以前ゴールドマン・サックスの共同会長で、米国財務省長官に就任し辣腕を振るい、最近辞任したロバート・ルービン氏が、今度は何とシティー・バンクの共同会長に就任しました。「リボリング・ドアー(回転扉)」とよく言われる、このアメリカにおける官民の交流は、確かに行き過ぎるといろいろと問題もあるでしょうが、一般には官にも民にもいい影響の方が多いようです。
もう一つ重要なのは、このようなことがあまり問題視とされないことの背景には、きちんとしたルールが確立されていて、不透明な部分がなく、認知されているのでしょう。日本においては、このようなルール作りがまず大切だと思われます。