記事一覧

「ハッチ」こと、チーフ・外国株コンサルタント岡元兵八郎が、米国金融街出身者ならではの知見や実体験を披露します。日本とは異なる米国の投資家を取巻く環境やハッチならではの独自の視点での米国の見方をお伝えします。

月1回
ウォール街を知るハッチの独り言
アフリカに来て思う危機意識
「私たちは戦争の真っ只中にいるのです」と私に教えてくれたのは、ウクライナ人でもなく、パレスチナ人でもありません。そう言ったのはエチオピアの首都アジス・アベバの観光ガイド、32歳のガシ...
世界の証券取引所を見てきた話
今年に入り久しぶりにニューヨーク証券取引所(NYSE)を訪問する機会を得ました。証券取引所は、株式の価値を決める重要な機能を持つ資本市場の要です。1792年に24人の株の取引業者がボタンウッ...
スーパーボウルとテイラー・スウィフトの経済学、そして米大統領選挙の行方
スーパーボウル、過去最高記録の視聴者数 スーパーボウルの経済効果は約2.6兆円 スーパーボウルの広告出稿状況から考察する企業の強さ テイラー・スウィフト×スーパーボウル テイラー・スウィフト、日本のコンサートの経済効果は341億円
憂慮 日本企業の給与の安さ
会社に良い人材を採用することは会社の存続や将来のために大切なことの一つですね。私は新卒で入社した米国の証券会社で、最終的に機関投資家相手の外国株関連業務部門の責任者になったのですが...
S&P500と全世界株式(オールカントリー)か?
 最近「S&P500をベンチマークとする投資信託か全世界株式(オールカントリー)をベンチマークとする投資信託のどちらがよいのか?」という議論を耳にすることが増えてきました。YouTubeのよう...
アプリ
先月仕事で中国は深センとベトナムのホーチミンを訪れました。コロナ等もあり、中国を訪れたのは8年ぶりくらいだと思います。中国がフィンテック先進国となっているというのは記憶にあったので...
高まるシンガポール株の投資妙味
10年ぶりにシンガポールを訪れる機会を得ました。これまで、仕事に絡む出張というと米国でしたが、今回はとある目的がありシンガポールへと向かうことになります。アジアの優等生として知られて...
私が社会人になり
今月19日で、『ブラックマンデー』が起きてから36年が経ちます。私が社会人になり、ソロモンブラザーズと言うアメリカの投資銀行の日本法人へ入社したのが1987年、今から36年前のことです。私は...
投資セミナーで自己判断する小学四年生に敬服
最近個人投資家の皆さんと直接お話しをする機会が増えてきました。8月には都内の大学の投資クラブ主催の米国株コンテストがあり、そこで2回にわたり米国株市場や、米国株投資についてのお話しを...
ジャクソンホール
金融の世界では8月の後半になるとジャクソンホールという単語がよく聞かれるようになります。ジャクソンホールとは、どこかのホール(会場)ではなく、アメリカのワイオミング州に位置するリゾ...
株式市場の不必要なノイズをとる 要らないノイズから離れて考えてみる
私は仕事柄、海外の株式の運用を行なっているファンドマネージャーと呼ばれる職種の方々とお会いする機会が数多くあります。彼らの投資哲学や、投資手法などプロの投資家という視点だけでなく、...
円建てで史上最高値を更新する米国株だが、ここから始める積立投資のススメ
このところ日本株が堅調に推移していますが、米国株も負けてはいません。米国を代表する株価指数であるS&P500は最近になって円建てで史上最高値を更新しているのです。その理由の一つが、足下の...
もし米国の債務上限問題が解決していなかったら
先週末5月27日土曜日、米国連邦政府の債務上限(デット・シーリング)の引き上げについて基本合意に達したという報道が流れました。次のステップは合意内容が法案化され、31日には議会で採決され...
マダガスカル金融デジタル化事情
なぜマダガスカルでモバイルバンキングが普及しているのか、なぜマダガスカルで金融のデジタル化が普及するのか?
当たり前のことが当たり前でない国へやって来て体感したこと マダガスカルへ来て思ったこと
この3月久しぶりにアフリカへ一人旅をする機会を得ました。コロナが世界中の人々を苦しめ、もうアフリカに行くこともないかもしれないと残念に思っていたのですが、コロナも終焉に向かうにあた...
米国株投資元年とする最高のタイミング
新しい年がやってきました。ここ数年コロナ禍で米国株の積立投資を始めた方が増えてきています。「長期投資」という方針で始めた方が多い一方で、米国株はどうも「儲かる」という触れ込みで、米...
32年前ウォール街時代のプロポーズストーリー
先週、このコラムの編集を担当している女性社員に「リアルのウォール街で映画みたいなロマンスってあるんですか?」と聞かれました。「個人的なことなので、あっても分からないよ」と答えたもの...
バイト先の上司の指示でデモ真っ最中のフィリピンに飛んだ話
これは1983年、今から39年前の話です。もう時効だと思い書くことにします。私は学生の時に、NBCニュースというアメリカの三大テレビネットワークの報道部門の東京のアジア総支局でアルバイトを...
人生100年時代に備える ‐ 過去の事例から学ぶ長期投資の効果
近年YouTubeやTwitterなどのSNSで米国株のインフルエンサーと呼ばれる多くの方々が米国株投資について情報発信をする時代になっています。そんな中、アメリカの個人投資家の普通の方で何十年も...
アメリカ株と昔の株券を集める趣味の話
私の趣味の一つは古い株券を集めることです。えっ、株券って?と思われる方もいるかもしれません。株券は文字通り、会社の株式の所有権を証明する証書です。株券の歴史は長く、ギネスブックによ...
前へ 1 2 次へ
岡元 兵八郎
マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ シニアフェロー
Twitter:@heihachiro888
上智大学を卒業後、ソロモン・ブラザーズ証券(現シティグループ証券)入社。東京、ニューヨーク本社勤務を含め26年間同社にて一貫して外国株式のマーケティング、外国株式関連商品業務に携わり、外国株式部の上級管理職として機関投資家相手の外国株式ビジネスの拡大に努める。新しい海外株式市場への投資への啓蒙活動を精力的に行い、日本の機関投資家が世界54カ国の株式市場へ投資を行うサポートを行ってきた。
その後4年半はSMBC日興証券株式会社で、エクイティ部、投資情報部にて米国株式市場・企業情報の情報収集、分析、顧客向け資料作成業務の責任者として、個人投資家向けに米国株式投資の啓蒙活動を行うなどし米国株式仲介事業の拡大に貢献。
北米滞在10年、世界80カ国を訪問、33カ国を超える北南米、アジア、欧州、アフリカの証券取引所、証券会社、上場企業のマネージメントへの訪問を行うなど、グローバルな金融サービス部門において確かな実績を築く。
2019年10月より現職。
<主な著書>
『日本人が知らない海外投資の儲け方』(ダイヤモンド社)
『資産を増やす米国株投資入門』(ビジネス社)
著書名のリンク先はアマゾン(Amazon)等、マネックス以外の他社のウェブサイトを表示します。