吉田恒の為替デイリーの記事一覧

チーフ・FXコンサルタントの吉田恒が独自の視点から日々のマーケット情報や注目材料などをお伝えします。
 

毎営業日更新
吉田恒の為替デイリー
【為替】5%成長予想も浮上してきた米経済
米経済については、足元である7~9月期のGDP成長率について5%を超える予想も出るなど、一時の景気後退懸念から一変し、景気の過熱が懸念されかねない状況となってきたようだ。 そのような米景気が米金利にどのように影響するのか、そして米金利を通じた米ドル/円の今後の見通しなどについて考えてみる。
【為替】なぜ「円安・株高」関係は崩れたのか
7月にかけて続いてきた円安と株高の高い相関関係が崩れてきた。7月末からの円安再燃に対して、日経平均など日本株は上値の重い展開が続いている。 なぜ円安と株高の相関関係が崩れたのか。両者の関係の崩れが目立ち始めたのが、7月初めに日本株の急騰相場が一段落した以降だったことが一つのヒントになるのではないか。
【為替】「円安再燃=金融政策の違い」説への疑問
7月末の日銀金融政策決定会合の後から円安再燃となったが、これについて日本と欧米諸国などとの金融政策の方向性の違いが再認識されたため、という指摘を多く聞くが本当だろうか。 改めて円安再燃と金融政策との関係などについて検証してみる。
【為替】ユーロ/円の為替介入を考察する
米ドル/円が、2022年に記録した米ドル高値、円安値の151円に接近する中で、円安阻止介入の再開が注目されている。 一方でユーロ/円など、いくつかのクロス円は既に2022年の円安値を最近にかけて大きく更新している。その意味では、最近にかけての円安はクロス円主導と見ることもできるだろう。では、円安阻止介入はクロス円でも行われるかについて今回は考えてみる。
【為替】為替介入の再開について考える
米ドル/円が14日、145円を大きく上回り、年初来の米ドル高値を更新してきた。 日本の通貨当局が、2022年10月にかけて151円まで米ドル/円が上昇した局面において、145円台で最初に米ドル売り・円買い介入に出動したこともあり、為替市場への介入を再開する可能性が一段と注目されてきたようだ。
【為替】日銀政策修正で起こった「変化」とは?
日米の10年債利回りの連動性が復活してきたようだ。7月末の日銀の政策修正の影響が大きいのではないか。 米金利に日本の金利が連動することで、米金利上昇局面でも金利差の拡大は自ずと限られるため、一方的な円安には歯止めがかかる可能性が高いだろう。
【為替】米ドル/円「CPI相場」の特徴とは?
2022年頃から歴史的なインフレが展開する中で、代表的なインフレ指標である米CPI(消費者物価指数)は、金融政策への影響の大きさなどから、その結果に対して為替など金融市場が最も敏感に反応する指標の1つとなってきた。 8月10日に予定されている7月米CPI発表を前にしてCPI発表後の為替相場、特に米ドル/円の反応、いわゆる「CPI相場」の特徴について確認してみたい。
【為替】バフェットが米国債を買う理由
大手格付け会社の米国債格下げの決定に対して、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が「心配していない」として米国債を購入していると語ったと報道された。 長期的に割安なものに対して投資する「バリュー投資家」の代表格として知られるバフェット氏が投資しているということは、米国債は長期的に割安なのかについて考えてみる。
【為替】続・日銀サプライズで円高にならなかった理由
7月末の日銀の決定を受けて、日本の10年債利回りが大きく上昇した。同じようなことが2022年12月にあった際は急激な円高が起こったのに対し、今回はむしろ当初は円安となった。 なぜ同じような「日銀サプライズ」に対する円相場の反応が逆になったのか。今回はこの2回の会合後の日本の短中期金利の動きに注目してみた。
【為替】景気後退から過熱警戒へ一変の米景気
一時は景気後退、リセッションへの転落も警戒された米景気だったが、最近にかけて7~9月期のGDP成長率が年率4%近くへ大きく上昇。むしろ景気過熱を警戒するといった具合に一変してきた可能性もある。
【為替】「始まり」と一致してきた雇用統計相場
本日8月4日は米7月雇用統計発表が予定されている。 雇用統計は、もともと注目度の高い米経済指標だが、最近の場合はこの発表が相場の転換点、特に新たな相場が始まるきっかけになることが多かっただけに、今回もそうした観点でも注目したい。
【為替】7月に変化が出てきた為替ポジション
最近にかけて、為替市場のポジション動向に変化が出てきた。大きな変化の1つは、円の売り越し(ショート)の大幅な縮小。そしてもう1つの変化は、英ポンドなど欧州通貨買い越し(ロング)拡大に一巡の兆しが出てきたこと。 こうした中で先週、欧州通貨/円といったクロス円相場が一時急落する場面も見られた。
【為替】円安145円更新の可能性を検証する
7月28日の日銀会合後から米ドル高・円安再燃となった 米ドル高・円安はどこまで広がるのか、この間の米ドル高値の145円更新の可能性について検証してみる
【為替】日銀サプライズで円高にならなかった理由
日銀が7月28日、10年債利回りが0.5%の上限を一定程度超えることも容認するというYCC(イールドカーブ・コントロール)政策の修正を決めると、10年債利回りは0.5%を大きく上回り、31日には一時0.6%以上に上昇した。 このような日本の金利急騰を尻目に、米ドル/円は週明けの31日にはむしろYCC修正が決まる前より米ドル高・円安へ戻すところとなった。その理由とは?
【為替】日銀サプライズの「舞台裏」を考える
今回の日銀は、YCC(イールドカーブ・コントロール)修正というところが、結果的にはサプライズとされたが、個人的にはそれほど違和感のあるものではなかった。実際に、7月27日付けの「為替デイリー」などでも、0.5%の「連続指し値オペ」はいつやめてもおかしくないとの見方を示していた。 「連続指し値オペ」とは10年債利回りに上限を設定し、それを守るために無制限で10年債を購入する政策だが、植田総裁はこれに対して強い抵抗感があったのではないか。
【為替】すぐ「早期利下げ」を予想する米金利の謎
2022年末頃から、米金利は大きく低下し「早期利下げ」の可能性を示唆する動きを繰り返してきたが、それはこれまでのところ全て「間違い」だった。 今回はこの背景について考えてみる。
【為替】日銀「連続指し値オペ」の使命は終わりか
FOMC(米連邦公開市場委員会)終了を受けて、次の注目は7月28日の日銀金融政策決定会合に移る。この会合で最大の焦点と見られているのは、2022年4月から行ってきた10年債利回りの上限設定政策の扱い。 これまでのところ、今回の会合でこの政策の変更はないとの見方が有力になっている。ただ、この上限設定政策は、すでに目的を達成しつつある可能性があるため、いつ止めてもおかしくないのではないか。
【為替】FOMCで金利と為替はどうなる?
7月26日(現地時間)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表される。では、今回のFOMCは「タカ派」、「ハト派」のどちらの評価になりそうか。そしてそれは、特に米金利にどのように影響するかについて考えてみる。
【為替】欧州通貨「買われ過ぎ」修正に注目
ユーロや英ポンドといった欧州通貨の買いが急拡大、一部のデータでは、「買われ過ぎ」も懸念されてきた。背景には、金融政策転換期特有の要因などがあるのではないか。 先週発表された英国のインフレ指標を受けて、利上げシナリオが下方修正される見通しとなった。欧州通貨の「買われ過ぎ」修正への影響も注目される。
【為替】総合力でも限界圏で推移する円安
円の総合力を示す6月の実質実効レート(日銀発表)は、過去最安値となった2022年10月の記録に迫るまで下落した。対米ドルでは、いまだ2022年の円安値更新とはなっていないものの、いわゆるクロス円が軒並み円安値更新となる中で、総合的な円安は過去最安値更新目前の動きとなったということだ。 実質実効レートには、過去5年の平均値を20%前後下回ると下落(円安)が終了するといったパターンがあったが、6月は19%弱まで下回った。その意味では、循環的には円安限界圏に達してきた可能性がある。