吉田恒の為替デイリー 【為替】2024年7月の「円安大転換」を振り返る
ちょうど1年前の2024年7月11日、日本経済の衰退化に伴う「構造的円安」でもう止まらないとされていた円安は、161円から急反転となった。きっかけは、「米国の反対でもうできない」という見方もあった日本の通貨当局による円安阻止の米ドル売り介入が行われたことだった。この円安大転換について振り返る。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】金利差との関係が異常な投機円買い
日米金利差(米ドル優位・円劣位)は一時より縮小したものの、なお大幅な円劣位が続いているが、その一方でヘッジファンドなど投機筋は円買いの大幅な拡大に動いた。この金利差と円買いのやや「異常」とも言えそうな関係の背後には何があるかを考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「7月の円高」、2025年は違うのか?
2024年まで3年連続で「7月の大幅円高」が繰り返された。主因は夏休み前に、過大な円売りポジションを整理することに伴う円買いの増加だったのではないか。 そうであれば、2025年は逆に過大な円買いポジションと見られることから、むしろ「7月の円安」になるかについて考えてみる。
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13:17
ストックボイス 【為替】ユーロ高は7月に転換するのか?
ユーロ/米ドルは6ヶ月連続陽線 金利差で正当化されてきたこれまでのユーロ高・米ドル安 夏休み前のポジション調整 ユーロ/円と株価の関係
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ安になる理由とは?(対円編)
ユーロ/円の上昇が続いている。この背景を確認した上で、今後の行方について考えてみる。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】7/7-7/11の米ドル/円を予想する
注目された米6月雇用統計が予想外の強い結果となったことで、先週(6月30日週)の米ドル/円は一時145円まで反発した。 次の焦点は「トランプ減税」成立への反応。政権1期目は米金利上昇の一方で米国株と米ドルは下落、「悪い金利上昇」となったが今回はどうか。 米金利上昇でも米国株が下落するのであれば、米ドル/円も上昇から下落へ転換するのではないか。今週(7月7日週)の予想レンジは142~146円。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ安になる理由とは?(対米ドル編)
ユーロ高・米ドル安が続く中で、これは「米ドル離れ」という「構造的米ドル安」の影響もあるため、まだまだ続くとの指摘もあるようだ。 日本経済衰退を受けて円安は止まらない「構造的円安」論に似た印象がある。米ドル離れとユーロ高の関係を再確認してみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「歴史的円安」1周年で何が変わったか
2024年7月、米ドル/円は161円まで上昇し、「歴史的円安」と呼ばれた。 あれから1年が過ぎる中で、足下の米ドル/円は140円台へ反転した。 この1年の「歴史的円安」反転で何が変わったかを検証する。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ高が「止まる理由」はあるか?
ユーロ高が止まらない。これに対してECB利下げや、ましてやユーロ売り介入を検討するのはまだまだ先の話だろう。 最も早くユーロ安への反転をもたらす可能性があるとしたら、それは夏休み前のポジション調整のユーロ売りではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】139円で円高トレンドは終わったのか
2024年7月161円から始まった今回の米ドル安・円高トレンドは、2025年4月の139円で早々に終わったということは果たしてあるのか。 過去の米ドル安・円高トレンドの実績を参考にするとその可能性は低く、139円は更新される可能性が高いのではないか。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ヘッジファンドは「ベッセントの代理人」?
トランプ政権開始から、ヘッジファンド(以下ヘッジF)の米ドル/円の売買には、合理的には理解しにくい動きが目立つ。 しかしこれをベッセント財務長官が主導する通貨政策の立場から見るとかなり満足できる結果なのではないか。 両者の連携は予想以上に強く、ヘッジFは「ベッセントの代理人」のようにも見える。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】7月および第1週の米ドル/円を予想する
6月の米ドル/円は、前月と同じように142~148円中心の方向感の定まらない展開となった。この主因は日米金利差に方向感のない展開が続いたことか。 7月は雇用統計発表やトランプ減税の議会審議などをきっかけに米金利が大きく動く可能性がある。米金利が低下すればもちろん米ドルは下落し、逆に米金利上昇の場合でもそれを尻目に米ドルが下落する「悪い金利上昇」になる可能性がありそう。 7月の米ドル/円はこの間のレンジ下放れ、140~147円で予想する(第1週予想は最後をご参照ください)。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「悪い米金利上昇」は再来するのか?
いわゆる「トランプ減税」の成立を目指す議会審議が続いている。ではこれが成立した場合、金融市場はどう反応するか。 トランプ政権1期目の減税案成立は、「政権最大の成果」とされたものの、間もなく起こったのは米金利上昇の一方で、米国株と米ドルが急落するという「悪い金利上昇」だった。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「中東有事」が円売りになった理由
イスラエルとイランの軍事衝突という今回の「中東有事」局面では米ドル買い・円売りの反応となった。 株価が下落するリスクオフ局面で、代表的な「安全資産」とされるスイスフランが買われたのに対し、円が売られた理由について明らかにする。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】148円から円安が円高に反転した理由
緊迫した中東情勢が続く中で148円まで米ドル高・円安になった動きは「有事の米ドル買い」との説明が目立った。では、その後米ドル安・円高に反転したのは、イスラエルとイランの停戦で「有事の米ドル買い」が逆流したためなのか。もう少し詳細に検証してみたい。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】続・失業率で考える7月FOMCの利下げ
6月20日のウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事に続き、6月23日にはボウマンFRB副議長が7月FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ支持を表明した。 これはトランプ大統領からの相次ぐ利下げ要請に対する政治的配慮に過ぎないのか。私は、7月初めに発表される6月米失業率の結果次第で、7月の利下げ再開に現実味があるのではないかと思う。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】「原油高=円安」シナリオを考える
イスラエルとイランの軍事衝突、それに米国も参加するなど中東情勢の不穏さが広がっている。これを受けた原油価格の急騰は、原油輸入依存の高い日本ということで円売り材料視される。では「原油高=円安」はこの先どこまで広がる可能性があるかを考えてみる。
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吉田恒の為替ウイークリー 【為替】6/23-6/27の米ドル/円を予想する
先週(6月16日週)の米ドル/円は146円台までじりじり上昇が続いた。 米ドル高・円安の背景は、グローバルな債券需給不安の後退に伴う米ドル買い戻し、またホルムズ海峡封鎖リスク・ヘッジで過大な円買いポジション整理が広がったことなどが挙げられる。 米ドル反発の余地を試す展開が続く中、今週(6月23日週)の米ドル/円予想レンジは143~148円。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】2024年7月と逆、円買い急逆流の条件とは?
2024年7月、記録的な円売りが急逆流に向かうと急激な円高が起こった。 足下では反対に記録的な円買いが続いているが、その逆流による急激な円安が起こる可能性を考えてみる。
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吉田恒の為替デイリー 【為替】ユーロ高・円安は転換が近いのか
ユーロ/円は6月に入り年初来の高値を大きく上回ってきた。ではこのユーロ高・円安はまだ続くのか。 52週MAとの関係などから、このユーロ/円上昇が下落トレンドの中での一時的な動きに過ぎないなら、そろそろユーロ高・円安も転換が近づいている可能性がある。
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