松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
反復
澁澤栄一が、80から90年ほど前に、「元気振興の急務」ということを唱えたそうです。「社会全体の元気が消沈して、諸般の発達すべき事柄が著しく停滞してきたようだ。(中略)政府も役人のことなかれ主義で常識による本能をもって事を処する活力に乏しい。(中略)事...
空売り規制
株式市場の低迷の原因として海外のヘッジファンドなどの空売りを挙げ、それを何らかの形で規制しようという考えがあるそうです。私はその考え方は間違っていると思います。そもそも売買と株価の上下は別個のものです。「売るから下がる」と考えられがちですが、売り買い...
国民投票 その2
以前(去年の11月22日)に、先進国で近年国民投票をしていないのは日本ぐらいであり、何かしらの形で実施した方がいいのではないかとつぶやいたことがありますが、最近その気持ちを更に強くします。自衛隊派遣の問題にしてもそうですし、今後は不良債権とか年金の問題...
変化への準備
小泉首相は口ばっかりで実際には何も変わっていないという論調があります。本当にそうでしょうか?私は小泉首相になってからのこの半年間で既に大きく変わったことがあると考えています。それは「変化に対する心の準備」が広く浸透したことです。それは国民、マスコミ、...
郵政公社
今の郵便局をどう変えて行くか。2003年に設立する郵政公社の総務省案が明らかになりましたが、これでどこが変わるのだろうと首を傾げてしまいました。特に郵貯の預け入れ限度額を現行の1000万円から引き下げないという案はどうも理解できません。現在行なわれて...
指数
東証が今度「第1回マザーズ合同説明会」というものを催します。マザーズ上場会社6社の代表者が事業展開などを説明する機会を取引所が用意したものです。誰でも参加できること、一日でまとめて話を聞けることなど、中々面白い企画だと思います(弊社も参加します)。マ...
歌芸
月曜日の夜遅くからマンハッタントランスファーを聞きに行きました(私が確か中学生の頃に流行っていた男女2人ずつのジャズ・ボーカル・グループです)本当に久しぶりで懐かしいものでした。メンバーは一人だけ(ジャニス・シーゲルでない方の女性)変わっていましたが...
ネタ枯渇
つぶやきのネタがどんなに考えても思い浮かばない日があります。どんなにネットサーフィンをしてみたり新聞を隅から隅まで読んでみても、やはり毎日々々朝早くから夜遅くまで会社で仕事ばかりしていると新しい情報源に触れる機会が少なく、結果ネタにつまることになりま...
年金制度
日本においては50歳以上の女性が女性全体の5割を超えているそうです。男性も来年には50歳以上が5割に達するそうです。年金システムは戦後考えられた制度で、どの国においても本当に機能するかどうかは未だかつて証明されていません。基本的に人口も経済も右肩上が...
遠近感
情報の要素とは何でしょうか。私はその情報がどれだけ重要であるかとか、その情報が他の情報との関係でどのような位置にあるかとか、そういったことも情報の内容自体と同等、場合によってはそれ以上に重要であると考えています。言うなれば座標軸上に球を置くとすると、...
ストレス
アトピーの人が大人の間でも増えているそうです。昔あまり耳にしなかったような病気のことを聞くことも増えてきました。これらはやはり人々の間でストレスが増えてきているからでしょうか。世の中にはいろいろな菌などが蔓延しており、放っておくと一般に人はすぐに病気...
プロフェッショナリズム
プロ野球のマスターズリーグが明日開幕します。OBばかりが約200人集まり、5球団に分かれて来年の1月まで計40試合をこなします。平均年齢は46歳。今朝の日経新聞(スポーツ面)によると、マサカリ投法で有名だった村田兆治選手(51歳)は今でも毎日トレーニ...
放流計画
ダボスで有名な世界経済フォーラムの東アジア・サミット(@香港)に出席しています。パネルでスピーチなどもしたのですが、このような会議に出ていつも思うことは、パネラー、傍聴者、マスコミ、全ての面において日本人の参加が乏しいことです。人数はそうでもないので...
小規模発電所
アメリカのエネルギー会社大手のエンロンが、帝人と共同で松山に小規模発電所を作るそうです。発電出力は僅か7万キロワット。これは中々興味深い動きです。エンロンは数百万キロワット級の発電所も各地に作る計画があるそうですが、電力供給の将来図は大規模発電所では...
独立性
もしここに特別なコインがあり、表と裏の出る確率が違うとします。表が出れば勝ちとして、表の出る確率が50%よりも低いのにそれでも「勝とう」とする時は、大きな掛け金を賭けて一発勝負をするでしょう。逆に表の出る確率が50%よりも高い場合には、小さな掛け金で...
株を持ってない取締役
昨日のつぶやきの続編です。もしある会社の経営者や取締役が、誰もその会社の株を持っていなかったら皆さんはどう思われますか?少なくとも株主や債権者だったらちょっと心配ですよね。コーポレート・ジャパンの経営者・取締役は総理大臣と閣僚、株主はいわゆる個人投資...
個人投資家
「個人投資家を増やすにはどうしたらいいか。」そういったことが政府や国会の中でも議論されます。マスコミもよくそういったことを書きます。しかし私はこの考え方、或いは言い方自体に若干の問題があると思っています。「個人投資家を増やす」と言うと、今までリスクを...
日本の競争力
今週末からダボスで有名な世界経済フォーラムのアジア大会が香港で開かれ、私もパネリストとして参加します。この世界経済フォーラムが先週発表したレポートによるとなんと日本の国際成長競争力は昨年の20位から更に21位に落ちたとのことです。1位は情報技術力の進...
高知 その3
高知の話は今日で一旦おしまいです。土曜の晩は高知にいたのですが、土地によってお酒の飲み方も違います。皆、席に着いての食事は早々に切り上げ、というか急いで食べ物はお腹に詰め、杯とお銚子を持ってテーブルを回り始める。献杯といって相手に杯を差し出して酒をつ...
高知 その2
確か司馬遼太郎だったと思いますが、今のいわゆる「標準語」は江戸語というか東京語ではなく、全国からいろいろな言葉を寄せ集めてきて作った人工語だといいます。その際明治政府は、欧米の先進国と渡り合って行くためには論理的な議論が出来なくてはダメで、そのために...