グリーンスパン議長の発言は大きな影響が出ましたが、その中で、「投資家はいざという時にはその損失を最小限に食い止めるために全ての資産の売却を考えるので、どの金融資産であれば安全だと言うことはできない」とも言ったそうです。いわゆるパニック・セールによるバブルの崩壊の問題ですが、流動性のプレミアムというものがどれだけ大きいかを良く表しています。全ての資産は「自分」がいくらで売れるか、買えるかが重要であって、「評価」額が最後はそれほど重要でない訳です。いろいろな投資をする時に、その資産がどれだけ流動性があるか?市場価格から見てどれだけの下げ幅でお持ちのポジション全てを売れるか?などを常に気にかけておくべきでしょう。