ストラテジーレポートの記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、実践的な株式投資戦略をご提供します。

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ストラテジーレポート
景況感V字回復 株価はアフターコロナのその先へ
一昨日の8日に発表された6月の景気ウォッチャー調査、いわゆる「街角景気」は、現状の判断DIが前月比23.3ポイント高い38.8だった。上げ幅は比較可能な2002年以降で最大となり、5か月ぶりの水準...
2020年後半戦もグロース株優位の相場が続くか?
まだ一度も通年で黒字になったことのないテスラの時価総額がトヨタ自動車(7203)の時価総額を上回った。証券会社の目標株価の大幅引き上げを受けて、今日の東京市場ではエムスリー(2413)の株...
任天堂の株価はどこまで上昇するか
任天堂(7974)がおよそ12年ぶりに5万円台をつけた。2008年9月以来だ。この「5万円」という節目はただの節目ではない。2018年年初に4回トライして4回とも跳ね返された、厚い「壁」なのだ。それ...
この急落をどう捉えるか - 投資判断は?
「ナスダック総合は10,000ポイントの大台に乗せ史上最高値を更新した。日経平均も2万3000円の大台を回復、ほぼ<コロナ前>に戻ったと言える。急速な株高基調が強まるなかで、先行きについては...
強い銘柄は、やっぱり強い
今朝の日経新聞の「銘柄診断」は内田洋行(8057)を取り上げていた。昨日、東証1部の上昇率4位となる大商いでストップ高。今期営業利益を前期比70%増に当たる65億円に3日に上方修正したのが好...
株式相場の上昇が今後もまだ続く理由
今週の月曜日にテレビ東京ニュースモーニングサテライトに出演した。ご多分に漏れず、モーサテもリモートでの出演だが、他の番組が電話やSkypeを通じて自宅から出演するのに対して、モーサテは...
コロナに負けずに騰がる株
ストラテジーレポートでは過去2回にわたって、コロナ・ショックに対応する戦略を提案し、銘柄のスクリーニングを行った。まず信用リスクモデルを利用した銘柄スクリーニングを提示した。こうし...
アフター・コロナのカギはIT資本装備率
すっかりZOOM飲み会が定着したこともあって、前より酒量が確実に増えている。レポートも家で書き、セミナーもオンラインで自宅から、テレビ・ラジオ出演もリモートだし、大学の講義もオンライン...
信用リスク・モデルを利用した投資戦略
今日の日経新聞1面トップは「中堅に資本支援1兆円」というニュースだった。政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経営難に陥った中堅・中小企業に資本注入する仕組みを作り、融資では救え...
原油価格マイナスのインプリケーション
原油先物価格が史上初めてマイナスになった。モノの価格がマイナス?とは瞬時に飲み込めないが、例えば粗大ごみなどは廃棄するのにお金がかかる。それと同じだ。タダでも売れないのでお金を払っ...
コロナ終息後を見据えて仕込む株
前回のレポートで「二番底はない」と書いた。今週出演したテレビ東京ニュースモーニングサテライトでその話をすると、佐々木明子キャスターが、「ここしばらく皆さんが『二番底』というテーマを...
前言撤回、2番底はない
今週月曜日のモーサテで「自律反発は近い」と述べた。出所:テレビ東京同じく週初に配信した「今週のマーケット展望」でも(当たり前だが)同じことを書いている。<自律反発が近づいていると思...
ここから先のことを考えよう
悲観論者が星の神秘を解明したり、地図にない土地を発見したり、人間の精神に新しい地平を切り開いたりしたことは一度もない。 (ヘレン・ケラー)連日の株価急落は、リーマンショックを彷彿と...
目先は底入れ 本当の2番底は半年後
荒い相場が続いている。NY株は急騰・急落を繰り返している。ただ、これは典型的な下値固めの商状だから心配はいらない。大底はもうつけた。1)ダウ平均のザラ場安値は昨年6月3日の安値に面合わ...
陽はまた昇る それまで保有できる銘柄
同じことが何度も繰り返されている。相場は、一度臨界点を超えてクラッシュしてしまうと加速度的に売りが膨らんでいく。昨日、NYダウ平均は過去最大の下げ幅を記録。ダウ平均はこれで6日続落。6...
緊急レポート この急落は買い場か否か?
「上げ100日、下げ3日」とは、株価の推移の非対称性をうまく捉えた格言だ。上げる時はじりじりと上げていくが、下げる時はズドンと一気に下げる。NYダウ平均は3万ドルの大台を指呼の間に捉えな...
足元の円安は「日本売り」なのか?
昨日のMarketTalkである参加者から、足元の円安は「日本売り」なのかと質問を受けた。どこからそんな発想が出てくるのだろうと思ったら、メディアにそんな論調の話があふれていて驚いた。10~12...
早く来期に目を向けよう
史上最高値更新が続く米国株市場。昨日も反落したとは言え、一時205ドル安まであったダウ平均は16ドル安まで下げ幅を縮小する場面もあった。いかに買い遅れている人の押し目買い意欲が旺盛かを...
ブラックスワンの対処法
日経平均は1月27日の急落で空けた窓を、今度はギャップアップで一気に埋めた。新型肺炎で下げた価格帯を「離れ小島」に置き去りにして、「アイランドリバーサル」の完成だ。強烈な反転サインと...
イールドギャップで買われるようになった不動産株の魅力
週初の日経平均は480円を超す大幅安となったが、その東京市場で逆行高する銘柄が目を引いた。三菱地所(8802)だ。全面安の市場を尻目に5%超と急騰し、昨年来高値をとってきた。きっかけは24日...