松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
歴史は繰り返す
アメリカの貯蓄貸付組合(S&L)であるワシントン・ミューチュアルが経営破綻し、史上最大の銀行破綻となりました。ここ最近起きている出来事は、20年ほど前に私がこの業界に入った頃と瓜二つです。S&Lの破綻、アメリカの金融機関の資本不足に対する日本や中東に...
友人
私は友人は多い方だと思います。私のやり方で、友人は大切にしてきました。友人に相談を受けたり、SOSを受けることも多くあります。そう云う時は、文字通り出来る限りのことをするのが、私のポリシーです。一方、友人に私から相談をすることもあります。プチSOSを...
中と外
引き続き、凄まじい変化が、我が業界では起きています。三菱UFJによるモルガン・スタンレーへの巨額出資、野村によるリーマン・ブラザーズの北米を除く大部分のオペレーションの買収、そしてウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイによるゴールドマン...
変革
この数日の動きは、まさに目まぐるしいものです。今から一営業日前、即ち金曜日、私は北京にいました。(当社の親会社である)マネックスグループの取締役会を、北京と東京に分かれ、北京から開くためです。もちろん他にも多くの様々な重要な仕事が北京にはあったのです...
金融ビジネス
金融と云うビジネスが、私は大好きです。そもそも性に合っていたのか、目の前にあるものに没頭しているうちにのめり込んでいったのか、その辺りは或る意味では不明なのですが、とにかく大好きです。20年以上、最先端分野にどっぷり浸かってきて、実に様々な経験をして...
大と小
神は細部に宿る、とも、悪魔は細部に宿る、とも云います。いずれにしろディテールは重要です。昨日のAIGに対する9兆円ローンと云う支援策、残念ながらマーケットは好感せず、更に大きく売られることになりました。納税者に対する説明のバランスを考える中で、政府が...
公的資金
公的資金の投入をするかしないか。それを分かつものは何か。これはとても重要なテーマです。かつて日本に於いても、長い間、何度も何度も議論されてきました。公的資金、即ち税金を投入するか否かには、多くの論点がありますが、今回は「富のトランスファー」と云う観点...
混乱
金融市場が混乱しています。この週末のアメリカでの動きは、今までの常識の域を逸脱するものでした。その展開の速さ、大きさ、意外さ。全てに於いて、今迄とは違う、新しい領域での話のように思えます。週末の間、特に昨日は、様々な情報収集を行いました。未だ未だ私が...
短命首相
昨日、当社のチーフ・エコノミストの村上尚己が、「首相交代で何が変わるのか?」と云う緊急レポートを発表させて頂きました。村上はゴールドマン・サックス証券でシニア・エコノミストを務め、この9月より当社チーフ・エコノミストに就任しました。各候補者の経済政策...
24時間
昨日のつぶやきを書いてから、今日のつぶやきを書くまで、凡そ24時間。短いようで、かなり長い時間です。今その24時間を思い出すと、それはまるで過去一週間の走馬燈のように、多くの出来事が目の中に蘇ります。何もしなければアッと云う間に過ぎてしまう24時間。...
代々木公園
今、代々木公園でこのつぶやきを書いています(@午後6時頃)。旧渋谷公会堂、現CCレモンホールで取引所主催のコンプライアンス・フォーラムがあり、インサイダー取引についてパネリストとして参加しました。それが終わり、天気もいいし、夜の会食は表参道近辺なので...
思い出す脳
東京の港区にある、或るお店の名前が思い出せないで困っていました。そんなにしょっちゅう行く店ではないのですが、20年前からチョロチョロと行き続けているので、よ~く知っている店です。ところが最近、店の名前を正確に思い出せなくて、弱っていました。大体は思い...
ラグビー・ボール
アメリカ政府が、ファニーメイとフレディーマック2社を、政府管理下に置くことを決定し発表しました。実質的な国営化であり、最大20兆円まで投入するとのこと。サブプライム問題の典型であったこの2社の救済は、今日の東京株式市場でも大きく好感されました。サブプライ...
タイムカプセル その2
マーケットは大荒れです。首相が辞任しても殆ど動揺しなかった我が国の資本市場ですが、アメリカ経済の雲行き不安には、大きく動揺しました。こう云った状況を、大騒ぎをしている永田町の住人の方々は御存知なのでしょうか。まぁしかし、今日は閑話休題、全く違う話でも...
短期集中
今朝は、或る用事のため4時起きでした。しかし夜になった今でも、全く元気です。流石に睡眠不足ではこうは行きません。一方、流石に4時起きでは、充分には寝られません。どうして調子がいいかと云うと、短時間ですが集中して深く眠ることに成功したからです。いつでも...
制度疲労
昨日は鈍感と云うテーマで、福田首相の辞任に関して、我々国民がこの異常事態に対してもっと敏感にならなければいけないのではないかと書きましたが、更に一晩経って思うに、今の政治の在り方自体に、既に制度疲労が起きているのではないかと感じ始めました。自公体制が...
鈍感
普段あまりテレビを見ないのですが、昨晩は偶々、ちょうど午後9時30分に、テレビの前に来ました。福田首相が何やら話し始めて、その雰囲気から、え?え?また?と思って見ていると、辞任しますとのこと。なんのことやら。権力にしがみつくのも良くありませんが、こう...
T9
T9って御存知ですか?アメリカのTegicCommunicationsと云う会社が開発した単語予測型の文字入力方式のことで、元々は英文を短縮入力するためのものらしいのですが、日本語の場合は、子音だけで入力して、単語を予測するものです。あかさたな・・だけで入力する。例え...
変化と対応
最近よく思うこと。それは「変化するかしないか」ではなく、「どう変化するか」が問われている、と云うことです。世の中で変化が起きています。必ずしもクッキリと見えている訳ではないのですが、変化が起きていることを、全身で感じます。変化は、既に在る者にとっては...
記録的
記録は破られるためにある、とはよく云われることですが、これはどんなものにも当て嵌まりそうです。最近実感しているのは「忙しさ」。経営者ですから忙しいのは当たり前です。忙しいのが苦手では、経営者は務まらないと思いますし、ですから決して弱音ではありませんが...