ドル円 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー
【為替】米GDP伸び率、1%台へ減速予想が浮上
10月下旬に発表された7~9月期の米実質GDP(速報値)は、前期比年率で4.9%と高い伸びとなった。「成熟した先進国」の代表的な存在である米国の経済が、四半期で5%近い高成長となったのは極めて異例の現象だろう。
ただ10~12月期は、それが大きく鈍化するという予想が浮上してきた。米景気の減速の程度次第では、米ドル高トレンドの転換が試されることにもなりそうだ。

吉田恒の為替デイリー
【為替】為替介入は円高へ転換させられるのか?
円安が止まらない中で、再び日本の通貨当局による円安阻止介入との攻防が注目されてきた。
では円安阻止介入で円安は止まり、円高に転換するかについて、今回は考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】FOMCの為替への影響を考える
11月1日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれ、終了後にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見が予定されている。今回のFOMCの特徴の1つは、比較的大幅な株安局面で迎えるということではないか。
少なくとも前回、9月会合よりFOMCは先行き景気見通しに慎重姿勢を示すことなどから「ハト派」と受け止められる可能性に注目。米ドル/円への影響は米10年債利回りの反応が鍵になりそうだ。

吉田恒の為替デイリー
【為替】日銀会合の為替への影響を考える
10月31日の日銀金融政策決定会合では、10年債利回りの上限の柔軟化や再拡大、さらにマイナス金利解除の前倒しを示唆するとの見方も一部にあるようだ。
これには、円金利上昇阻止にこだわることが円売り材料にされることへの懸念などの影響が大きそうだ。そもそも日本の金利は、基本的に米金利の影響を受けるため、米金利にピークアウト感が出てくるなら、円金利の上昇も目先的には限られるとの考えもあるかもしれない。

吉田恒の為替ウイークリー
【為替】11月の米ドル/円を予想する
米7~9月期実質GDPは4.9%上昇。「強すぎる米景気」背景に、米10年債利回りは5%まで、米ドルも150円まで上昇。
市場の注目は米景気減速へシフトの可能性。「米金利上昇=米ドル高」相場も転換か。
11月の米ドル/円は145~152円中心で予想。

吉田恒の為替デイリー
【為替】実質実効レートが示す循環的円安の限界
円の総合力を示す指標である実質実効レートには、過去5年の平均である5年MAを2割下回ると循環的円安が終了するパターンがあり、2022年10月も、実質実効レートが5年MAを21.3%下回ったところで円安は一段落となった。
円の実質実効レートはこの9月、5年MAを21.3%下回った。これは、2022年10月の円安一段落の状況と同じで、「きっかけ」があれば円安はいつ終ってもおかしくないのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米金利で考える米ドル/円のシナリオ
米長期金利、10年債利回りは5%突破で上昇一段落となった。著名投資家の「債券弱気論」撤回などをきっかけに、「上がり過ぎ」修正が始まったためと考えられる。
今後の米長期金利の見通しを考えるとともに、その米ドル/円への影響も検証する。

吉田恒の為替デイリー
【為替】続・1年前の「円安反転劇」を振り返る
2022年の米ドル高・円安は10月21日に終了、反転となった。
それまで米ドル高・円安の主因とされた日米の金融政策の方向性の違いが不変の中で、なぜ米ドル安・円高への反転となったかについて、さらに考えてみる。

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吉田恒の為替デイリー
【為替】1年前の「円安反転劇」を振り返る
2022年の米ドル高・円安は、10月21日で終わった。151円の高値で米ドルを売ったのは日本の通貨当局の為替介入だった。
ただその後もしばらく、米ドル高・円安が終了したと感じた人は少なかっただろう。むしろ11月に入ってから、一段と米ドル高・円安に向かうとの見方が多かったのではないか。この時の相場がどのようにして米ドル安・円高に転換したかについて振り返ってみる。

吉田恒の為替ウイークリー
【為替】10/23~10/27の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円の値幅が1円未満になるなど、このところ小動きが続いている。これは介入警戒の他、米金利上昇が米ドル買いにつながりにくくなってきたことの影響か。
米金利上昇は、強い米景気だけでなく、米財政赤字への懸念、「悪い金利上昇」の側面もありそうだ。
米金利上昇でも米ドル買いの鈍い状況が続くなら、米ドル高余地は限られる見通し。今週の予想レンジは147~151円中心で想定。

吉田恒の為替デイリー
【為替】トランプ減税後の「悪い金利上昇」相場を振り返る
米金利上昇と米ドル高のかい離が目立ってきた。これは、金利上昇が米財政赤字拡大を受けた国債需給悪化の影響、「悪い金利上昇」の側面もあるからではないかとの見方もある。
「悪い金利上昇」とされたのは、比較的近いところでは2017年12月、「トランプ減税」後の局面だった。ではそんな「悪い金利上昇」に米ドル相場はどう反応したのか?

大橋ひろこのなるほど!わかる!初めてのFX
【為替】膠着上昇の米ドル/円相場、憶測飛び交う10月の日銀金融政策
日米金利差は拡大基調。日本の為替市場への牽制発言が意味すること
米ドル/円の上値が抑えられている要因とは
日銀の金融政策はどう動くか、今後の方向性に注目

吉田恒の為替デイリー
【為替】米金利上昇と米ドル高のかい離の理由
米金利の上昇が続いているが、ここに来てそれと米ドル高が微妙にかい離してきた。これは円安阻止介入への警戒等による一時的なものなのか。
米金利上昇と米ドル高のかい離の理由について考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】続・円安阻止為替介入はできなくなったのか?
2022年の円安局面で、日本の通貨当局は145円で最初の円安阻止為替介入に出動した。ところが、最近は145円を越える米ドル高・円安に対しても円安阻止為替介入は確認されなかった。
1年前に比べて、日本の通貨当局が円安阻止に動きにくくなった可能性はあるかについて、今回は考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】円安阻止為替介入は出来なくなったのか?
米ドル高・円安に対して、日本の通貨当局はそれを止める介入も、1年前に比べてやりづらくなったのかということについて、今回は考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】1年前とのアナロジー続く米ドル/円の関係
7月に急落したものの、8月に入るとほぼ一本調子で上昇し150円の大台に到達した米ドル/円。このようなプライスパターンは、水準に少し違いはあったが、基本的に1年前と似たものだった。
1年前は、10月21日で米ドル高・円安は終了、11月に入ると一転して急激な米ドル安・円高に向かうところとなったが、果たして今回はどうか?

吉田恒の為替ウイークリー
10/16~10/20の米ドル/円を予想する
先週はFOMC関係者の「ハト派」発言が相次ぐ中で米金利が低下、米ドル/円も一時148円台前半へ下落。
その後、米インフレ指標が予想より強く、米ドル/円は150円近くまで反発した。ただし、中東情勢への懸念によるリスク回避の影響もあり、米金利は上げ渋り感が目立ってきた。
今週の米ドル/円は、「弱い」予想の米景気指標や中東情勢を受けた米金利の動きに注目しながらの展開か。147~151円中心での展開を想定。

吉田恒の為替デイリー
【為替】「中東ショック」の原油・為替への影響は?
イスラム組織ハマスとイスラエルの紛争拡大で、まず警戒されているのが原油価格の高騰だ。世界的な産油拠点である中東の地政学リスク拡大は、原油価格が100米ドルを大きく超えるなどの高騰をもたらすとの見方もある。
今回の「中東ショック」の原油、さらには為替相場への影響を考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】金利・為替「転換期」の前兆なのか?
10月12日の米CPI(消費者物価指数)発表を受けて、米金利と米ドルの上昇再燃となった。しかし、最近にかけては雇用関連統計や物価統計といった景気に対する「遅行指標」への金利や為替の反応の鈍さが目立っていた。
これは相場の転換期に起こりやすい現象だが、今回の場合はどうかについて考えてみる。