年度内最終週 需給イベントが目白押し

今週は年度内最終週となり、27日は3月期末配当権利付き最終売買日だ。そのほか、年金のリバランス、日経平均の銘柄入れ替えに伴う換金売り、TOPIXの浮動株調整のリバランス、配当の再投資など様々な需給イベントが集中する。これらは事前にわかっていることであり、それらを見越した先回りトレードはほぼ一巡しているだろう。

先週、日銀金融政策決定会合・FOMC(米連邦公開市場委員会)とビッグイベントを通過し、マーケットも大きく動いた後だ。今年は比較的、静かな年度末を迎えるのではないか。

動きの乏しい年度末と予想

今週の注目材料としては、28日に日銀金融政策決定会合の主な意見が公表される。また日米の物価統計も出てくる。29日は東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表になる。全国CPIの先行指標であり、3月の生鮮食品を除くコアCPIは市場予想で前年比2.4%上昇と前月(2.5%)からやや伸びが鈍化すると見込まれている。29日は米国でも2月のPCE(個人消費支出)価格指数の発表がある。市場予想では前月比0.5%上昇と1月の0.2%から伸びが加速する強めの数字を見込んでおり、上振れに対して警戒感がある。また29日にはパウエル議長がサンフランシスコ連銀主催のイベントで講演を予定している。

ただ、29日はグッド・フライデーで債券、株式市場は休場となるため、PCEやパウエル議長講演に対する市場の反応は見られない。週後半からはイースター休暇で市場参加者も少なくなるだろう。それもあって、動きの乏しい年度末となりそうだ。

波乱の芽は為替相場、年度末の円高には注意

静かな年度末の期待はあるが、波乱の芽は為替相場だろう。市場では政府・日銀による円安けん制への警戒が強まっている。また年度末特有の為替取引も相場変動の要因だ。この時期は決算に向けて日本企業のレパトリ(レパトリエーション;外貨の円転)が出やすい。日銀のマイナス金利解除くらいではレパトリ加速要因にはならないと思うが、一応、年度末の円高には注意したい。

予想レンジは4万円~4万1300円とする。