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ゴールドの前週の振り返りと今週の展望を週次でお届けします。

ゴールドマーケット解説
逃避資金を呼び込むマクロ型上昇続く金市場
先週(3月17日週)の動き:複合要因による最高値更新が続いた内外金価格 今週(3月24日週)の見通し:3月28日PCEコアデフレーター、関税と外交を巡るトランプ発言に注目 NY金は3,000ドル超を固める展開、JPX金は1万4250~1万4750円を想定
米経済の先行き懸念、NY金史上初の3,000ドル突破
先週(3月10日週)の動き:NY金はファンドの買い攻勢で史上初の3,000ドル突破、国内金価格は週足で約4ヶ月ぶりの上昇率に 今週(3月17日週)の見通し:FOMCメンバー経済予測、2月米小売売上高に注目 NY金3,000ドルの値固め、JPX金1万4200~1万4600円を想定
NY金最高値圏での滞留 米財政協議に注目
先週(3月3日週)の動き:NY金は自律反発し2.900ドル台前半で滞留、国内金価格は円急伸の影響で週末にかけて上げ幅失う 方向定まらぬトランプ関税で株価急落 株安にともなうNY金の手じまい売りは目立たず トランプ政策への信認低下、米ドル買いから売りに 今週(3月10日週)の見通し:つなぎ予算を巡る米与野党協議に注目、経済指標では3月ミシガン大消費者調査に注目
内外金価格自律反発の週  
先週(2月24日週)の動き:内外金価格想定を上回る下げ、NY金ファンド手じまい売り加速、国内金価格は海外連動安 NY金大きめの調整安、金ETFの残高に変化なし スタグフレーションへの懸念強める市場 今週(3月3日週)の見通し:ブラックアウト前のFRB高官発言、トランプ大統領の議会発言に注目 NY金2,900ドルの攻防、 JPX金1万4000円を挟んだレンジ相場
金現物(金ETF)取得に乗り出す米系投資マネー
先週(2月17日週)の動き:NY金高値更新の8連騰、国内金価格は円高圧力で週足反落 地政学リスクとしてのトランプ外交 金ETFへの記録的資金流入 今週(2月25日週)の見通し:FRB高官よりトランプ発言、NY金2,950ドル前後の滞留、JPX金1万4200円を挟み上下200円のレンジ
トランプ関税への反応は一巡 高値圏でのレンジ形成
先週(2月10日)の週の動き:トランプ関税を巡る警戒、逃避需要を集めNY金も国内金価格も最高値更新続く 中国人民銀行、国内保険会社の金保有を認可 今週(2月17日)の週の見通し:2月の米PMI速報値とミシガン大学2月消費者信頼感指数確報値に注目 NY金2,870~2,950ドル、JPX金1万4,100~1万4,500円を想定
マクロ型上昇続くNY金
先週(2月3日週)の動き:トランプ発言受けNY金は最高値更新続き一時2,900ドル超、国内金価格も最高値を更新1万4200円台に 2024年も新興国中央銀行の買いは3年連続1000トン超に 今週(2月10日週)の見通し:引き続きトランプ発言に反応、NY金JPX金ともに高値圏での滞留
トランプ関税発動、NY金は換金売りの波乱も
先週(1月27日の週)の動き:NY金の1月月足は2024年3月以来の上昇率、国内金価格も最高値更新 今週(2月3日週)の見通し:トランプ関税発動に対する米株式市場の反応を注視、内外金価格は高値圏維持か
ファンドのロング急増、過熱感高まるNY金
先週(1月20日週)の動き:マクロ型上昇続くNY金、トランプ新政権の不透明感続く NY金買い建て(ロング)増加で過熱感 今週(1月27日週)の見通し:FOMC後のパウエル発言に注目、NY金は2,750ドル前後、JPX金は1万3750~1万4000円のレンジ
トランプ第2次政権の政策判断待ちの金市場
先週(1月13日週)の動き:NY金は1ヶ月ぶりの高値を付ける堅調展開、一時最高値に迫ったJPX金 拡大続く米財政赤字、2025会計年度第1四半期過去最高更新 今週(1月20日週)の見通し:トランプ次期米政権の政策動向で値動き拡大も、日銀の利上げを想定国内価格円高の影響の可能性
複数年にわたるゴールドの上昇、年後半に相場の山を想定
2024年のNY金は2010年以来の上昇率 2025年、上昇トレンド継続の基調的要素 先週(1月6日週)の動き、逆風の中でNY金2,700ドル台復帰 中国人民銀行(中央銀行)2ヶ月連続で金準備増加
高値圏での滞留続く内外金価格
先週(12月23日週)の動き:米長期金利と米ドル高の中でNY金に底堅さ、国内金価格には円安プレミアム持続 ホリデーシーズンの米国債大量入札 今週(12月30日週)および来週(1月6日週)の見通し:来週(1月6日週)末にかけ米主要指標の発表、6日に次期米大統領正式決定、8日にFOMC議事要旨公開で情報発信増える見込み
金ETF(上場投資信託)に大量買い
先週(12月16日週)の動き:NY金FRBのタカ派傾斜を受け一時2,600ドル割れ、国内金価格は日銀利上げ見送りによる円安にサポートされる展開 12月20日、金ETF(上場投信)残高急増 今週(12月23日週)の見通し:NY金は2,590~2,645ドル、JPX金は1万2900~1万3350円を想定
値動き沈静化のNY金、為替の影響大きい国内価格
先週(12月9日週)の動き:前半の上げ幅を維持できなかったNY金、円安の押し上げ効果が大きかった国内価格 今週(12月16日週)の見通し:FOMCと日銀金融政策決定会合に注目、想定したレンジはNY金2,630~2,680ドル、JPX金は1万2,800~1万3,300円
新興国中銀の旺盛な買い続く金市場
先週(12月2日週)の動き 方向感の出ないレンジ取引ながら下値の固さ 10月の新興国中銀の金購入60トン、月間ベース今年最高 今週(12月9日週)の見通し:11月消費者物価指数(CPI)に注目、シリアを巡る中東情勢注視 想定レンジNY金2,630~2,690ドル、JPX金1万2600~1万2950円
NY金はレンジ形成下値を探る動き
先週(11月25日週)の動き:週初の大幅下落を埋めきれずNY金週足は反落、米利下げ見通し鈍化も売り材料に 国内金価格に円高圧力高まる 今週(12月2日週)の見通し:買い手掛かり一巡でレンジの下値を探る動き、11月米雇用者増加数とパウエル議長などFRB高官の発言に注目
【ゴールド】地政学リスクによる急反発は一巡
先週の動き(11月18日週):NY金地政学リスクで5営業日連騰、週足1年8ヶ月ぶりの上昇率、国内金価格もつれ高に 11月米欧PMI速報値の格差拡大、ドル指数2年ぶり高水準 今週(11月25日週)の見通し:27日(水)米10月個人消費支出(PCE)統計に注目、想定レンジ NY金2,660.00~2,725.00ドル、JPX金1万3,100~1万3,560円
NY金、売り一巡から2,600ドル近辺の値固めに
先週(11月11日週)の動き:NY金週足は3年4ヶ月ぶりの大幅下落(4.6%安)、JPX金週足は円安で相殺され約2.5%安 FRB緩和ペースの低下観測もNY金売り要因に 今週(11月18日週)の見通し:11月の米中心にドイツなどPMI(購買担当者景況指数)速報値に注目
NY金、トランプ新政権確定を受け新たなレンジ模索
先週(11月4日週)の動き:米大統領選波乱なく通過でゴールド反落、米長期金利と米ドル上昇でNY金2,700ドル割れ、国内円建て価格下落も円安で下値限定的 NY金ファンドのロング大幅減少見込み NY金は上昇一服、センチメント変化に注目 今週(11月11日週)の見通し:米CPI、PPI、小売売上高およびFRB高官発言に注目
米大統領選 NY金は上下100ドルのレンジを想定
先週(10月28日週)の動き:米政治リスクへのヘッジ買いで最高値更新も「行って来い」状態のNY金、国内金価格も高値更新 雇用統計を含め米主要指標は手掛かりにならず 今週(11月4日週)の動き:注目は米大統領選の結果とその後の政治情勢 
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亀井 幸一郎
金融貴金属アナリスト/(有)マーケット ストラテジィ インスティチュート 代表取締役
1979年中央大学法学部卒業。山一證券に8年間勤務後、1987年投資顧問会社MMI入社。金市場ニューズレター担当。92年ワールド ゴールド カウンシル(WGC/本部ロンドン)入社。企画調査部長として経済調査、世界の金情報の収集、マーケット分析、市場調査に従事。2002年現職。「史観と俯瞰」をモットーに金融市場から商品市場、国際情勢まで幅広くウォッチしている。時事的な題材を切り口に分かりやすく金融経済を語ることで知られ、その分析は市場関係者の間でも評価が高い。BSテレビ東京やラジオNIKKEI(マーケット・プレス、マーケット・トレンドPLUS)、StockVoiceなどのメディアでの市況解説のほか、日本経済新聞、日経ヴェリタスへの寄稿、時事通信社「アナリストの目」、「Gold Daily Report」、(社)日本金地金流通協会サイトの市況解説およびメルマガその他媒体に定期寄稿中。
2005年からブログ「亀井幸一郎の金がわかれば世界がみえる」を更新中 
2021年4月から、YouTubeおよびPodcast 「亀井幸一郎のゴールド・ボイス」を開始  
著書『通貨の凋落で金急騰がはじまる!』(宝島社 2020年8月刊)『純金争奪時代(金に群がる投資家たちの思惑)(角川SSC新書)』など
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