ドル円 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】雇用統計発表延期の影響を考える
米政府機能の一部停止「シャットダウン」の影響で、為替市場で最も注目される経済指標の1つである10月3日の発表の米雇用統計は延期となった。
では10月末予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)は、9月雇用統計の結果などの重要な判断材料が確認できない状況での政策の決定を余儀なくされるかというと、それはあくまでシャットダウン期間次第になりそうだ。
吉田恒の為替デイリー
【為替】為替介入に「ルール」はあるのか?
日本の通貨当局は2022年と2024年に、円安を止めるための米ドル売り介入を断続的に行った。
ではこの介入判断には何らかの「ルール」があったかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】金利差縮小への円高追随の理由
先週(9月22日週)150円近くまで上昇した米ドル/円は、今週(9月29日週)は一転して一時146円台まで大きく下落した。なぜ、円安から円高へ転換したのか、それはあくまで一時的なのか、それとも継続的に展開するかについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「シャットダウン騒動」と円高の関係
先週(9月22日週)の円安から、今週(9月29日週)は円高に反転した。主因は米政府機能の一部停止「シャットダウン」などへの懸念による株安だったのではないか。背景には、低い金利で安く調達した円を売って高い利回りの先で運用する「円キャリー取引」の反動があった可能性が注目される。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米失業率で10月FOMCを予想する
10月3日発表の米9月雇用統計は、10月FOMCが9月に続き連続利下げを行うかを判断する上で最も重要な材料となりそうだ。
今回は雇用統計の中でも特に失業率に注目し、10月FOMCの行方を考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】記憶に残る為替などの「10月暴落」
先週9月23日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長による株価への言及は、FRB議長としては異例だと注目された。ではそのFRB議長も懸念している「10月暴落」はあるのだろうか。
10月は、1987年の「暗黒の月曜日」、1929年の「暗黒の木曜日」など有名な株暴落があったが、為替にも1998年と2008年など記憶に残る「10月暴落」があった。改めて過去の代表例を振り返ってみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円高は4月の139円で終わったのか?
この数ヶ月、日米金利差米ドル優位・円劣位縮小などの米ドル安・円高要因への反応の鈍さが目立っている。
米ドル安・円高は4月に139円を記録したが、あれが米ドル安・円高の終わりだったのか、考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】ユーロ/円はどこまで上昇するのか?
ユーロ/円が2024年7月に記録した最高値に迫ってきた。ユーロ/円上昇の背景、そしてこの上昇はどこまで続き、為替市場介入はあるかなどについて考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】40周年の「プラザ合意」を振り返る
1985年9月22日に、日米欧の先進5ヶ国、G5の財務相および中央銀行総裁会議が緊急発表した為替合意は、会議が行われたNYプラザ・ホテルから「プラザ合意」と呼ばれた。
2025年9月22日は、その「プラザ合意」から40周年になる。歴史的な多国間による為替調整合意であるこの「プラザ合意」について振り返ってみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】「小泉・円高」、「高市・円安」なのか?
日銀の今後の利上げ見通しは、自民党総裁選の結果で大きく変わる可能性があるのではないか。
有力2候補、高市氏と小泉氏では日銀利上げ見通しがどう変わるかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「FOMC相場」を考える
9月17日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利下げはほぼ確実視されているものの、利下げ幅や今後の利下げ見通しなどについてはまだ見方が分かれている。
このFOMCの結果が、米ドル/円の今後の行方にどのように影響するかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】通貨安誘導封じを確認した日米共同声明
9月12日公表された日米財務相共同声明では、過度な通貨安誘導を封じる考え方が繰り返された。これまでの経緯から、ベッセント財務長官主導の印象がある。
その意味では過度な円安誘導封じとともに、自民党総裁選を意識したアベノミクス再来へのけん制という狙いもあったかもしれない。
吉田恒の為替デイリー
【為替】金利差からかい離広がる「円安の謎」
ここ数ヶ月で、米ドル/円、ユーロ/米ドルとも金利差との関係が大きく崩れた。前者は金利差ほどに円高にならず、後者は逆に金利差以上にユーロ高になっている。この背景で何が起こっているかを考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】円安許容上限、2つの「Bシーリング」
1990年代の米クリントン政権は円高誘導策を進める中で円安の許容上限も設定、それは「ベンツェン・シーリング」とされた。
トランプ政権が円高誘導策を行う中でも、円安許容上限「ベッセント・シーリング」が150円程度に設定されている可能性があるのではないか
吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ通貨政策のポスト石破への影響
ベッセント財務長官は以前、「トランプ政権は、米国との不均衡な貿易関係を助長するマクロ経済政策をもはや容認しないと貿易相手国・地域に警告してきた」と述べた。
「米国との不均衡な貿易関係を助長するマクロ経済政策」とは、普通に考えたら「過度な通貨安をもたらす金融、財政政策」という意味だろう。では、それが「ポスト石破」政権の経済政策にどう影響するか考えてみる。
吉田恒の為替デイリー
【為替】続・「石破退陣」は為替にどう影響するか?
石破総理が退陣することを表明した。私は7月24日付け「『石破退陣』は為替にどう影響するか」というレポートを書いたが、その時の考え方と今でもあまり変わりはない。
鍵は野党との連立で焦点になる消費税減税を「財政赤字拡大=円売り」要因とする見方がどこまで持続するかではないか。
吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ米ドル安要因への反応が鈍いのか
このところ米金利低下に伴う金利差縮小など米ドル安要因への反応が鈍い状況が続いてきた。
その主因は米ドルの一部の通貨に対する「売られ過ぎ」ではないだろうか。

