マネックスみんなのつぶやきの記事一覧
マネックスの関係者が金融、経済、マーケット動向、日々のニュースやトレンド、プライベートのこと等、様々なテーマで発信してまいります。

気(圧)配「値」を読む
梅雨入りが近づき、身体が気圧の変化を感じる季節になりました。そんな最近、気象予報が劇的に進化しているそうです。AIの導入により5日予報の精度が2000年当時の3日予報並みに向上し、2週間先のサブシーズナル予報や街単位の超局地予報もあります。とはいえ、大気の予...
手の届く贅沢
先週末、旧友と金沢を旅しました。三人で歩いたのは、日本三名園のひとつ、兼六園。丁寧に整えられた庭木、絨毯のようにしっとりと広がるコケ、そして静かに流れる水の音。どこを切り取っても、まるで絵画の中を歩いているような心地がします。そんな景色の中に、国内外...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(8) ~政・官・民が協力して、健全な市場を築く~
2015年当時、暗号資産(当時はまだ「暗号資産」という呼び方は定まっておらず「仮想通貨」と言われていました)の事業領域には、明確な法律が存在していませんでした。誰でも、どんな暗号資産でも、自由に販売や保管を行うことができる状態にあり、消費者保護や不正リス...
火垂るの墓、7年ぶり地上波放映
投資家らの間、特にFXトレーダーらの間で意識される「ジブリの呪い」。ウィキペディアにも存在する言葉で、日本テレビが放送する金曜ロードショーでスタジオジブリ作品が放映されると、決まってマーケットが荒れるという都市伝説的アノマリーです。話は単純で、金曜ロー...
リスクを取る姿勢
アメリカに来ています。普段の朝の作業が夕方になり、代わりに別の事ができる。毎朝の習慣が崩れたことで、身体に違和感がありますが、時差による当たり前の影響によって、改めて、これまでの習慣、私も色々なルーティンがあるのですが、そこに無駄もあったと気づかされ...
カレー好きなのです。
先日お目にかかった方に「初めてお会いしますよね」と挨拶したところ、「いえ、実は年始の賀詞交換会か何かのパーティーで、清明さんを見かけていました。カレーをガツガツ食べてましたよ!」と言われてしまいました(笑)。あまりに真剣に食べていたので、声をかけづら...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(7) ~資金調達失敗~
「Coincheck」の提供を開始してから半年ほど経った頃、私たちは一度立ち止まり、事業の数字を振り返ることにしました。Coincheckの月間取引高はすでに1億円を超え、ユーザー数も急増していました。ビットコイン取引ができるサービスは既に複数の競合が提供しており、私...
米国債格下げでも反応は限定的
「ムーディーズあまり信用していない」とベッセント財務長官。とはいえ、週明けの市場、初動は米国債売り、米ドル売り、米国株売りのトリプル安で反応。ただし、反応は極めて限定的です。トランプ大統領が相互関税のフリップを全世界に披露した時のほうが米国信認低下の...
現地踏査
用事があり、数年ぶりに東京の自由が丘を訪れましたが、以前あった駅前のビルが姿を消していました。落ち着いた街並みと数多くの店舗があり、かつては住宅情報誌の首都圏の「住みたい街ランキング」で常に上位に位置していた地区です。私も以前はとてもよく飲み歩いてい...
ただいまを言う場所
もうすぐ、私の「実家」がなくなります。両親が高齢者向け住宅へ引っ越すことになったのです。安心して暮らせる場所への移動であり、私自身が提案したことでもあります。それでも、いざ現実になると、少し胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになります。思えば昔、...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(6) ~渋谷の古いマンションの一室~
共同創業者の和田晃一良と私は、2014年8月に暗号資産取引サービス「Coincheck」を立ち上げました。オフィスは、渋谷区桜丘町の古びたマンションの一室。その狭い空間で、朝から深夜まで、コードを書き、仕組みを整え、お客様1件1件の問い合わせに対応する日々が続いてい...
トランプ劇場で眠れぬ日々?!
また90日?!この猶予期間が与えられたことで金融市場はリスクオン全開です。週明け5月12日(月)米国は中国に対する関税率を145%から30%に、中国は米国産品に対する関税率を125%から10%に引き下げることで合意したことが発表されました。同盟国の日本が何ら具体的...
全国投資セミナーin名古屋
ゴールデンウィークが終わり、カレンダー上はしばらく祝日の無い日々が続きます。また、天気も不安定な季節に入っていきます。気持ちを切り替えて前向きに進んでいきたいところです。さて、週末は「全国投資セミナーin名古屋」が開催されました。天気の良い日曜日ながら...
時間リッチな生き方
一年を通して慌ただしい日々を過ごしていますが、特に5月から6月にかけては一年で最も忙しい時期かもしれません。自分のカレンダーを見ると、朝から晩まで予定がぎっしり。まるで空白のないタイルのように、すべての時間が何かしらの予定で埋まっています。この時期は、...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(5) ~タイムマシン経営~
Coincheckを立ち上げた当時、私たちが持っていたのは、まだ仮説だけでした。プロダクトをリリースし、少しずつ現れるユーザーの反応や取引の動きを観察する中で、自分たちの仮説の精度を高めていく。その繰り返しが、日々の営みそのものでした。新規事業において私が重...
昭和を顧み、令和を見つめる
早くも5月になりましたね。ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?私はカレンダー通りに仕事をしていますが、「昭和の日」の4月29日、実家の用事で大阪に帰省しました。久しぶりの新大阪駅は人であふれ、まさに活気そのもの。大阪・関西万博の影響でしょうか。...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(4) ~4人の共同創業者~
コインチェック株式会社の前身は、レジュプレス株式会社という名前のスタートアップでした。このレジュプレスには、和田と私を含め4人の共同創業者がいます。共同創業者の一人は、初代代表取締役のJamesRineyです。アメリカ人で日本語も堪能な彼は、テクノロジーとスタ...
環境の変化
ゴールデンウィークの旅客予約状況は好調のようですが、飛び石連休でもあることから、自宅や近場で過ごす人も多いようですね。私も近場で過ごす予定です。そんな週末、歩いているとフリーマーケットが開かれていたので、少し立ち寄ってみました。会場には多くの人が集ま...
非効率の中にある人間らしさ
昨晩、「恋愛コミュニケーションをサポートするAIエージェント」の話を聞く機会がありました。理性を超える感情、期待、恐怖、そして「正しさがいつも正義ではない」という曖昧な余白がある世界において、果たして相手の心に寄り添うAIが存在するのか。その話に耳を傾け...
日本の暗号資産市場10年の軌跡(3) ~「来週リリースします」から全ては始まった ~
2014年4月頃のことでした。当時の日本では、ビットコインはまだ「謎の電子マネー」程度の認識しかなく、Mt.Gox(マウントゴックス)社の破綻ニュースが報じられ始めた頃でした。多くの人がビットコインを「怪しいもの」と警戒する中、私たちはこの未知の領域に足を踏み...