兵庫県の信用組合が、例のP債で損失を出し、破綻申請しました。99年3月末の預金残高が445億円、購入したP債が約40億円と報道されています。預金額の10%をひとつの仕組み債に投資していた訳です。これは明らかにバランスが悪いと思います。そもそも個人金融資産の90%が預貯金、生命保険などに在るのもバランスが悪いと思いますし、一方その資金を運用している銀行・生命保険などの資産の在り場所もかなり偏っています。このような偏りが大きく是正して行く過程がこれから始まるべきですし、始まるのでしょう。微力ながら、その動きの推進力に僅かでもなりたいというのがマネックスの考えです。