雇用統計ポジティブ・サプライズでも米ドル反落、米金利上昇=米ドル高が変化!?【為替ウィークリーセミナー】 | マネックスオンデマンド

先週の為替相場の特徴的な動き

・米ドル／円は158円を突破し159円近くまで上昇したが、2週間続いた156-158円のレンジを抜けた割には上値が重い展開となった。

・雇用統計は予想を上回る強い内容だったにもかかわらず、発表後の米ドル高の動きは限定的で、むしろ発表前の水準を下回る場面もあった。

・ユーロ／米ドルなど他の通貨ペアと比較して、米ドル／円は特に上値の重い展開となっている。

・米10年債利回りは5%に近づいているが、GDP成長率は2-3%程度であり、金利上昇は景気要因だけでなく政策リスクを織り込んでいる可能性がある。

・株式市場は金利上昇に対して敏感になっており、強い経済指標発表後の金利上昇を受けて株価が下落する展開が見られる。

・金利上昇が続いた場合、株安を通じて米ドル／円の上値を抑制する要因となる可能性がある。

・今週はPPI（火曜日）、CPI（水曜日）など重要な経済指標の発表が予定されている。

・予想レンジは155円から160円。高値圏で神経質な展開が予想される。

・政策関連の報道や株価動向次第で、下落リスクも想定される展開となっている。

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