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チーフ・FXコンサルタントの吉田恒が独自の視点から日々のマーケット情報や注目材料などをお伝えします。
 

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吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプは円安是正に動くのか?
年明けに米大統領に就任する予定のトランプ氏は選挙期間中、記録的な米ドル高・円安について、「米国の製造業にとっては大惨事だ」と、バイデン政権が事態を放置した結果だと批判した。では、トランプ政権が始まったら円安是正に動くかについて考えてみる。
【為替】「トランプ高」一段落後のシナリオ
トランプ氏の米大統領選挙勝利後の米ドル高、米金利上昇、米国株高という「トランプ高」に足踏みが目立ち始めた。「トランプ高」が一段落した後の展開はどうなるのか 8年前のトランプ氏の勝利後「トランプ・ラリー」と呼ばれた上昇相場一段落後を、参考までに振り返ってみる。
【為替】52週MAで考える米ドル/円と米金利
米ドル/円は先週(11月11日週)で4週連続52週MA(移動平均線)を上回った。経験的に、トレンドと逆行する一時的な上昇なら、52週MAを1ヶ月以上長く上回る可能性は低い。つまり、そろそろ足下で150.3円程度の52週MA割れに向かう見通しになる。
【為替】「伝統ルール」がありそうな為替介入
一時156円台まで米ドル高・円安が再燃する中で、改めて円安阻止の為替介入が注目される。実は、日本の通貨当局の為替介入には、一定のルールがありそうだ。具体的に確認してみる。
【為替】円安160円に必要な米金利上昇はどこまでか?
米金利上昇、米ドル高・円安が続いている。では、この動きは米ドル高・円安が160円に届くまで続くのだろうか。 円安160円が実現するために必要な日米金利差の拡大と、その金利差を実現するためには米金利がどこまで上昇する必要があるかについて考えてみる。
【為替】円安にならなかったトランプ政権1期目
トランプ氏が大統領に返り咲き、同氏の選挙公約などから米長期金利が上昇し、米ドル高・円安になるとの見方が多いようだ。 ただ、2017~2020年のトランプ政権1期において、実際は米ドル高・円安にはならなかった。その理由について振り返ってみる。
【為替】トランプ政権開始後に金利が低下した前回2017年
トランプ次期大統領の経済政策は、減税や関税引き上げなど米金利上昇をもたらす可能性の高いものが目立つことから、日米金利差米ドル優位拡大を通じて米ドル高・円安をもたらすとの見方が多い。 ただし、前回は2017年1月からトランプ政権がスタートすると、むしろ米金利は低下傾向となり、米ドル/円もしばらく下落に向かった。その背景とは?
【為替】8年前とは違う「トランプ・ラリー」
8年前に、米大統領選挙でトランプ氏が勝利したとき、株高、金利上昇、米ドル高の「トランプ・ラリー」が広がった。今回も、トランプ氏勝利を受け、先週(11月4日週)は基本的に株高、金利上昇、米ドル高となったが、8年前に比べると程度は限定的だった。 8年前と今回の違いについて考えてみる。
【為替】円高になりやすい11月と12月、2024年は?
2022年以降米ドル高・円安傾向が続く中で、2022、2023年と2年連続で米ドル陰線(米ドル安・円高)となったのは、7月、11月、12月だった。 2024年も7月は3年連続の陰線となった。では11月、12月はどうか?
【為替】トランプ政権2で米ドル/円は大きく動くか
注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)が事前予想通り0.25%の利下げを決定した。米ドル/円は、154円台後半から153円割れへと大きく反落した。 米大統領選挙、FOMCと注目イベントが続いた今週の米ドル/円は、これまでの安値が151.3円、一方の高値は154.7円と最大値幅は3円以上に拡大した。 1回目のトランプ政権4年間の米ドル/円は、意外なほどの小動きに終始したが、2回目のトランプ政権の米ドル/円は大きく動く可能性もあるのではないか。
【為替】トランプ勝利で円安はどこまで進む!?
米大統領選挙で共和党・トランプ氏の勝利が決定した。8年前の2016年大統領選挙でトランプ氏の勝利が決まると、米ドル/円は約1ヶ月で20円近くも急騰する「トランプ・ラリー」が起こった。では今回はどうかについて考えてみる。
【為替】米ドル/円の「米大統領選挙アノマリー」
米大統領選挙が始まった。では新大統領は、誰になるのか。 選挙結果とは別に、これまでも何度か紹介したように、米ドル/円には、大統領選挙が決着すると一方向に大きく動き出す「アノマリー」があった。 選挙結果を受けて米ドル/円が160円を目指すのか、逆に140円に向かうのか注目したい。
【為替】続・米失業率で予想する11月「利下げ幅」
11月1日に発表された米10月失業率は4.1%だったが、少数2桁で見ると、9月の4.05%から4.14%へ0.1%近い上昇となった。 これは11月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.25%の追加利下げを正当化した可能性がある。
【為替】米失業率で予想する11月「利下げ幅」
本日11月1日に米10月雇用統計の発表が予定されている。その結果は、7日に開催予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)での金融政策判断に影響する可能性がある。 そこで今回は、雇用統計の中でも主に失業率の結果から、FOMCの利下げ幅を予想してみる。
【為替】日銀利上げ見通しと円売りの関係
日銀の利上げ見通しが後退しているとの見方が増えているようだ。日銀は本日10月31日(木)、金融政策決定会合を開くが、利上げ見通し後退を材料に円売りがさらに広がるかと言えば、それ自体には誤解もあるのではないか。
【為替】「5年MA2割超の円安」の意味とは?
米ドル/円が153円以上に上昇してきたことで、日本の通貨当局は再び「急過ぎる円安」への懸念を強めてきた可能性がありそうだ。 ただ、実際の米ドル売り介入は、2022年以降の実績を参考にすると、この間の高値である161円を更新しない限り行われないのではないか。
【為替】投機円売りは年内最終局面になるか
米ドル高・円安が再燃している。過去2年は11月前半にかけて米ドル高・円安はピークを打って、年末にかけては比較的大きく米ドル安・円高に向かった。その背景には、投機筋の円売り戦略の影響が大きかったと考えられた。
【為替】日米政治の米ドル/円への影響を考える
日本は10月27日に総選挙を行い、そして米国では11月5日の大統領選挙の投票日が近づいている。 今回の選挙結果を受けて、日米の政治は大きく変わる可能性も出てきた。 そこで今回は、日米の政治要因の米ドル/円への影響について考察してみる。
【為替】52週MAで考える円安の行方
米ドル高・円安に戻す動きが続いている。 今後の米ドル高・円安の行方をどのように考えたら良いかについて、主に52週MA(移動平均線)との関係を中心に確認する。
【為替】投機円売り再開の影響を考える
米ドル/円が7月下旬以来となる120日MAを上回る動きとなってきた。120日MAは投機筋の代表格であるヘッジファンドの売買転換点の目安と見られている。よって、継続的にそれを上回るようなら、投機筋は米ドル買い・円売り再開に向かう可能性があるが、その米ドル/円への影響について考えてみる。
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吉田 恒
マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
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