ドル円 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー
【為替】「ほぼ金利差だけ」という円安の背景
2024年7月、161円まで広がった米ドル高・円安は金利差から大きくかい離したものだったが、これに対して「円安は金利差だけが理由ではないから」との解説もあった。
ただ改めて振り返ってみると、この数ヶ月の米ドル/円は日米金利差にほぼ沿った展開に戻っている。むしろ、あの局面が特殊ケースだったのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「金融政策に介入する大統領」再登場でよみがえるFRB「予防的利下げ」の記憶
トランプ大統領は1月23日、「即時に利下げすべき」と発言した。
トランプ大統領は政権1期目にもFRB(米連邦準備制度理事会)に利下げを要求、その圧力に屈したように政策転換した理由を当時のFRBは「予防的利下げ」と説明した。当時を改めて振り返ってみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル急落と「トランプ関税」取引逆流
1月27日、米ドル/円は156円台から一時153円台へ急落した。これは、年末年始に拡大した「トランプ関税」リスクを織り込んだ取引が、かなりリスクオンを想定した割合が大きかったのに対し、それとは逆の株価急落、リスクオフ拡大の兆しが出たためではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】対ユーロは米ドル安へ転換の前兆か
一時1.01米ドル台まで下落し、1ユーロ=1米ドルの「パリティ(等価)」割れに接近したユーロ/米ドルだったが、先週は一転して大幅な陽線(ユーロ高・米ドル安)となった。
なお方向感の定まらない米ドル/円に対し、ユーロ/米ドルは米ドル高から米ドル安への転換のようにも見えなくない。
対ユーロは米ドル安への転換の先取りかを考える。

吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ関税が「自制」される理由
トランプ政権2期目がスタートしたが、関税引き上げ政策については、これまでのところは警戒されたほど過激ではないとの受け止め方が多そうだ。
そうであるなら、それは米金利上昇への懸念などが歯止め役になっている可能性があるのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円と人民元、中国株の関係
トランプ政権2期目の貿易政策で注目されるのは、やはり最大の貿易赤字先である中国だろう。米中貿易交渉が、中国の通貨や株価を通じて米ドル/円や日本の株価にどう影響するかについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「トランプ関税」取引と米ドル/円の関係
1月20日のトランプ氏の大統領就任式から為替相場も荒い値動きとなったが、主役になったのはいわゆる「トランプ関税」だった。大統領就任直後の関税引き上げが見送られると米ドルは急落。しかし、その後2月1日にカナダ等の関税を引き上げるとの見方が強まると一時米ドルは急反発となった。「トランプ関税」と米ドル/円などの関係を再確認する。

吉田恒の為替デイリー
【為替】クロス円で広がる円高へ転換の可能性
米ドル/円は最近にかけて一時159円まで上昇、2024年7月の高値、161円近くまで戻ってきた。このように見ると、対米ドルでの円安の流れは何ら変わらない印象になるだろう。
ただこれが、ユーロなど米ドル以外の通貨に対する円相場、クロス円で見るとかなり違う印象となりそうだ。

為替ウィークリーセミナー
一時155円割れ、米ドル/円が反落した理由と今後の見通しを解説!!【為替ウィークリーセミナー】
先週(1月13日週)の米ドル/円相場の急落
金利低下の背景要因
今週(1月20日週)の注目材料と見通し

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル、米金利と「トランプ関税」の関係
先週(1月14日週)後半、米金利は比較的大きく低下した。
こうした中で先週にかけて一部のデータでは、この間大きく売られてきた米10年債やカナダドルの買い戻しが確認された。
「トランプ関税」リスクを意識した取引の逆流が米金利低下を後押しした可能性もあるのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「米金利上昇=円安」は終わりなのか?
1月15日以降、日米金利差円劣位が比較的大きく縮小すると、米ドル/円も158円から一時155円台まで米ドル安・円高に戻した。これで、2024年12月から続いてきた米金利上昇に伴う日米金利差円劣位拡大、それを受けた米ドル高・円安は終わりなのかを考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】金利差より株安に反応する米ドル/円
1月10日発表の米12月雇用統計が予想より強い結果となったが、その後の米金利上昇に伴う日米金利差米ドル優位拡大に対し、米ドル/円はむしろ反落気味の展開となった。
米ドル/円の反応する対象が、主に金利差拡大から米国などの株安へ変わり始めた可能性も注目される。

為替ウィークリーセミナー
雇用統計ポジティブ・サプライズでも米ドル反落、米金利上昇=米ドル高が変化!?【為替ウィークリーセミナー】
先週(1月6日週)の為替相場の特徴的な動き
金利上昇と株価動向の関係
今週(1月14日週)の注目材料と見通し

吉田恒の為替デイリー
【為替】4度目の米利下げの「条件」を考える
2024年12月にかけて3回連続利下げを行ったFOMC(米連邦公開市場委員会)だが、トランプ次期米大統領の経済政策を受けたインフレ・リスクなどから、4度目以降の利下げは慎重になるとの見方が広がっている。そこで今回は、政策金利のFFレートとの関係が強い米失業率に絞り、4度目の利下げの「条件」について考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「行き過ぎ」は円売りから米ドル買いへ
主要通貨で試算したCFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の米ドル買い越しは、最近にかけて過去最大規模に拡大した2024年4月末以来となる、大幅な拡大をしてきた。
ただし買い越しの中身は、2024年4月末と最近では大きく異なる。前者の中心は円売りだったが、最近は円以外の通貨の売り越しが急拡大している。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドルが「トランプ関税」に過敏な理由
1月6日、一部報道でトランプ政権の関税が限定化される可能性があると報じられると、一時米ドルは急落した。これは、米ドルの「買われ過ぎ」懸念が高まり始めており、その主因が「トランプ関税」要因の可能性があるからではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】円安160円に必要な米金利とは?
この数ヶ月、米ドル/円は日米金利差と高い相関関係が続いてきた。そこで一段の円安、逆に一段の円高にはどの程度の米金利上昇や米金利低下が必要かについて考えてみる。

為替ウィークリーセミナー
異例の小動き・新年相場となった背景とは?今後の見通しと合わせて徹底解説【為替ウィークリーセミナー】
異例の小動きとなる年明け相場
相場環境を複雑にする要因
今週(1月6日週)の注目材料と見通し