【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,447.43  △868.71 (4/17)
NASDAQ: 24,468.48  △365.78 (4/17)

1.概況

先週末の米国市場は主要3指数揃って続伸となりました。イランが停戦期間中のホルムズ海峡の解放を発表したことで早期の戦争終結への期待から米国株への買いが集まり、ナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は再び最高値を更新する展開となりました。

ダウ平均は210ドル高の48,788ドルで取引を開始しました。寄付きがこの日の安値となりました。その後上昇し、日本時間1時52分に1,139ドル高の49,717ドルでこの日の高値をつけました。その後は週末を控えてやや上値が重くなり、最終的には868ドル高の49,447ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は365ポイント高の24,468ポイントで13日続伸となり最高値を更新しました。S&P500は84ポイント高の7,126ポイントで5日続伸となりこちらも最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は57ポイント高の2,776ポイントで5日続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。一般消費財・サービスが2.0%高となりました。資本財・サービスが1.8%高で続き、情報技術が1.6%高となりました。一方で、エネルギーが2.9%安、公益事業が0.4%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中27銘柄が上昇しました。シャーウィンウィリアムズ[SHW]が3.7%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ホームデポ[HD]が3.6%高で続き、メルク[MRK]が3.1%高となりました。一方で、3銘柄が下落し、シェブロン[CVX]が2.2%安、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が0.5%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ネットフリックス[NFLX]が第二四半期の売上高見通しが予想を下回ったことなどから9.7%安となりました。一方、原油価格上昇懸念の後退から航空会社のユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]が7.1%高、アメリカン航空グループ[AAL]が4.2%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.06%低い4.25%となりました。20日朝のドル円は158円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って続伸しました。ホルムズ海峡の封鎖の解除が報じられたことを受け、地政学リスク後退への期待から買いが優勢となりました。ただ、週末にはイランが再びホルムズ海峡の封鎖を宣言したことが伝わり、市場で広がっていた停戦に向けた楽観的な見方はやや後退したとみられます。今週中に再びイランと米国の協議が行われるとの報道もあり、今週も中東情勢や原油価格の動向などに大きく左右される市場となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)