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チーフ・FXコンサルタントの吉田恒が独自の視点から日々のマーケット情報や注目材料などをお伝えします。
 

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吉田恒の為替デイリー
【為替】日本の通貨当局の為替介入の考え方
円安値圏での展開が続き、円安阻止介入も注目されている。そこで過去の為替介入から、日本の通貨当局の介入を決める上での判断について考えてみた。
投機筋の円売り戦略を研究する・後編
記録的に大幅な金利差円劣位を受けた投機筋の円売りはいつまで続くのか。その転換の目安について、前回に続き考察する。
【為替】投機筋の円売り戦略を研究する・前編
米ドル高・円安が長期化しているが、その一因は記録的に大幅な金利差円劣位を受けた投機筋の米ドル買い・円売り拡大だろう。 投機筋の円売り戦略について、前後編2回に渡って考察してみる。
【為替】円売りの時代、2007年との類似と違い
2007年は投機筋の円売りが空前規模で拡大した年だった。 2007年と最近の状況において、大幅な金利差円劣位に代表される類似点や違いについて考察してみる。
【為替】日米の金融政策は米ドル/円に影響したのか?
今週は3月19日に日銀、そして翌20日にFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合が開かれた。その中で一時は2023年の米ドル高値である151.9円へ一気に肉迫する米ドル高・円安の展開となった。これは、日銀がマイナス金利解除を決めたものの、緩和気味の金融政策を続けることが確認されたためといった解説が多かったが、本当だろうか。 改めて今週の日米金融政策の米ドル/円の影響について確認してみる。
【為替】「日銀利上げでも円安」は続くのか?
3月19日のレポートでは、2000年以降の過去3回の日銀「利上げ」では円安の流れが変わらなかったことを紹介した。その主因は大幅な日米金利差円劣位だったと考えられた。 では今回も大幅な金利差円劣位の中で日銀「利上げ」にもかかわらず、逆に円安が大きく広がることになるかと言えば、それにも自ずと限界があると考えている。
【為替】なぜ過去の日銀「利上げ」では、円安が続いたか?
日銀がマイナス金利解除に踏み切った場合の為替相場への影響はどうなるか。 2000年以降では、これまで3回の日銀「利上げ」があったが、その際の為替への影響を振り返りながら考えてみる。
【為替】2007年と類似している米ドル/円
記録的に大幅な金利差の中で円売りが拡大する最近の状況は、2007年にかけての局面と重なる。2007年に円安から円高への転換が起こった理由などを確認してみる。
【為替】再点検 米ドル/円と日米株価の関係
最近にかけて日本株が急反落となった一因は円高への反転とされる。「為替→日本株」の影響は一定程度あるだろう。 ただ逆の影響は、「米国株→為替」が基本だろう。その意味では、さらなる「円高→日本株安」になるかの鍵は米国株の動向ではないだろうか。
【為替】米ドル売り・円買い継続の見極め方
先週から米ドル/円が急落に転じたのは、米ドル「買われ過ぎ」の反動が広がったことが一因とみられた。そうした米ドル売りはまだ続くのか、それとも再び米ドル買いに戻るのか。そのテクニカルな目安として120日MA(移動平均線)に注目してみたい。
【為替】円高140円に必要な米金利低下とは?
米ドル/円は最近にかけて146円台まで反落した。 さらに一段と下落が広がり、例えば140円を目指すようになるためにはどんな条件が必要かについて、日米金利差との関係を中心に考えてみる。
【為替】2007年「円売りバブル」の教訓・後編
2007年の「円売りバブル」が崩壊に向かった中での象徴的な出来事が「オージー(豪ドルの通称)・ショック」だった。「円売りバブル」が再現しかねない今回の教訓として、その背景を考察する。
【為替】2007年「円売りバブル」の教訓・前編
2007年は「円売りバブル」が起こった局面だった。当時と最近は大幅な金利差など重なる点がいくつかあるが、今回も「円売りバブル」再現に向かうだろうか。 2007年の「円売りバブル」崩壊までを考察し、その教訓を前後編2回で確認する。
【為替】急増する投機外貨買いと反転リスク
米ドルなど外貨の投機的買いが急増しているようだ。背景にあるのは、2000年以降で最大に近いほど拡大している大幅な金利差外貨優位だろう。 ただ投機的外貨買いは円安に一巡感が出たり円高リスクが浮上すると外貨売りに転じる。投機の外貨買いの円相場への影響について考察してみる。
【為替】なぜ日銀のゼロ金利解除は失敗が続いたか・後編
日銀の2度目のゼロ金利解除は2006年に行われたが、その後2007年以降の信用バブル崩壊、「リーマン・ショック」などにより再びゼロ金利へ戻ることになった。この背景について考察してみる。
【為替】なぜ日銀のゼロ金利解除は失敗が続いたのか・前編
日銀が3、4月の金融政策決定会合でマイナス金利解除に踏み切るとの見方が強くなっている。 日銀はこれまでゼロ金利解除は2回行ったことがあったが、ともに株バブル崩壊に巻き込まれて、比較的すぐにゼロ金利への回帰を余儀なくされた。結果的には政策判断が後手に回った影響が大きかったと考えられたが、今回は果たして大丈夫だろうか。前後編2回で、過去の日銀ゼロ金利解除失敗の背景を検証してみる。
【為替】円安阻止介入再開のシナリオ
米ドル/円は、2022年10月と2023年11月に記録したこの間の米ドル高値、円安値151.9円程度に近い水準での推移が続いている。では2022年10月以来の円安阻止の為替介入が再開される可能性はあるだろうか。 結論的には円安値更新までは介入の可能性は低いものの、3月中に安値を更新、円一段安に向かうようならば、介入の可能性は高まるのではないか。
【為替】なぜ、円相場は日銀要因に過敏なのか・後編
日銀の超低金利政策が続くなら円安の流れは変わらないのか。 今回はこれまでの円安から円高へのトレンド転換において、重要な役割を果たした要因について考えてみる。
【為替】なぜ、円相場は日銀要因に過敏なのか・前編
2月29日、日銀の高田審議委員の発言に反応したとして円買いが拡大する場面があった。この日に限らず、米ドル/円は日銀要因に大きく反応するパターンをこのところ繰り返している。その最たる例は2023年12月7日、植田総裁のいわゆる「チャレンジング発言」を受けた円相場の急騰だろう。この日の米ドル/円最大値幅は6円以上に急拡大した。 米ドル/円は、なぜ、これほど日銀要因に大きく反応するかについて、前後編で考察する。
【為替】再点検 米ドル買い相場が変わる条件とは?
米ドル/円は、5年MAかい離率などで見ると記録的な割高となっている。その意味ではさらなる上昇は限られそうだ。 ただ米ドルが大きく下がるためには、米金利が大きく下がる見通しが必要だ。米ドルが大きく下がる見通しが出てくるまでは、大幅な金利差による米ドル優位から米ドル買いが有効という状況が続いてきた。それが変わる条件を再点検してみる。
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吉田 恒
マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長
大手の投資情報ベンダーの編集長、社長等を歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
<主な著書>
「投資に勝つためのニュースの見方、読み方、活かし方」(実業之日本社)
「FX予測のプロフェッショナルがついに書いた!FX7つの成功法則」(ダイヤモンド社)
「アノマリーで儲ける!FX投資術」(双葉社スーパームック)
「これから来る!「超円安」・「超株高」の本命シナリオ」(カンゼン)
「そうだったのか!FX大相場の真実」(ビジネス社)
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