ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

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ストラテジーレポート
「銃声」から1週間
物事には常に二つの側面がある 景気、インフレ、FRBの金融政策がバランスよく収まる局面は年半ば 当面の焦点は原油価格の動向
今回も「銃声が鳴ったら買え」だった
典型的なBuy on rumor, sell on fact(噂で買って、事実で売る)の逆 今後はロシアのウクライナ実効支配が既成事実化 2018年相場との類似性も金利対比の株のバリュエーションが異なる
インフレ懸念はいつ収まるか
インフレの問題は「水準」よりも「上昇率」 CPI上昇率のピークはあと少し ピークアウトを確認すれば市場の懸念は後退
決算前半で好業績を確認 相場底打ち確認まであと一歩
ファンダメンタルズの良さが明確な中の逆行安なら、絶好の買い場 米国株は今晩の雇用統計も波乱含み、まだ完全には気を緩められない 日本株は企業業績の堅調が決算発表で鮮明に
最悪を想定し、最善を望め
日経平均の下値目処の考え方 企業決算は序盤戦ながら好調な決算も FRBの金融政策、ポイントは米国債のイールドカーブ
ここが堪えどころ
FRBの金融政策の大転換に市場が敬意を払っている 今の市場の混乱の源はインフレ 今が一番苦しい時期
不感症 ‐いつか遅れて好材料に反応するだろう
事態が好転する兆しが複数見られるが市場は反応していない タイムラグ(時間差)を伴って織り込みにいくというのがメインシナリオ TOPIXコアの堅調さが全体に波及するか
大発会大幅高に見る今年の本命銘柄
今年の大発会は幸先いいスタート 真のDXにトヨタはたどり着いた 企業価値評価の中心は真のDX企業への変革に
【更新】2022年日本株相場展望
日経平均の来期予想EPSを2,385円と仮定し、PER15.5倍で約3万7000円 来年は相対感から日本株の出遅れ修正が期待できる 日経平均予想レンジは2万9000円~3万9000円
来年は冴えない相場に 日経平均の上値はせいぜい3万8000円程度 ここからわずか9000円しか上がらない、つまらない1年に
来年の日経平均の上値は3万8000円程度 マーケットに対する政治からの逆風は続く 資本主義の活力が喪失される警戒感が海外投資家離れにつながる懸念
日本沈没
グローバル株式市場で日本株のウエイトが地盤沈下し続けている スタートアップ育成にはまず受け皿=市場の育成を 市場を重視しない政権のもとでは相場の活気が失われるのも当然か
2022年の日経平均予想レンジ
企業業績の増益基調は続く PERを過去平均の15倍として3万5850円が2022年の基準値 日経平均予想レンジは2万9000円~3万9000円
良好なファンダメンタルズを背景に3万円回復は近い
日経平均は 10月初旬につけたボトムから右肩上がりの基調を継続 日経平均の予想EPSをPER14倍で評価しても日経平均株価は3万2000円 日本株は明らかに割安、投資環境は相対的にも良好、3万円は通過点
株式に弱気になる状況ではない
インフレ懸念は今がピーク 良好な企業業績を背景に機関投資家も強気姿勢 ソフトバンクグループ(SBG)の大幅下方修正で悪材料出尽くし
この先の企業業績と株価の行方
相場は極めて健全な株価形成がされている 世界景気のピークアウトで来期の企業業績は減速の予想が市場のコンセンサス 世界景気の低迷期は短く、企業業績の伸び悩みも来年度前半までくらいか
拡大するサステナブル投資【ESGレポート】
米国でESG運用がますます拡大するだろう サステナブル投資の投資戦略はESGインテグレーションが主流に ESG投資は本来、高パフォーマンスを追求するもの
どうなる気候変動情報の開示【ESGレポート/前編】
気候変動はESGのなかのひとつであるEの、そのまたひとつに過ぎない これまで開示基準設置機関が乱立し国際的な統一基準は確立していなかった 近年はTCFD提言に沿った内容での開示が国際標準になりつつある
どうなる気候変動情報の開示【ESGレポート/後編】
TCFDが国際標準になりつつあるのは金融機関という情報利用者の視点からの発想がより強く反映されているから 新たな国際サステナビリティ基準審議会ISSBも登場 企業が指針にできるESG情報の世界標準の明示はまだ先
インフレはどうなるか?
そろそろインフレ懸念も峠を越すだろう 米国株に割高感はない 日本株は1969年以来、16連勝中の解散から総選挙までの株高アノマリーに期待
岸田政権への提言
岸田政権を歓迎したのは見当違いだった 現状の低い成長率では令和版所得倍増計画は無理 今こそ「貯蓄」から「投資」への流れを促進するべき