ストラテジーレポートの記事一覧
チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。
毎週金曜日に更新
世界景気の底入れ 米国が鍵
今回の決算発表では業績を下方修正しても買われて株価が上昇する銘柄が少なくない。業績の底入れ観測から目標株価を引き上げる動きがでているからだ。よく参照されるリビジョン・インデックスは...
小売売上高の減少に見る米国景気失速の可能性
米国株が順調な戻りを見せている。ダウ平均は夏場の調整局面でも、今月初旬の急落でも200日移動平均できれいにサポートされて切り返している。出所:BloombergS&P500は200日移動平均へのワンタ...
米中貿易協議の陰にあるもの
1週間前に発表された米国の9月の雇用統計では非農業部門の雇用者数は予想を下回ったが過去分が上方修正された。失業率は3.5%に低下、半世紀ぶりの低い水準となった。好悪材料が入り交じる結果...
ミニ・スタグフレーションへの警戒
米国株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発したが、一時は300ドルを超える下落となった。ISM非製造業景況感指数が52.6と、2016年8月以来の低水準となったことを受けて景気の悲観論が強まった。ただ...
参考銘柄リスト
全国投資セミナーで各地を回っている。プレゼンテーションの時間に限りがあり、相場展望の説明に時間を費やして、どうしても個別銘柄の紹介にまで手が回らない。それでもお客様には有望銘柄のリ...
足元の相場トレンド
早いもので、もう9月も下旬である。来週には中間期末、配当落ちと実質今年度下期相場入りだ。今日の後場から日経平均は上げ幅を縮小してきた。大引けまでプラスを維持できるか怪しいが(14時現...
世界景気の底入れ機運 金利のボトムとバリュー株
注目していたメジャーSQは2万1981円で決まった。日経平均は高寄り後、さすがに利益確定売りに押されて伸び悩んだが、10時30分現在、再び切り返し、2万2000円の大台に迫ろうとしている。水曜日に...
株はここから1年は上がる 逆に言えば1年後に天井
先週のレポート、「米国株、今度こそ底入れか」では、ダウ平均がヘッド・アンド・ショルダー・ボトム(逆三尊)を形成、ネックラインを抜けてきたため、ここは買いで入るタイミングだと主張した...
米国株、今度こそ底入れか
8/9付の「米国株投資戦略」で、大きな陰線の陽孕み足の次の展開が上放れたので、調整完了、買いで入るタイミングと述べたら、見事にダマシだった。その後、ダウ平均は8/14に800ドル安と今年最大...
逆イールドでも景気後退にならない理由
世間では米国債の逆イールドの話題で持ち切りだが、これについては再三、述べてきているので過去のレポートをご参照ください(例えば3/29付け<「逆イールドで景気後退」は思考停止の典型>など...
調整完了確認 買いで入るタイミング
今週の月曜日、ダウ平均は767ドル安と今年最大の下落幅を記録した。5日続落でそれまでの下げ幅は累計で1500ドルにも達していたから、さすがに火曜日には反発した。しかし、上昇幅は311ドルとそ...
魔の8月をどう乗り切るか
8月には外的ショックから相場が波乱に見舞われることが多い。古くはイラクのクエート侵攻、2000年代になってからもリーマン危機の先駆けとなったパリバ・ショック、イラク内のISへの空爆、チャ...
米国株投資戦略
米国の金融市場は歴史的な局面を迎えようとしている。約10年ぶりの利下げである。ただの利下げではない。景気減速のはっきりした兆候がない中での利下げである。「予防的」利下げというが、過去...
業績のボトムと確信できるか
7/18の大幅安はなんだったのか?と誰もが思っていることだろう。7/18の400円を超える下げについて、いろいろ講釈が聞かれた。主要移動平均を下回ったことで下値目処がなくなっただの、転換点を...
Over The Rainbow S&P500 3,000ポイントの彼方へ
株は上がるものだ、と常々述べてきた。地球が滅亡しない限り、未来永劫にわたって株は上がり続ける。今週、再び史上最高値を更新した米国株がそれを雄弁に物語っている。S&P500は取引時間中に初...
「悪い」と「良くなっている」は両立する
今年の猫の日(2月22日)にわれわれは、重要なメッセージを発信している。ひとつは松本大が「連銀の仕事」というタイトルのつぶやきで、「アメリカの中央銀行=連銀(FRB)の仕事は変質したので...
視点・視野・視座 - FOMCを見る目
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は3月におこなった講演で「政策金利予測を四半期おきに提示してきたが、時折、混乱のもととなる」と述べた。ドット・チャートを見ないでくれということだ...
7月利下げはあるか 利下げ見送りの場合、市場の反応は?
先週のストラテジーレポートおよび雇用統計を受けた週初のレポートでも、米国の早期利下げ観測は行き過ぎだと述べた。そんな僕の指摘とは裏腹に、市場ではますます早期利下げ観測が高まっている...
雇用統計の下振れだけでは利下げは決められない
先週のストラテジー・レポートでは、米国の利下げ観測は先走り過ぎであると書いた。「今夜の雇用統計は見物だ」と述べたが、果たしてNFPは大幅に下ぶれて、利下げ観測は一段と強まった。FF金利...
マーケットは期待で動く 実際に利下げがあるかは別問題
6月第1週の今週、日経平均はようやく5週ぶりに上昇して終えた。4月は4週連続で上昇、5月に入ると一転して4週連続で下落した。つまり令和に入って初めて週間で上昇したことになる。これで悪い流...