記事一覧

ゴールドの前週の振り返りと今週の展望を週次でお届けします。

ゴールドマーケット解説
FOMC控え2,300ドル台後半のレンジ相場
先週の動き:旺盛な押し目買い続くニューヨーク金先物価格、国内金価格は9週続伸でこの間22.3%上昇 押し目はエントリーポイントのNY金 ワシントン会合、介入体制整えた日本 今週の見通し:FOMC控え3月コアPCEデフレーターが最大の注目点に 想定レンジNY金2,350~2,410ドル、国内金価格 1万1560~1万1940円
高値圏で新たなレンジ模索のニューヨーク金先物価格
先週の動き:国内外価格ともに週末を含め連続的に最高値更新 中東情勢を受けた売りで上昇一巡の可能性 金市場でも使われ始めた「FOMO」の表現 スケールダウンの中央銀行の買い 今週の見通し:中東情勢の動向が注目点も上昇一巡を読む
ニューヨーク金先物価格 怒涛のモメンタム相場に目先の転機到来も
先週の動き:新規資金の流入続きニューヨーク金先物価格2,350ドル到達、国内価格も連日の最高値更新 ファンド新規買いの背景 3月米雇用統計の上振れで急騰したNY金 今週の見通し:4月10日の米3月の消費者物価指数(CPI)、11日の同生産者物価指数(PPI)に注目 想定レンジはニューヨーク金先物価格2,320~2,390ドル、国内金価格1万1120~1万1650円
「もうはまだなり」ニューヨーク金先物価格、空前のモメンタム相場で2,300ドル突破へ
先週の動き:国内外ともに史上最高値更新 イースター連休前にニューヨーク金先物価格急騰 FRB利下げ転換が基本シナリオ ニューヨーク金先物価格空前のモメンタム相場 今週の見通し:想定レンジはニューヨーク金先物価格2,250~2,330ドル、国内金価格1万900~1万300円とするものの欧米資金大量流入で上振れを含む波乱相場に要注意
2,150ドル超の高値圏を維持するニューヨーク金先物
先週の動き:ニューヨーク金先物は「行って来い」状態、一時2,225.30ドルと史上最高値を更新、国内金価格も高値更新 タカ派化しなかったFOMCの決定は僅差 今週の見通し:PCEデフレーター、モラーFRB理事の発言、モスクワテロの地政学リスクに注目 ニューヨーク金先物2,155~2,190ドル、国内金価格1万350~1万650円
NY金 ファンド買いポジション急増、FOMC受け波乱に注意
先週の動き: ニューヨーク金先物8営業日続伸で終値最高値更新後上げ一服、国内金価格も終値で最高値更新後、高値圏で滞留 1日で急増した金ETF残高 ニューヨーク金先物(ネットロング)、約2年ぶりの規模 今週の見通し:日米政策決定会合に注目、FOMCの結果次第で振れ幅拡大も 想定レンジはニューヨーク金先物2,110~2,165ドル、国内金価格1万100円~1万380円
2,200ドル到達のニューヨーク金先物 レンジ下値2,100ドルに切り上げ
先週の動き:パウエル議会証言を受け連日の高値追いでニューヨーク金先物、一時2,200ドル突破、国内価格も史上最高値更新 過熱相場が示すのは「カネ余り」か「カネの価値劣化」か 今週の動き:12日の2月の消費者物価指数(CPI)に注目、想定レンジ ニューヨーク金先物2,160~2,210ドル、国内金価格10,200~10,350円
ニューヨーク金先物は戻り売りを想定、国内は史上最高値更新
先週の動き:インフレ指標は警戒された上振れは見られず、さらに米ISM製造業景況指数悪化を受けニューヨーク金先物は高値更新。国内金価格は150円超の円安もあり、終値ベースで最高値更新 西から東へ 空飛ぶゴールド 今週の見通し:NY金2,070~2,110ドル、国内金価格9,875~10,175円を想定
最高値圏のゴールド、下げる金鉱株
先週の動き:ニューヨーク金先物は利下げ観測後退を織り込み反発、国内価格は再び最高値接近 株式市場最高値更新の中で安値更新の世界最大手金鉱株 今週の見通し:NY金が2,025~2,055ドル、国内金価格9,750~9,900円
ニューヨーク金先物価格 底値の堅さを改めて確認
先週の動き:ニューヨーク金先物価格2,000ドル割れも早期に復帰 米CPIは予想比上振れだったが 個人消費の一服感示すデータ 今週の見通し:NY金2,020~2,050ドル、国内は9,620~9,820円
欧米の売りと中国の買い、レンジ相場続くゴールド
先週の動き:3月利下げ観測後退、米長期金利・ドル指数上昇でニューヨーク金先物価格反落 国内価格は小幅な値動き 欧米の売りが続く金ETF、1月は51トンの残高減 中国の買いが欧米の売りを吸収 今週の見通し:NY金2,015~2,045ドル、国内は9,600~9,800円
新興国中央銀行による旺盛な買いが続く金(ゴールド)
先週の動き:パウエルFRB議長の3月利下げ否定的発言に1月米雇用統計のサプライズ、荒れた市場環境で底堅さを見せたニューヨーク金先物価格。国内金価格は為替要因で小動き 中央銀行による買いは2023年に1,037トン、2年連続で1,000トン超えに 今週の見通し:2月5日の米1月ISM非製造業景況指数、FRB高官の発言に注目。NY金は2,030~2,065ドル、国内金価格は9,630~9,780円を想定
新興国中銀の外貨準備、ゴールドシフトの継続動向に注目
先週の動き:早期利下げ観測後退の一方で中東地政学リスクの高まり。ニューヨーク金先物価格は2,020ドルを中心としたレンジ相場、国内金価格も日銀政策変更なしで小動き 堅調な個人消費を背景に想定外の高成長が続く米国経済 成長率上振れの米GDPに反発したNY金の「なぜ?」 今週の見通し:連邦公開市場委員会(FOMC)でのパウエルFRB議長発言、中央銀行による購入データに注目。想定レンジはNY金が2,010~2,050ドル、国内金価格は9,550~9,750円
ニューヨーク金先物価格は堅調な米経済と中東地政学リスクの綱引き相場
先週の動き:FRB高官による早期利下げ牽制発言と堅調な経済指標、一方で中東紛争拡大懸念の綱引き相場 FRBに時間的余裕:必要に迫られる利下げでなく、できるから利下げするFRB 思ったほどに減速しない米経済、再評価迫られる利下げ見通し 今週の見通し:1月25日の第4四半期GDP速報値、1月26日のコアPECデフレーターに注目。NY金2,015~2,060ドル、国内金価格9,550~9,750円を想定
ニューヨーク金先物価格を押し上げる地政学リスク
前週の動き:米国マクロ統計と中東情勢(地政学リスク)の綱引き相場、週末の反発でニューヨーク金先物価格は小幅反発、国内金価格は一時下振れも横ばいで終了 金市場で材料性が強まる中東情勢 春節需要を前に活発化していると見られる中国の手当て買い 今週の見通し:ウォラーFRB理事の発言、米議会での超党派予算の行方、中東情勢、12月米小売売上高に注目。NY金は2,045~2,080ドル、国内金価格は9,450~9,700円を想定
年末最高値更新(終値)の揺り戻し、調整売りが続くニューヨーク金先物価格
先週の動き:米インフレ見通し楽観論の後退、ニューヨーク金先物価格はファンドの売り手じまいで続落、円安にサポートされた国内金価格 ヘッドラインほど評価が高くない12月米雇用統計 高水準の買い残に上値を抑えられているNY金、一方で地政学リスクはサポート要因に 今週の見通し:12月のCPI、FRB高官発言、中東情勢に注目。NY金は2,005から2,065ドル、国内金価格は9,250から9,550円を想定
2024年、金(ゴールド)相場の見通し
先週の動き:利上げ終了と利下げ転換を示唆したインフレ指標。終値で最高値に接近したニューヨーク金先物価、円高で上値を抑えられる国内金価格金 2024年のNY金の価格見通し。複数ある上昇トレンドの手掛かり材料とは 2024年NY金レンジは2,000~2,300ドルを想定。材料次第では一時2,500ドルも
ニューヨーク金先物価格は2,000ドル台前半を固める動き
先週の動き:ハト派的な内容のFOMCを受けニューヨーク金先物価格は2,000ドル台復帰、円高の下押し圧力が高まる国内金価格はNY金の上昇を相殺 FRBの政策転換の確度を測りながら、利下げのタイミングを判断する展開 今週の見通し:個人消費支出・所得統計のインフレ指標とともに消費動向の行方、また日銀政策会合フォワードガイダンスにも注目。NY金は2,010~2,060ドル、国内金価格は9,150~9,350円を想定
2024年利下げを先食いした金市場、ギャップを埋める展開(値固め)に移行
先週の動き1:ニューヨーク金先物価格は投機的攻勢で週初に史上最高値を記録も、週末にかけ米早期利下げ期待の後退とともに値を消し週足は大幅反落   先週の動き2:国内金価格は日銀の12月会合を巡る憶測から米ドル/円乱高下で大幅下落 依然として堅調を維持する米雇用市場 今週の見通し:FOMCメンバーの経済予測と議長発言、11月の米CPIに注目。NY金は1,980~2,040ドル、国内金価格は9,200~9,450円を想定
ニューヨーク金先物価格、および国内金価格ともに目先買い一巡か
先週の動き:マクロ金融環境の変化と地政学リスクの上昇。ニューヨーク金先物価格は過去最高値を更新 米経済を支える個人消費はペースダウンの兆候 売り圧力の強さを示すファンドの買い残が急増 今週の見通し:週初の急騰で当面の高値を出した可能性、指標では米雇用統計、ISMサービス景況感に注目。NY金は2,080~2,160ドル、国内金価格は9,680~10,050円を想定
前へ 1 23456 次へ
亀井 幸一郎
金融貴金属アナリスト/(有)マーケット ストラテジィ インスティチュート 代表取締役
1979年中央大学法学部卒業。山一證券に8年間勤務後、1987年投資顧問会社MMI入社。金市場ニューズレター担当。92年ワールド ゴールド カウンシル(WGC/本部ロンドン)入社。企画調査部長として経済調査、世界の金情報の収集、マーケット分析、市場調査に従事。2002年現職。「史観と俯瞰」をモットーに金融市場から商品市場、国際情勢まで幅広くウォッチしている。時事的な題材を切り口に分かりやすく金融経済を語ることで知られ、その分析は市場関係者の間でも評価が高い。BSテレビ東京やラジオNIKKEI(マーケット・プレス、マーケット・トレンドPLUS)、StockVoiceなどのメディアでの市況解説のほか、日本経済新聞、日経ヴェリタスへの寄稿、時事通信社「アナリストの目」、「Gold Daily Report」、(社)日本金地金流通協会サイトの市況解説およびメルマガその他媒体に定期寄稿中。
2005年からブログ「亀井幸一郎の金がわかれば世界がみえる」を更新中 
2021年4月から、YouTubeおよびPodcast 「亀井幸一郎のゴールド・ボイス」を開始  
著書『通貨の凋落で金急騰がはじまる!』(宝島社 2020年8月刊)『純金争奪時代(金に群がる投資家たちの思惑)(角川SSC新書)』など
著書名のリンク先はアマゾン(Amazon)等、マネックス以外の他社のウェブサイトを表示します。