朝御飯を食べながらテレビを見ていたら、「バーチャルバスガイド」なるものが紹介されていました。運転席の左後方、本来ならばガイドさんが立つ位置に、透明なアクリル板のようなものを架け、そこに実物のバスガイドさんの映像を映し出すものです。GPSで走行位置を確認しながら、その場所に合ったガイドを自動的に再現するものです。走行スピードの変化などにもうまく対応するようです。

広島の観光バス会社で導入実験をしているのですが、元ガイドさんと思われる女性の部長さんが、「ガイドのなり手が減って困っているのです」とインタビューに答えていました。コストは確か100〜200万円と言っていたと思いますが、定かではありません。しかし人件費よりは安かったのは確かです。これは中々便利な製品だと思います。しかしかつてバスガイドさんに心を時めかせた想い出のある私としては、若干寂しい気もします。

いずれ色々な所で、似た製品が出てくるのでしょう。バーチャルスチュワーデス(&スチュワード)。バーチャル看護婦(&看護夫)。バーチャルバーテンダー。そんなにバーチャルを増やすと、職が減って困りそうですが、アトムの世界はワリと早く来るのかも知れませんね。