ドル円 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー 【為替】2024年7月と逆、円買い急逆流の条件とは?
2024年7月、記録的な円売りが急逆流に向かうと急激な円高が起こった。 足下では反対に記録的な円買いが続いているが、その逆流による急激な円安が起こる可能性を考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ高・円安は転換が近いのか
ユーロ/円は6月に入り年初来の高値を大きく上回ってきた。ではこのユーロ高・円安はまだ続くのか。 52週MAとの関係などから、このユーロ/円上昇が下落トレンドの中での一時的な動きに過ぎないなら、そろそろユーロ高・円安も転換が近づいている可能性がある。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】日銀「タカ派」回帰の裏に米国の影
前回5月の日銀の金融政策決定会合は予想以上に「ハト派」と受け止められたが、6月17日の今回の会合では再び年内追加利上げを目指す「タカ派」に戻ったと受け止められたようだ。 日銀が早期の追加利上げを目指すのは、やはり米国からの「圧力」の影響が大きいのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】失業率で考える7月FOMCの利下げ
米景気に一時警戒されたほど急悪化の兆しが未だ見られないこともあり、FOMC(米連邦公開市場委員会)は利下げ再開を急がず、早くても9月以降との見方が一般的なようだ。 ただ、政策金利であるFFレートと失業率の相関関係を参考にすると、7月初めに発表される6月失業率の悪化を受けて7月FOMCで利下げを再開する可能性もあるのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】円高誘導とヘッジF(ヘッジファンド)の強過ぎる連携
トランプ政権が始まってからの米ドル/円の動きは、政権の通貨政策を担当するベッセント米財務長官の影響がかなり大きかったように見えなくもない。その上でもう1つ強い影響力が感じられるのが、ヘッジファンド(以下ヘッジF)の動きだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】「不思議のユーロ高」、その意味とは?
ユーロ/米ドルは先週(6月9日週)、4月に記録した高値を更新してきた。 ただこの動きは、独米金利差や投機筋のユーロ買いなどではうまく説明できない。 トランプ米大統領の政策への不信感、それに伴う米ドルの信認低下などによる対米投資見直しがユーロ高・米ドル安を後押ししているなら、息の長い動きになる可能性がありそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米ドル/円が方向感をなくした理由
5月半ば頃から米ドル/円は142~146円中心に方向感のない展開が続いている。 その主因は日米金利差が狭いレンジで方向感のない展開となっていることではないか。 日米金利差を前提に、米ドル/円の新たな方向性について考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米国の円高圧力否定は「嘘」なのか?
日米両国の政府は、これまで米国からの円高圧力を公式には否定してきた。 ただし、先日公表された米財務省の為替報告書は、円高圧力を示唆するものだったのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】構造的円安論を否定する5年MAとの関係
円の総合力を示す実質実効レートには、過去5年の平均値である5年MA(移動平均線)を2割程度下回ると下落(円安)が一巡するパターンがあったが、それは今回も変わらない可能性が高くなってきた。 このような5年MAとの関係は、日本経済衰退化など構造変化の影響で円安が急に止まらなくなるという「構造的円安」論を否定する意味になるのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】トランプ「エルドアン化」の米ドル安懸念
トランプ米大統領のFRB(米連邦準備制度理事会)への利下げ要求が続いている。その上で、それに従わないパウエル議長の解任を示唆するなど、中央銀行人事への介入といったけん制も続いている。 大統領の利下げ要求と中央銀行人事への介入としては、最近ではトルコ・エルドアン大統領の例があったが、それこそがトルコリラ暴落の主因と見られてきた。果たして米ドルは大丈夫なのか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米為替報告書が示唆した通貨高圧力
米財務省は6月5日、為替報告書を公表した。これを読むと、これまでの公式説明とは異なる、トランプ政権の貿易相手国との通貨交渉姿勢が垣間見えるのではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】2025年の米ドル/円「続編」を考える
2022年以降、米ドル/円の値幅は1年間で20~30円以上と大きく拡大することが繰り返されてきたが、この2025年も続くのか。 値幅の拡大、ボラティリティ上昇が2025年も続くなら、それが年後半にかけての米ドル/円の見通しにどう影響するかを考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】日米通貨交渉の舞台裏を探る・後編
4月に入り「米国売り」が広がると、ベッセント財務長官は「米ドル危機」に陥ることも警戒、それは円高圧力の中断になったのではないか。 一方、通貨高が不十分な台湾、韓国への圧力は続いたと見られ、基本的には非関税障壁の通貨安に不寛容なトランプ政権の姿勢が再確認されたとも言えそう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】日米通貨交渉の舞台裏を探る・前編
米ドル/円は1月の158円から4月には139円まで下落した。このような米ドル安・円高に対して米トランプ政権はどのように関与したのか。ここまでの日米通貨交渉の舞台裏について、前後編2回にわたり探ってみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】米景気回復なら米ドル安は変わるのか
2025年第1四半期の米GDP(国内総生産)は前期比年率でマイナス0.2%(改定値)と、2022年以来のマイナス成長となったが、第2四半期は一転して3%以上に回復するとの見方が浮上している。 米景気が回復に転じたら、2025年に入ってから続く米ドル安の流れは変わるのか考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】円高基調の「一時的円安」の考え方
米ドル/円は、2024年7月の161円から、2025年4月には140円割れまで反落した。 これは、あくまで上昇(円安)トレンドの中の一時的な下落(円高)に過ぎないのか、それともすでに下落トレンドに転換したということなのか。 52週MA(移動平均線)との関係から、クロス円も含めて検証する。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】関税差し止めで円高は変わるのか?
5月29日、米連邦裁判所がトランプ大統領の関税政策の大半について違憲として差し止め令を出したことがわかると、世界的に株価が大きく上昇し、為替は米ドル高・円安の反応となった。 ではトランプ関税が差し止めとなったら、2025年に入ってから続いてきた米ドル安・円高の流れは変わるかについて考えてみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】1%までの利上げを目指す日銀と円高
2025年に入ってから円高が広がってきた一因として、日銀が一時「タカ派」姿勢に急傾斜し、日本の金利が大きく上昇したことがあった。この背後では、実際に日銀が早期に1%までの政策金利引き上げを目指していた可能性もありそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】2018年「トランプ減税ショック」の考察
トランプ政権の減税法案の議会審議が続く中で、財政赤字拡大への懸念が浮上し、米国株、米国債、米ドルの「トリプル安」が起こる場面も出てきた。 トランプ減税をきっかけとした「トリプル安」は、政権1期目の減税案の議会成立後、2018年1~3月にも見られた。その「トランプ減税ショック」を考察してみる。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 【為替】4月から変わった円高140円の意味
4月に米ドル/円下落が140円割れで一段落したのは、短期的な「下がり過ぎ」懸念が強くなった影響もあったと考えられる。 その後1ヶ月余り過ぎる中で、米ドル/円「下がり過ぎ」懸念は、少し変化したようだ。140円の米ドル安・円高は、4月は「行き過ぎ」懸念があったが、足下では必ずしもそうではなさそうだ。
吉田 恒