今100万円を持っていたとして、ある人はこの低金利で預金し、ある人は株式投資しました。3年経って景気が回復し、消費性向も向上し、車を買おうと思いましたが、景気の回復と共に物価も上昇し、100万円だった車が150万円になっていました。預金を取り崩しても100万円と数千円、一方株式はいくらになっているでしょうか?
過去50年とかの長いデータで見ると、世界各国の株式市場の上昇率は少なくとも物価指数の上昇率と等しいものです。買いたい車の値段が上がっている時には、手持ちの株式ポートフォリオの値段も上がっている蓋然性が高い訳です。こちらの方が、金融資産を預金で持つよりも生活のバランス・シートとしてはバランスが取れていますよね。少なくとももう少し株式的な金融資産を日本人は増やすべきでしょう。