ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

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ストラテジーレポート
解せないこと
解せないことが多い。例えば日本の長期金利の急騰。26日の債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇した。一時は前日比0.035%高い0.100%に上昇した。日銀の金融緩和策の修...
確信度の高い1年後の予想と予告 
「今週のマーケット展望」では、2万3000円の大台を前に水準固めの動きと書いた。想定通りの展開となっている。来週から本格化する4-6月期の決算発表を材料として2万3000円の大台を抜けてくるだ...
追加関税発動(タリフ・オン)も出尽くし感から買い戻し 売られ過ぎの小売り株 押し目買いの好機
今週発表された日銀の企業短期経済観測調査(短観・6月調査)で、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が3月調査に続いて2期連続で悪化した。2期連続の悪化は2012年12月以来5年半ぶ...
2018年も後半戦へ折り返し 7月相場は転機に
先週の段階では、「米国株はダウ平均採用のグローバル景気敏感株が大きく下げているだけで市場全体の地合いの悪化はそれほどでもない」と述べたが、ちょっと状況が変わってきた。いちばん深刻な...
市場は貿易戦争を恐れているか 来週は配当再投資で堅調相場を見込む
NYダウ平均は昨日まで8営業日続落。この間の下げ幅は850ドルを超えた。一見、世界株安の様相である。背景は言わずもがな、米国発の貿易戦争がエスカレートすることによる世界景気の鈍化懸念だ。...
ユーロ急落の背景 ECBの利上げは遠い可能性
G7の共同宣言を承認しないというトランプ大統領のツイートがすべてを語る通り、前例がないほど結束を欠いたサミットだった。先進国の首脳が会し話し合っても米国の保護主義に歯止めをかける術は...
重要イベントを前に当然の一服
今日、日経平均は反落し、前日比128円安の2万2694円で終えた。前日まで4連騰、来週に重要イベントを控えての週末とあっては当然の一服だろう。日経平均は25日、75日、200日の各移動平均がすべて...
上方転換した75日線が下値サポートに イタリア政局は日本株の本質的な問題ではない
今週の日本株相場はイタリア発の世界株安に足元をすくわれたが、短期のうちに落ち着きを取り戻している。結局、日経平均は2万2000円の大台は終値で割り込まずに保っている。チャート上では75日...
小回り2カ月と強い銘柄
相場格言では「小回り3カ月」という。3カ月程度で相場の短期的な流れが変わるという意味だ。ところが最近は「小回り2カ月」。営業日でいうと40日前後で潮目が変わる。昨年秋、日経平均が16連騰...
今期減益の要因と日経平均のバリュエーション
決算発表も一巡して、連続最高益となった前期から今期は3期ぶりに減益となる見込み。日経平均を構成する225社の当期利益予想の合計は27兆7千億円で前期実績から1兆8千億円減少する。これを1株当...
なぜ株価の上値が重いのか?
日経平均は1月高値からの下げ幅に対する半値戻しを達成し、「半値戻しは全値戻し」との格言通り、再び高値に戻る過程にあるという認識だ。25日移動平均が75日移動平均を上回るゴールデン・クロ...
「日経平均3万円への道」アップデート 2018年5月
3万円の達成時期は後ろ倒しとなろうが悲観シナリオはかなり後退前回のアップデートでは、日経平均が3万円に到達するという従来の基本観を維持したうえで、ただし3万円到達時期が1年後ろ倒しの20...
円安の背景(マーケット・スナップショット)
円安が進んでいる。ドル円は一目均衡表の雲を上抜けて、一時109円台半ばまであった。次の節目は110円の大台。200日移動平均もその水準に下がってくる。一旦は頭を抑えられるだろう。年初からの...
半導体関連株 押し目買いの好機(マーケット・スナップショット)
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が4~6月の売上高見通しを78億~79億ドルとしたことで米国株市場では半導体株が総崩れとなった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4...
割安修正に動き始める時 北朝鮮問題の進展はもっと市場に評価されてよい
ワシントン・ポスト紙は、ポンペオCIA長官がイースターの間に北朝鮮を極秘に訪問し、金正恩委員長と面会していたと報じた。事実なら超ビッグ・ニュースである。ポンペオ氏は次の国務長官に指名...
波乱相場も収束モードへ(マーケット・スナップショット)
マーケットは落ち着きつつある。米中の通商摩擦は次々と新しい材料が飛び出し先が読めない展開であり、そこへシリアへの武力行使を巡る不透明感で中東情勢も緊迫度を高めるなかで、「マーケット...
黒田日銀2期目のスタートと「不景気の株高」
直近1カ月の業種別株価指数の騰落率をみると、下落率トップは海運である。説明は不要だろう。米中通商摩擦激化で世界貿易が停滞するというリスクが反映された格好だ。下落率の2位と3位は鉄鋼、...
今期の業績はそんなに不安か(マーケット・スナップショット)
2週間前のマーケット・スナップショットで、「完全なボトム」と指摘したが、まさにそこが相場のボトムとなった。先週は外国人の売りが一巡し、新年度入りで底入れだとも述べた。日経平均は節目...
しっかりとした上昇トレンドを維持している有望銘柄(マーケット・スナップショット)
昨日、東証が発表した3月第3週の投資部門別売買動向によると、海外投資家の売り越しは11週連続となった。しかし先物については9週ぶりに買い越しに転じた。現物株・先物合計の売越額は2566億円...
貿易戦争(マーケット・スナップショット)
米中貿易摩擦への警戒感から昨日の米国株式相場が急落した。ドル円相場は1ドル=104円70銭付近と2016年11月以来の円高となった。これを受けて、今日の東京株式市場は全面安。本稿執筆時の午前10...