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チーフ・FXコンサルタントの吉田恒による週間為替展望です。注目通貨ペアの相場動向を解説します。

週の第1営業日に更新
吉田恒の為替ウイークリー
【為替】4月および第1週の米ドル/円を予想する
3月の米ドル/円は146円まで続落した後に反発に転じた。日米金利差(米ドル優位・円劣位)縮小が一息ついたことが主因だろう。 ただ日本の金利が予想以上に大きく上昇したこと、また米景気の悪化がこの先顕在化する可能性もあり、「日米金利差拡大=米ドル高・円安」は限られそう。 4月の米ドル/円は145~152円で予想する。(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】3/24~3/28の米ドル/円を予想する
先週(3月17日週)の米ドル/円は一時150円台に乗せるなど反発力を試す動きが目立った。米ドル売り・円買いポジション「行き過ぎ」修正への意識が強くなっているのではないか。 ただ日米の金融政策会合を経て、日米金利差(米ドル優位・円劣位)拡大は一段落。金利差拡大に限度があるなら、米ドル高・円安も自ずと限られそう。 今週(3月24日週)の米ドル/円は146~151円で予想する。
【為替】3/17~3/21の米ドル/円を予想する
先週(3月10日週)の米ドル/円は146円台で下落が一服。日米金利差縮小や投機筋の円買いが一巡したことが主な背景か。 米ドル/円の反発は、今週予定されている日米の金融政策決定会合などにらみながら日米金利差がどこまで拡大するかが目安。ただ最近にかけての日本の金利上昇、米金利低下を受けた日米金利差縮小の流れが大きく変わる可能性は低そう。 以上を踏まえ、今週(3月17日週)の米ドル/円は146~151円で予想する。
【為替】3/10~3/14の米ドル/円を予想する
先週(3月3日週)米ドル/円は、一時146円台まで下落が拡大。日米金利差縮小とヘッジファンドなど投機筋の積極的円買いが主導した模様。 投機筋の円買い越しは過去最高を大きく更新、「行き過ぎ」懸念も強くなってきた。ただ日米金利差拡大が限られるなら、円「買われ過ぎ」修正の円安への影響も限定的か。 今週(3月10日週)の米ドル/円は146~150円で予想する。
【為替】3月および第1週の米ドル/円を予想する
2月の米ドル/円は、前月からの下落が一段と拡大、150円の大台割れとなった。米ドル/円下落拡大の背景は、日米金利差(米ドル優位・円劣位)の大幅な縮小。 金利差縮小の流れは3月も続くと考えており、その場合、米ドル安・円高も続くと予想。3月の米ドル/円は144~152円で予想する(第1週予想は最後をご参照ください)。
【為替】2/25~2/28の米ドル/円を予想する
先週(2月17日週)の米ドル/円は一時149円を割れるまで急落。日本の金利上昇に加え、米景気減速への懸念から米金利も低下、日米金利差米ドル優位が急縮小したことが背景。 円の「買われ過ぎ」懸念が浮上してきた一方、「トランプ・トレード」を受けた米ドル「買われ過ぎ」の見直しも続いていると見られ、米金利上昇=米ドル高は限られそう。 以上を踏まえ、今週(2月24日週)の米ドル/円は147~151円と予想。
【為替】2/17~2/21の米ドル/円を予想する
先週(2月10日週)の米ドル/円は一時155円近くまで上昇したものの、その後は152円割れ近くまで下落と上下に大きく振れる展開となった。 その背景にはインフレ再燃懸念の一方で、僅かに景気減速の兆しもあり、米金利の方向性が定めにくいことがある。 ただ米金利上昇を大前提とした「トランプ・トレード」の一部には見直しの痕跡もあり、その意味では「米金利上昇=米ドル高」は限られそうだ。今週(2月17日週)の予想レンジは149.5~153.5円。
【為替】2/10~2/14の米ドル/円を予想する
先週(2月3日週)の米ドル/円は日本の金利上昇、米金利低下により日米金利差米ドル優位が大きく縮小する中、一時150円台まで一段安となった。 トランプ関税への懸念などを受けた米金利上昇はすでに「行き過ぎ」でその修正が起こっている可能性がある。それならば、さらなる金利差米ドル優位縮小次第で米ドルに続落の余地もあるのではないか。今週(2月10日週)の米ドル/円予想レンジは149~153円。
【為替】2月および2月3日週の米ドル/円を予想する
1月の米ドル/円は1月20日のトランプ大統領就任式前後から反落に転じた。「トランプ関税」への警戒感後退で米金利が低下したことが主因か。 2月はトランプ関税、そして米国株安などをにらみながら、リスクオンのトランプ・トレード修正が続くかが焦点。 トランプ・トレード修正が続くなら、2月の米ドル/円は上値限られ、下値余地拡大の想定として、152~158円で予想。(2月3日週予想は最後をご参照ください)。
【為替】1/27~1/31の米ドル/円を予想する
先週(1月20日週)の米ドル/円は155円台中心に方向感の定まらない展開が続いたが、「トランプ関税」への警戒感が後退したことなどを手掛かりに一時米ドル安・円高に振れる場面もあった。 投機筋のポジションを見ると、過去最高に迫るまで拡大した米ドル買い越しが先週は縮小した。これは「トランプ関税」関連取引の「行き過ぎ」修正が始まり出した可能性を感じさせる。 「トランプ関税」関連取引の「行き過ぎ」修正は基本的に「米金利低下=米ドル安」要因。以上を踏まえ、今週の米ドル/円は152.5~157.5円で予想。
【為替】1/20~1/24の米ドル/円を予想する
先週(1月13日週)の米ドル/円は一時155円割れへ大きく反落。米金利の大幅低下が主因か。 今週(1月20日週)はトランプ大統領就任式や日銀の金融政策決定会合が予定されている。それらを受けて日米金利差米ドル優位縮小が続くかに注目。 トランプ関税リスクを試した米金利上昇の反動が続くとの考えから、米金利低下から米ドル安・円高へ振れやすい展開を予想。米ドル/円の予想レンジは152.5~157.5円。
【為替】1/14~1/17の米ドル/円を予想する
先週(1月6日週)の米ドル/円は高値更新が続いたが、「トランプ関税」を巡る報道や米国株急落をきっかけに反落する場面も何度かあった。 米ドル/円上昇が続くかは、引き続き米金利上昇が続くかが鍵となる。しかし、株安が拡大した場合それに追随し米ドル/円が下落に転じる可能性も浮上してきた。 今週(1月13日週)の米ドル/円は高値圏で神経質な展開か。ただ米金利や米国株の動向次第では反落するリスクもありそう。今週の予想レンジは155~160円。
1月および1月6日週の米ドル/円を予想する
12月の米ドル/円は158円まで大きく上昇。主因は米金利上昇の可能性。 1月は米金利上昇が続くかに注目。米国株安が拡大する中、米金利上昇の転換は近いのではないか。そうであれば、米ドル/円はこの間の高値の161円更新に至らず反転するとの考えから、1月の予想レンジは155~161円で想定したい。(1月6日週の予想は最後をご参照ください)。
【為替】12/23~12/27の米ドル/円を予想する
注目された日米の金融政策会合を受けて、米ドル/円は158円近くまで一段高となったが、12月20日(金)には比較的大きく米ドル安・円高に戻した。 今週はクリスマス週間で薄商いになりそう。ただし、ここ数年は年末にかけて意外に大きな値動きが続いた。 米ドル/円は12月に入り大きく米ドル/円上昇した分の反動を予想。今週の予想レンジは154~158円。
【為替】12/16~12/20の米ドル/円を予想する
先週(12月9日週)の米ドル/円は、日米金利差米ドル優位・円劣位の拡大を受けて大きく米ドル高・円安へ戻す展開となった。 今週(12月16日週)も日米の金融政策をにらみ金利差拡大がどこまで続くかに注目。ただ米金利上昇にも自ずと限度がありそうで、そうした見方が正しければ米ドル高・円安も限られそう。 今週の米ドル/円の予想レンジは151~155円。
【為替】12/9~12/13の米ドル/円を予想する
先週(12月2日週)の米ドル/円は、前週(11月25日週)からの急落が一服、150円をはさんでの一進一退となった。 過去2年連続で「12月の円高」だった。3年連続となるかは、過去2年続いた「年末にかけての米金利低下」が鍵になるのではないか。 今週(12月9日週)の米ドル/円の予想レンジは147~152円。
【為替】12月および12月2日週の米ドル/円を予想する
11月の米ドル/円は156円まで上昇したものの、月末にかけては150円割れへ反落。 注目された米大統領選挙でのトランプ氏勝利後は「米金利上昇=米ドル高」予想が多かったが、早々に行き詰ったのはなぜか。 52週MAの示唆からは、12月以降も米ドル安・円高が続く可能性あり。それらを参考にすると、12月の米ドル/円の予想レンジは145~152円。12月2日週の予想レンジは147円~152円。
【為替】11/25~11/29の米ドル/円を予想する
先週(11月18日週)の米ドル/円は、154円台中心に方向感ない展開に終始。 今週(11月25日週)は、後半が米感謝祭で薄商い、小動きが続く可能性あり。新たな方向性が出るテーマとして、1)日銀の12月追加利上げ観測、2)「トランプ・トレード」のポジション調整、3)ユーロ安・米ドル高が続くか、以上の3つについて考察してみる。 基本的には米ドルの上値は重く、動くなら下落方向とのイメージで、今週の予想レンジは151.5~156.5円。
【為替】11/18~11/23の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は157円近くまで一段高となったが、11月15日(金)に大きく反落した。この時期特有の年末にかけての円売りポジションの調整が影響した可能性がある。 トランプ氏の大統領選挙勝利を受けた米ドル高が、8年前の「トランプ・ラリー」ほど長く続かず、すでに終わりつつある可能性にも注目。 その場合、米ドル買い・円売りポジション手仕舞いの米ドル安・円高への影響が大きくなることから、今週の米ドル/円は151.5~156.5円で想定する。
【為替】11/11~11/15の米ドル/円を予想する
米大統領選挙でのトランプ氏の勝利を受けて米金利が急騰、米ドル/円も155円に迫る一段高となったが、週後半に米金利は上げ幅を縮小し、米ドル/円も反落。 トランプ氏がインフレを再燃させかねない選挙公約の実行を急がないとの見方も浮上、これにより「米金利上昇=米ドル高」も一段落の可能性が注目されてきた。 過去2年のように年末にかけて米ドル買いポジションの損益確定売り拡大にも注目。今週の米ドル/円は150~155円のレンジで予想する。
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吉田 恒
マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
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