ドル円 の記事一覧

吉田恒の為替デイリー
【為替】2024年の米ドル/円を予想する
150円以上の米ドル/円の上昇は、5年MAとの関係からすると限界圏。その意味では、2024年は米ドル安・円高トレンドへ転換の可能性が高い。
経験的には、米ドル安トレンドへ転換すると1年以内に2割程度の米ドル下落の可能性。ただ、米大統領選挙年は選挙までは小動きのアノマリーも。円高加速は2024年後半か。
2024年の米ドル/円予想レンジは125~152円。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円の「米大統領選アノマリー」
2024年は4年に1度の米大統領選挙が予定されている。大統領選挙年の米ドル/円は、選挙前は比較的狭い値幅での小動きが続くものの、選挙前後からは一転一方向への大相場に向かうパターンが続いてきた。
論理的に説明するのは難しいものの、繰り返されてきたパターン、つまり「米大統領選挙アノマリー」と言って良いだろう。

吉田恒の為替デイリー
【為替】ポジション調整の米ドル、金利への影響は?
先週にかけて米ドル買い・円売りに大きく傾斜したポジションの手仕舞いが拡大した。
ただ依然として、米ドル買い・円売りに「偏り過ぎ」とも言える状況が続いている可能性があるため、更なるポジション調整の米ドル相場への影響は要注意ではないか。
また記録的な「売られ過ぎ」が続いている可能性のある米国債の買い戻しが、米国債価格上昇、利回り低下を後押しする可能性にも注目。

吉田恒の為替デイリー
【為替】FRB「最初の利下げ」はいつになるか?
円安から円高への転換で大きな鍵を握るのは米国の金融政策転換だろう。
そこで過去の金融政策の転換パターンを検証し、FRBの「最初の利下げ」のタイミングについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】実質実効レートで考える円反発の可能性
円の総合力を示す実質実効レートは、10月まで3ヶ月連続で5年MAを2割以上下回った。これは、5年MAとの関係で見ると、2014年10月の「黒田バズーカ2」を受けた「異例の円安」に次ぐ円安長期化だ。
逆に言えば、円反発が近づいている可能性とも言えるのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】金利差で考える米ドル/円の行方
今週に入り、米ドル/円は一時147円割れ近くまで急落した。これは大きく米ドル買い・円売りに傾斜したポジションの調整が感謝祭休暇前に入った影響が大きかったとの見方が多かった。
もう一つの要因は、金利差から見て行き過ぎた米ドル高・円安の修正が入ったことだったのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】続・やはり1年前に似ている米ドル/円
10月までの一本調子の米ドル/円上昇が、11月に入ってから下落に転じたのは1年前と同じだった。1年前はすぐに米ドル急落に向かったが、今回はどうか?
11月以降米ドル安に転じた理由と、それが急落に向かうリスクについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】続・米ドル買いポジション調整の影響
一部のデータによると、投機的な米ドル買い・円売りが急増している模様。円売り運用、「円キャリー」の全盛期に近いとの見方もある。
一方で、円売りの前提と見られる「強すぎる米景気」と、それを受けた米金利上昇にも変化の兆し。大量の米ドル買い・円売りポジション調整が、米ドル安・円高をもたらす可能性にも注目。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル買いポジション調整の影響を考える
米ドル/円の上昇相場が続く中、投機筋は米ドル買い・円売りポジションに大きく傾斜している可能性が高そうだ
1年前は、そんなポジションの年末にかけての損益確定が米ドル安・円高を加速させた一因と見られたが、今回はどうか?

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「CPIミニショック」の背景
11月14日発表された米10月CPI(消費者物価指数)が予想より弱い結果となると、米金利が大きく低下、そして米ドル/円も151円台後半から150円割れ近くまで急落した。
2022年も、同じように米10月CPI発表をきっかけに146円から140円まで米ドルが急落する「CPIショック」が起こったが、それに例えるなら今回は「CPIミニショック」ということになるのか。この背景と今後の影響について考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】為替の主テーマは「インフレ→景気」の可能性
CPIなど米インフレ指標の発表を受け、米ドル/円は一方向へ3円以上と大きく動くケースが続いたが、それに比べると徐々に反応は限られるようになってきた。
11月初めの米10月雇用統計発表を受けて米ドル/円が1円以上急落したように、米ドル/円はインフレ指標より景気指標への反応が大きくなってきた可能性がある。

吉田恒の為替ウイークリー
【為替】11/13~11/17の米ドル/円を予想する
先週の米ドル/円は5営業日続伸で151円台後半まで上昇。
151円台後半はテクニカルな重要分岐点。米ドル高・円安がここで止まるか一段と広がるかは、米景気減速を受けた米金利低下、そして円安阻止介入の有無などが鍵となる。
今週の米ドル/円は147~153円中心で米ドル高値波乱含みの展開を予想。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「介入相場」のシナリオ
米ドル高・円安が150円を大きく超える中でも、これまでのところ日本の通貨当局による円安阻止介入は行われていないようだ。
日本の円安阻止介入は、2022年には145~151円で3回行われた。それから1年経過したところで、円安阻止介入をやらないorやれないとなったということはあるかと言えば、その可能性は低いのではないか。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米ドル/円「CPIショック」の振り返り
1年前、2022年11月10日は「CPIショック」が起こった日だ。この日を境に、米ドル高・円安トレンドが転換したとの見方が一気に広がるところとなった。
改めて1年前の「CPIショック」について振り返ってみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】なぜ外貨買い・円売りはこれほど根強いのか?
根強い外貨買い・円売りが続いている。今週は米金利が低下する局面でも米ドル/円の下落は限られ、金利差からかい離する形で米ドル/円が上昇する場面もあった。
根強い外貨買い・円売りの背景と、今後の見通しについて考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】米長期金利はどこまで下がるのか?
2007年以来約16年ぶりに5%まで上昇した米長期金利、10年債利回りが、先週は一時4.5%を割れるまで低下した。7~9月期米実質GDPが前期比年率で4.9%(速報値)という異例の高い伸びとなった「強すぎる米景気」に変化の兆しが出てきた影響が大きいだろう。
米長期金利はこの先どこまで下がるかについて、今回は考えてみる。

吉田恒の為替デイリー
【為替】やはり1年前に似ている米ドル/円
「一本調子で上昇し、10月にはついに150円に到達した米ドル/円だったが、11月に入る頃から急に米ドル買い材料への反応が鈍く、そして米ドル売り材料へ過敏に反応するようになった」これは最近の米ドル/円について解説したのではなく、1年前の米ドル/円の解説だ。
改めて確認する必要があるほど、実は最近の米ドル/円は1年前の状況とよく似ている。

吉田恒の為替ウイークリー
【為替】11/6~11/10の米ドル/円を予想する
日銀金融政策決定会合後、2022年10月米ドル高値近くまで米ドル/円上昇となったものの、その後は米金利の大幅低下を受けて米ドル/円も150円を割り込んだ。
米景気減速への注目が高まり、米金利は一段と低下する可能性もありそうだ。
大量の米ドル買いポジションの手仕舞いは米ドルの上値を抑制し、下落を加速させるリスクもあり。今週の米ドル/円は147~151円中心で予想。