煙草の煙は紫煙ですが、一旦吸われて吐かれた煙は白煙です。これは気管の中で水分が煙の粒子に付着して粒子が大きくなるためです。吸う前の小さな粒子は波長の短い紫色だけを反射し、吸った後の大きな粒子は長い波長も含めて反射するので白く見えます。
同じ理由で空に泳ぐ小さな粒子に青い光が乱反射し空は青く見えますが、逆に空に散る多くの粒子を通り抜けて来なければならない夕陽は、長波長の赤色となります。ネットの世界ではいろいろな情報が氾濫しています。お客様のニーズもいろいろな形で観測されます。掲示板上にあるもの、直接弊社に送られるもの。でも全ての人の意見を含んだ本当の色は、紫色でもなく、赤色でもなく、やはり白色なのだと思います。どのようにこの白色光(全ての波長を含んだ光)を理解して行くかは、大きな課題だと思っています。