トルコリラ の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
【為替】トルコリラ/円は底を打ったのか?
7月23日、トルコの中央銀行は政策金利据え置きを決めた。3月の利上げを最後に、今回で4回連続政策金利据え置きとなった。
ただし、2014年から約10年もの長期下落トレンドが展開してきたトルコリラ/円は、この半年反発気味の展開が続いた。ついにトルコリラの長期下落トレンドは終止符を打ったのかについて考えてみる。
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【為替】2024年のメキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラを予想する
メキシコペソ/円、南アフリカランド/円は、「歴史的円安」により記録的な「上がり過ぎ」の可能性があるため、2024年に米ドル安・円高トレンドが展開した場合は、「上がり過ぎ」修正が本格化する可能性があるか。
予想レンジは、メキシコペソ/円が6.5~9円、南アフリカランド/円が7~8.4円、トルコリラ/円が4~6円。
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【為替】トルコ利上げとリラ/円のシナリオ
5月に行われた大統領選挙後、最初のトルコ中央銀行による金融政策決定会合が6月22日に行われるが、現在のトルコの政策金利8.5%を一気に15~20%まで引き上げると予想されている。
予想通りにインフレ対策の利上げが行われた場合、長期下落相場が続いてきたトルコリラの反応はどうなるかについて、今回は考えてみる。
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【為替】トルコリラ暴落の今後の行方は?
トルコ大統領選挙で現職のエルドアン大統領の再選が決まって以降、トルコリラの暴落が広がっている。
テクニカルで見ると、トルコリラの短期的な「下がり過ぎ」懸念も拡大してきたが、逆にここで踏みとどまらないと「大暴落コース」へ向かいかねない瀬戸際攻防となっている。
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【為替】続・大統領選挙でトルコリラはどうなる?
5月14日に行われたトルコ大統領選挙の得票数上位2名による決選投票が、28日に予定されている。今のところ、現職のエルドアン大統領の勝利が有力との見方になっているようだ。
トルコリラ/円がすでに約9年もの長期下落相場が続いた主因は、エルドアン大統領の独特の経済政策と見られてきただけに、リラ安トレンド転換は選挙結果次第となりそうだ。
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【為替】大統領選挙でトルコリラはどうなる?
5月14日のトルコ大統領選挙では、大統領の交代が起こる可能性も注目されている。
トルコリラ/円は2014年から長期下落トレンドが続いてきたが、それには現職のエルドアン大統領の影響がかなり大きいと見られてきた。それだけに、選挙結果はトルコリラの行方も左右する可能性が高そうだ。
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「超インフレ」トルコリラ相場を考える
6月3日発表のトルコの消費者物価上昇率は前年比70%超となった。インフレの深刻化は、基本的には通貨安要因。
ただ、2022年に入ってからインフレ急悪化の中でトルコリラ相場安定が続いた。その「謎解き」とともに、今後のトルコリラ相場の見通しを考える。
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トルコリラと金融政策、原油との関係
トルコリラは年明け以降、トルコ利下げ中断で底固い展開が続いている。ただ、基本的に逆相関関係にある原油相場が一段高となる中でもトルコリラ下げ止まりはなぜか?
この間のトルコリラ下げ止まりは、記録的な短期的「下がり過ぎ」反動の影響が基本ではないか。
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トルコリラ、当面の底打ち条件とは?
トルコの20日金融政策会合では、久しぶりに利下げは見送られる見通し。では、2021年9月の利下げ開始から、ほとんど「底割れ」となっていたリラも、ついに当面の底打ちを確認することになるか!?
経験的に、リラの当面の底打ちは、短期的な「下がり過ぎ」拡大に対し、通貨防衛的に利上げを行ったことがきっかけだったが、利上げがないまま「二番底」を確認できるかに注目。
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トルコリラ安終了「W底」という目安
トルコリラは先週から急反騰となった。暴落相場の転換は、いわゆる「V字型」より、本当に底を打ったのか何度か試しながら反転に向かう、いわば「W字型」が少なくなかった。
暴落相場の終わりは、下落リスク再燃を凌げるか、つまり安値更新を回避できるかが目安か。
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トルコリラ安は終わったのか?
先週のトルコリラ急反騰は、『トルコリラ暴落は短期的な「下がり過ぎ」反転で一段落する』といった過去のパターンからすると、トルコリラ安一段落の可能性が注目される値動きではある。
ただ、インフレ下での通貨安が利上げなしで本当に終わるかなど、なお悩ましさを抱えている。
大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
インフレで外貨を増やすトルコ、中央銀行はゴールド売りで米ドルを調達
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焼け石に水のトルコ中央銀行によるトルコリラ買い介入
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トルコリラ急反騰のテールリスクとは
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今年最後の金融政策ウィーク、各国通貨の動向は?
今週は水曜がFOMC(米連邦公開市場委員会)、木曜はBOE(イングランド銀行)、ECB(欧州中銀)、さらにメキシコ、トルコでも金融政策会合が予定されている。そして金曜は日銀の金融政策会合。
このうち、FOMCは「テーパリング」加速、そしてメキシコは利上げ、トルコは利下げといった具合に政策変更の予想もあるが、それらが為替相場へどう影響するかを考察してみた。
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2022年の新興国通貨を予想する
主要な新興国通貨には、米国の金融政策と高い相関関係があった。
米金融緩和局面では新興国通貨は「上がり過ぎ」に向かいやすく、その反動もあって、金融緩和政策の転換では下落リスクが急拡大しやすかった。
【2022年 予想レンジ】
南アフリカランド/円:1ランド=5.5~7.5円
メキシコペソ/円:1ペソ=4~5.5円
トルコリラ/円:1リラ=6~11円
南アフリカランド/円:1ランド=5.5~7.5円
メキシコペソ/円:1ペソ=4~5.5円
トルコリラ/円:1リラ=6~11円
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トルコリラ暴落の「終わり方」
トルコリラは今週一時9円を割れるまで一段安となった。インフレが高進する中で、利下げを続けるといった経済政策では当然の結果と言える。
そんなトルコリラ安一巡の第一の目安は、利上げへの政策転換。そしてプライスアクションの観点からは、90日MAを3割以上下回り、週足の「長い下ヒゲ」出現が目安。
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重大分岐点を迎えた可能性のトルコリラ
トルコは18日、3回連続の利下げを決定したが、物価上昇が続く中で、教科書的には真逆と言える利下げを続ける中、トルコリラ下落に歯止めがかからなくなっている。
トルコリラ/円は、ほぼ10年に一度の間隔で、90日MAを3割以上下回る「暴落」が起こってきた。そして、そんな「暴落」の合間は、90日MAを2割以上下回らずに下落一巡するのが基本だった。
目先的に10円を大きく下回ると、90日MAからのかい離率はマイナス20%以上に拡大する計算。これまでなかったほどに短期的なサイクルで「暴落」に向かっているのか、重大な分岐点を迎えている可能性あり。
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トルコリラ最安値更新の理由と今後の行方
「物価の番人」であるトルコ中央銀行は、エルドアン大統領からの一段の圧力により、ほとんど独立性を失った。インフレ、モノの価値の上昇がコントロールできない状況の中では、相対的に通貨価値の下落もコントロール出来ないだろう。
トルコリラ/円は、90日MAからのかい離率がマイナス10%以上に拡大し、短期的な「下がり過ぎ」懸念が強まり自律反発する以外、当面下げ止まる理屈は考えにくい。
吉田恒の為替デイリー
トルコと英国も注目される「中銀ウィーク」
今週は中央銀行の金融政策会合が相次ぐ「中銀ウィーク」。主役は米国のFOMCだが、トルコや英国の金融政策会合も為替相場への影響という観点で注目される。
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メキシコとトルコ、金融政策会合の影響は?
メキシコは前回、6月に「サプライズ利上げ」となった。今回も追加利上げ予想が一部にある。ただ、すでに中長期的な高値警戒域にあることから、追加利上げの有無とは別にさらなるメキシコペソの上昇は限られそう!?
トルコリラは、エルドアン大統領の利下げ圧力が再燃している。