ウォール街を知るハッチの独り言の記事一覧

「ハッチ」こと、チーフ・外国株コンサルタント岡元兵八郎が、米国金融街出身者ならではの知見や実体験を披露します。日本とは異なる米国の投資家を取巻く環境やハッチならではの独自の視点での米国の見方をお伝えします。

月1回
ウォール街を知るハッチの独り言
もし米国の債務上限問題が解決していなかったら
先週末5月27日土曜日、米国連邦政府の債務上限(デット・シーリング)の引き上げについて基本合意に達したという報道が流れました。次のステップは合意内容が法案化され、31日には議会で採決され...
マダガスカル金融デジタル化事情
なぜマダガスカルでモバイルバンキングが普及しているのか、なぜマダガスカルで金融のデジタル化が普及するのか?
当たり前のことが当たり前でない国へやって来て体感したこと マダガスカルへ来て思ったこと
この3月久しぶりにアフリカへ一人旅をする機会を得ました。コロナが世界中の人々を苦しめ、もうアフリカに行くこともないかもしれないと残念に思っていたのですが、コロナも終焉に向かうにあた...
米国株投資元年とする最高のタイミング
新しい年がやってきました。ここ数年コロナ禍で米国株の積立投資を始めた方が増えてきています。「長期投資」という方針で始めた方が多い一方で、米国株はどうも「儲かる」という触れ込みで、米...
32年前ウォール街時代のプロポーズストーリー
先週、このコラムの編集を担当している女性社員に「リアルのウォール街で映画みたいなロマンスってあるんですか?」と聞かれました。「個人的なことなので、あっても分からないよ」と答えたもの...
バイト先の上司の指示でデモ真っ最中のフィリピンに飛んだ話
これは1983年、今から39年前の話です。もう時効だと思い書くことにします。私は学生の時に、NBCニュースというアメリカの三大テレビネットワークの報道部門の東京のアジア総支局でアルバイトを...
人生100年時代に備える ‐ 過去の事例から学ぶ長期投資の効果
近年YouTubeやTwitterなどのSNSで米国株のインフルエンサーと呼ばれる多くの方々が米国株投資について情報発信をする時代になっています。そんな中、アメリカの個人投資家の普通の方で何十年も...
アメリカ株と昔の株券を集める趣味の話
私の趣味の一つは古い株券を集めることです。えっ、株券って?と思われる方もいるかもしれません。株券は文字通り、会社の株式の所有権を証明する証書です。株券の歴史は長く、ギネスブックによ...
アクティブファンドに投資するメリットとは?
S&P500やナスダック100の値動きに連動するパッシブ運用型の投資信託やETFへの投資が非常に人気となっています。パッシブファンドは、株価指数に連動することからインデックスファンドとも呼ば...
伊勢海老相場とバフェットさんの格言の話
数週間前、私は故郷の宮崎へ帰省しました。目的は、旧友二人と私の故郷を旅することでした。コロナ禍前は恒例の行事だったのですが、コロナ禍でそれが実現できずにいたので、今回は実に3年ぶり...
英語が全くできなかった私を救ったのはSONYという話
中学生の頃の私にとって、実は英語はとても苦手な科目でした。今でこそ仕事で海外の企業やファンドマネージャーと英語でやり取りができるくらいになりましたが、中学1年の頃の私の英語力はクラ...
アメリカはチャンスの国だと改めて思った話
私は4月末に渡米する機会を得ました。コロナ禍であった為、ほぼ2年半ぶりのことです。その時に、改めてアメリカがチャンスの国なんだなとつくづく感じた体験をしたのでご紹介したいと思います。...
世界最大の証券取引所の話
世界でも最も知られている証券取引所は間違いなくニューヨーク証券取引所でしょう。1987年の夏のことです。大学卒業後、米国の証券会社に入社し、ニューヨーク本社での研修の際、私は初めてニュ...
競争激化の米国の動画ストリーミングサービスの現状
「えっ、あなたの国でもネットフリックスが観れるのですか!」私が驚いたのは、2017年、アフリカ西部のセネガルの首都ダッカで、この国の最大手上場企業のソナテルの本社でのCFOとのミーティン...
全米で1億人が観るスーパーボウルの経済学 30秒のCMが8億円 その経済効果は最大で約550億円
アメリカで最も人々を団結させるスポーツイベントがスーパーボウルと言われています。スーパーボウルは、アメリカ最大のスポーツイベントと言われているアメリカンフットボールのプロリーグ「NF...
米国の家事代行事情とは
昨今、日本でも家事代行サービスを使う人が増えているようです。米国では一般家庭でもこの手のサービスは普通に活用され続けてきました。考え方の違いなのでしょうか、米国ではサービスと賃金の...
ニューヨーク証券取引所のオープニングの鐘を鳴らすイベントに参加した時のこと
世界最大の株式市場であるニューヨーク証券取引所では、市場の始めと終わりに鐘を鳴らすセレモニ-が行われています。この1日2回行われる打鐘の儀式は、100年以上の歴史がある伝統的なイベント...
金利が上がると株価は下がるのか?米国株で見るコロナ禍の金利と株価の関係
みなさんは金利が上がると株は下がると思い込んでいませんか? 事実は、必ずしもそうではないのです。こちらのデータは昨年と今年、コロナ禍での金利と米国株との関係を比較したものです。金利...
カツオくんとワカメちゃんの学費を米国株投資で貯めるとしたら
最近日曜の夕方、国民的お茶の間番組と言われるサザエさんを観ながら一つ余計なことを考えたのです。それは、磯野家のカツオくんや、ワカメちゃんの大学の授業料はちゃんと準備されているのか。...
ペルシャ式のおもてなし?イランの銀行でお金をもらった話
私はこれまで世界80ヵ国を訪れたことがあるのですが、この話になるとどこの国が一番良かったかとよく聞かれます。全ての国にはそれぞれ特徴があり、私は皆良かったと答えるのですが、そんな曖昧...