松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
定年
今朝の日経新聞によると、トヨタが60歳定年で退職する社員を原則再雇用し、その雇用期間も段階的に65歳まで引き上げていくそうです。これは微妙な側面を含んでいますが、恐らく正しい判断だと思います。少子高齢化が進み、その結果年金システムも破綻しつつある中で...
メディア
NHKの次はフジテレビ、巷ではメディアの経営や支配の話が注目を集めています。そもそも、マス・メディアの所有・経営形態とは一体どうあるべきなのでしょうか。私は、メディアは民主主義・自由主義社会に於いて、極めて重要な役割を果たしている、或いは果たすべき存...
普遍
先週の金曜日、日本は祝日でお休みでしたが、私はちょっとサンフランシスコで仕事をしました。短い滞在でしたが、考えさせられることもありました。サンフランシスコは想い出のある地です。大学を卒業して1年目、米投資銀行のNY本部でデリバティブなどの研修を受けて...
アメリカ人の投資
アメリカ人は、こと投資に関しては極めて「非」国際的です。国際分散投資の理論を確立したのはアメリカですが、実際の行動は全く伴って来ませんでした。アメリカほど国内投資に偏っている国は、先進国の中では他に見当たらないでしょう。しかし今回アメリカに出張に来て...
忙中閑あり
引き続きNYで仕事をしています。NYに来ると、こちらの夜から東京が始まるので、結局深夜までPCや電話などで仕事をすることになります。朝も早起きして東京オフィスと話したりするので、結局殆ど一日中働いていることになります。肝心の日中に、ジェットラグと寝不...
ペイン・イン・ザ・ネック
昨日の午前中から、急に首が痛くなりました。寝違えた訳ではなく、朝は普通だったのですが、午前中色々な人に会い、英語で話しながら仕事をしていたら、最初微かに筋がつれたような違和感がして、その痛みが徐々に増え、終いにかなりの痛みになってしまいました。「ペイ...
NY
半年ぶりにニューヨークに出張で来ました。相変わらずこの街はとても興味深い所です。何が一番興味深いかというと、この街は常に幅を拡げながら変化を続けているということです。NYは決して、古くからのやり方を簡単に捨てていく所ではありません。しかし一方で、常に...
国際分散投資
ブッシュ大統領が一般教書演説を行いました。公的年金に関する部分は興味津々です。ブッシュ曰く、「公的年金システムは2018〜20年には赤字に転落し、42〜52年には破綻する。現在55歳以上の国民には影響を出さない。」裏を返すと、55歳未満の国民に対する...
メロディーロード
北海道立工業試験場と篠田興業という道内の土木会社が、音の出る道路の仕組みを開発し、特許を出願したとのことです。アスファルトの上に数ミリ程度の溝を引くだけなのですが、その溝の上をタイヤが通ると音が出ます。溝の間隔が狭ければ高い音が、まばらにすると低い音...
金融列伝 JG
さて今回の金融列伝は、マーケットの方向を当て続けた怪物についてです。名前はJG。彼は「オプション」の黎明期に、抜群の成績を上げたスーパートレーダーです。オプションと言えばシカゴが本場ですが、当時シカゴのピットに於いてJGの存在を知らない者はいない程、...
平和と自由
平和と自由は、どちらの方が大切でしょうか?イラクの人は、平和を求めて投票所に行ったのでしょうか?それとも自由を求めて行ったのでしょうか?そもそも平和と自由はどういう関係にあるのでしょう。平和と自由は常に同時に存在するものでしょうか?それとも独立事象で...
イラク
史上初のイラクに於ける民主的選挙が敢行されました。投票率の信憑性、スンニ派の低投票率、国際監視団のない中で行われたことなど、様々な問題があります。これからも、公平に票が数えられるか、少数派の利益をどう代表させるかなどの問題があり、更に首相を選出し、憲...
ダボス
毎年恒例の世界経済フォーラム年次総会、通称ダボス会議がスイスの山奥で開催されています。去年まで4年間連続で参加していたのですが、今年は参加していません。ダボス会議の参加者は、政府関係者(大統領・首相なども含む)、学者、メディア、そしてビジネスマンなど...
バーチャルバスガイド
朝御飯を食べながらテレビを見ていたら、「バーチャルバスガイド」なるものが紹介されていました。運転席の左後方、本来ならばガイドさんが立つ位置に、透明なアクリル板のようなものを架け、そこに実物のバスガイドさんの映像を映し出すものです。GPSで走行位置を確...
繁閑
繁閑のギャップを如何に埋めるかは、多くのビジネスが抱える共通の問題です。真夏の午後2時の電力需要に耐えうる発電設備を造ると、全体のコストが上がってしまう−その手の問題です。オンライン証券にも同様の問題があります。この問題は、主に装置産業の問題かという...
金融列伝 NR その2
(前回はNR氏が笑いもせずにオフィスを去っていった所まででした。) NR氏を見送るや否や、セールス氏はNR氏を完全に怒らせてしまったと思い、しかし(東京オフィスで彼の上司でもある)私にあたることも出来ず、絶望的な表情でデスクに座り込み、東京やロンドン...
花粉
今朝の新聞によると第一生命経済研究所が、「今春の花粉飛散量は最大級になりGDPを0.6%押し下げるだろう」とのレポートを出したそうです。これには思わず反応してしまいました。冷夏の翌年に猛暑を迎えると、翌春に花粉の飛散量が増えるらしいのですが、これは頷...
金融列伝 NR その1
金融列伝、今回はスーパートレーダー・NR氏の登場です。NR氏は世界一有名なソ★ス・ファンドの旗艦ファンドの運用者で、ソ★ス一派のナンバー2でした。彼は巨大なポジションをトレードしていたので、世界中の証券会社が彼を追い掛けていましたが、同時に全てのセー...
生活口座
今日は若干宣伝モードになりますが御容赦下さい。マネックスは「身近な生活口座」を標榜してきました。その中核をなすのが「マネックス《セゾン》カード」を利用したサービスです(これは勿論、ビーンズとの合併後、両社のお客様が御利用可能なサービスとなります)。マ...
金融列伝 スーパートレーダー
今回の金融列伝は特別編で、一人の実在する(した)怪物に関する話しではありません。スーパートレーダーという概念についてです。スーパートレーダーは、私が考えた造語です。しかし度々色々な場所で使用してきており、定着させることを目論んでいます。ドライバーとい...