はここから1年は上がる 逆に言えば1年後に天井
先週のレポート、「米国株、今度こそ底入れか」では、ダウ平均がヘッド・アンド・ショルダー・ボトム(逆三尊)を形成、ネックラインを抜けてきたため、ここは買いで入るタイミングだと主張した...
米国株、今度こそ底入れか
8/9付の「米国株投資戦略」で、大きな陰線の陽孕み足の次の展開が上放れたので、調整完了、買いで入るタイミングと述べたら、見事にダマシだった。その後、ダウ平均は8/14に800ドル安と今年最大...
逆イールドでも景気後退にならない理由
世間では米国債の逆イールドの話題で持ち切りだが、これについては再三、述べてきているので過去のレポートをご参照ください(例えば3/29付け<「逆イールドで景気後退」は思考停止の典型>など...