日本の一人当たりGDPが、12年ぶりにアメリカの一人当たりGDPを下回ったということです。ちょうど私が社会人になった頃からずっと日本人の方が生産性が高かった訳ですが、ついにまた元に戻りました。
人口も減りながら、生産性も落ちてきている訳ですが、政府は相変わらず国民総生産自体のプラス成長をうたっています。そんなことが果たして可能でしょうか?もっとしっかりと現実を注視し、合理的なゴール・セッティングをすることが必要なのではないでしょうか?元々人口密度が高過ぎて、"兎小屋"などと言われてきた訳ですから、一人当たりGDPを世界一として、各個人の生活水準を高めることをゴールとするという選択肢があってもいいと思います。実は、私は個人的にはこのような選択肢には反対ですが、少なくともそのような選択肢も提示されて議論されるべきだと思います。"所与"のものが多過ぎると思いませんか?