松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
まだはもう
トレーダーがたまに口にする語り継がれて来た文句は中々趣のあるものがあります。その内のひとつに、「まだはもう、もうはまだ」というのがあります。但しこれは日本のトレーダーだけが言うセリフのようですが。いわゆるファンダメンタルズに基づくトレンドを軸に、常に...
煙草の煙
煙草の煙は紫煙ですが、一旦吸われて吐かれた煙は白煙です。これは気管の中で水分が煙の粒子に付着して粒子が大きくなるためです。吸う前の小さな粒子は波長の短い紫色だけを反射し、吸った後の大きな粒子は長い波長も含めて反射するので白く見えます。同じ理由で空に泳...
ネット取引関税
本日の日経新聞によると、アメリカ政府はネット上でのソフトウェアや画像・音声コンテンツの国境を越えた売買に関する関税の免除措置を恒久化する方向で月末のWTOに提案するらしいです。明らかにネット社会における覇者としての地位の逃げ切り策の1つでしょう。関税...
対GDP比
日本とアメリカの人口比は約1:2、GDP比も約1:2、しかし上場企業の時価総額の和の比は約1:4です。上場基準の違いであるとか、今の日本が特別に抱えている(かも知れない)含み損の問題とか、いろいろとあるでしょうが、それにしても日本の株価の対GDP比が...
流体力学
スペース・シャトルに載って何度でも宇宙に行けたり、遠い惑星までにも宇宙船を辿り着かせることのできる時代になりましたが、一方、今手元にある風船が、5分後にどこにあるかを計算するのはほぼ不可能だそうです。制御の技術は格段に進みましたが、数多くの変数によっ...
郵便貯金
もしアメリカで,明日からFED(連邦銀行)が個人から10万ドルまで預金を預かる,消費者間でも,消費者・企業間でも決済業務を取扱うと言ったら,アメリカの銀行株はどうなるでしょうか?FEDの抜群の信用力と基幹ネットワーク。中々勝負になりません。恐らく暴落...
回転扉
以前ゴールドマン・サックスの共同会長で、米国財務省長官に就任し辣腕を振るい、最近辞任したロバート・ルービン氏が、今度は何とシティー・バンクの共同会長に就任しました。「リボリング・ドアー(回転扉)」とよく言われる、このアメリカにおける官民の交流は、確か...
バランス
兵庫県の信用組合が、例のP債で損失を出し、破綻申請しました。99年3月末の預金残高が445億円、購入したP債が約40億円と報道されています。預金額の10%をひとつの仕組み債に投資していた訳です。これは明らかにバランスが悪いと思います。そもそも個人金融...
数式
昨日の私の疑問については多くの御解答を頂きありがとうございました。決定的にクリアな御解答は残念ながら頂けなかったのですが、どうやら光速に近づくと、特殊相対性理論によると質量が増大して行くので、その結果、運動エネルギーは限りなく増大して行き、温度にも上...
素朴な疑問
今日は金融とは全然関係ないのですが、私が小さい時から抱いている素朴な疑問について書きます。このメールをお読みになられている方の中には科学者の方もいらっしゃるでしょうから、どなたか私の疑問を払拭して頂けないでしょうか?温度には下限があります。いわゆる「...
オークション・サイト
アメリカにeBAYというオークション・サイトがあります。世界で初めてこのコンセプトを導入し、もっとも成功しているサイトです。このサイトを使って、違法に架空の会社の株券とか、売却制限のある株券を競売にかけようとした人たちに対して、米国証券取引委員会(S...
チャート分析
マネックスメールの編集長は、中々のチャート分析通ですが、私も実は昔はチャート分析を毎日しておりました。いろいろな手法も一応勉強しました。罫線とか、フィボナッチとか、いろいろです。チャートが果たして有効かという議論はママありますが、私は実は有効なものと...
生活のバランス・シート
今100万円を持っていたとして、ある人はこの低金利で預金し、ある人は株式投資しました。3年経って景気が回復し、消費性向も向上し、車を買おうと思いましたが、景気の回復と共に物価も上昇し、100万円だった車が150万円になっていました。預金を取り崩しても...
史上最大、世界最大の経済的出来事
日本におけるインターネット人口は1500万人ぐらいと言われていますが、これから5年間で5000万人にまで増えると言われています。増加分の3500万人というと、日本の人口の約30%に当たります。インターネットを使う人の多くは労働可能人口でしょうから、こ...
世界最大債権国
日本は世界最大の債権国です。世界中に”債権”という形で、ある意味でアップ・サイドの無い、良くて元本を返してもらえ、下手をすると取りっぱぐれてしまうお金を供給しています。そういう”債権”型のお金が、廻り廻って”エクイティー”型のお金に変わって、”資本”...
グリーンスパン
グリーンスパン議長の発言は大きな影響が出ましたが、その中で、「投資家はいざという時にはその損失を最小限に食い止めるために全ての資産の売却を考えるので、どの金融資産であれば安全だと言うことはできない」とも言ったそうです。いわゆるパニック・セールによるバ...
オリエンテーション・コミティー
以前から発表して参りましたオリエンテーション・コミティーの計画をいよいよ稼働させようと思います。お客様の中から20人の方に特別委員という形でマネックスの商品・サービス・経営の方向などにつき代表取締役に対する諮問機関という位置づけで御意見を頂くというも...
今朝のニュース
今朝のニュースに銀行の全面提携の記事と、商社の特損記事がありました。これらの銀行の株価は11%上昇し、この商社の株価は11%下落しました。提携によるメリットがどれだけあるのか?特損によりどれだけ株主資本は減少したのか。それらの大きさと、株価の変動幅と...
一人当たりGDP
日本の一人当たりGDPが、12年ぶりにアメリカの一人当たりGDPを下回ったということです。ちょうど私が社会人になった頃からずっと日本人の方が生産性が高かった訳ですが、ついにまた元に戻りました。人口も減りながら、生産性も落ちてきている訳ですが、政府は相...