松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
株式手数料自由化から10年
10年前の今日、我が国に於ける株式委託売買手数料が完全自由化されました。謂わば日本版メーデー(アメリカでは1975年5月1日)からちょうど10年目の記念日になります。当社も10年前の今日、営業を開始しました。4月に会社を創り、人を採用し、証券会社としての体...
上場企業
上場企業と普通の(非上場の)株式会社はどう違うか?日本に於いては、この2つの違いは上場しているか否かの違いだけであって、法的な枠組みや、出来ること出来ないことについては、基本的に同じであると論ぜられることが多くありました。アメリカでは基本的に、会社法...
ベジロック
ベジロックとはなんぞや?我が社のカブロボファンドの主題歌「進めカブロボ☆Fight!」も歌って下さっているサンプラザ中野くんさんが中心人物らしい。野菜や農業がメイン・テーマらしい。農林水産省も関わってる??なんでも音楽・エンターテイメントの力で「日本の農...
気が置けない
千葉の館山に、那古海岸と云う場所があります。遡ること33年、白ふんどしをして一週間の水泳学校を過ごした思い出の場所です。そこに同級生20余名で、泊まりがけで出掛けました。私にとっては33年ぶりの再訪です。土曜の午後から海岸でBBQ、夜は改築された、し...
私の税金はどこへ行く?
マネックスを創り、やがて黒字化して法人税を払い始めた時、私はとても嬉しい・誇らしい気持ちがしました。個人的にも、私は進んで税金を払う方です-と云うと当たり前のことですが、より正確に云うと、節税をしないで多めに払う方です。私はマゾではありませんが、個人...
モメンタム
5連休は如何過ごされたでしょうか?証券会社にとって、最近の年末年始もかなり短縮化してきたので、この5連休は年間スケジュールの中でも本当に長い休みでした。どんなことにもモメンタム(正確にはイナーシャ)、即ち慣性があります。動き出すと止まらない。或る方向...
切り替え
変化に対して身構えて進むか、流れに棹さして進むか。変化を前向きに捉えて前進するにしても、その心構えは二通りあるように思えます。私は変化は好きで、いつも前向きに考えようとし、かつ変化に対する心構えは後者、即ち順張りで流れに乗るタイプです。しかし今回の大...
校歌
今日、恐らく30年以上ぶりに、小学校の同級生Oさんと話しました。Oさんは資本市場に関わる仕事に携わっており、広い意味での同業者なのですが、ちょっと前までその事実を知りませんでした。ところが或る時、或るお鮨屋さんに、△△のOさんって知ってますか?と聞か...
風向き
「向かい風か、追い風か。それは、あなたの見ている方向で決まる。」-これはマネックスグループが今年の3月に打った新聞広告のコピーです。自分達で出した広告なので自画自賛になって恐縮ですが、いいコピーだと気に入っています。世間では新しい風が吹き始めました。...
音楽
最近やたら忙しく、パンパンになってきました。何で忙しいかと云うと、これが簡単には云い表せません。あっちゃこっちゃアレソレ、詳細を明らかにすることは控えますが、様々な事情とカテゴリーで、とにかく忙しくしています。で、そうなると何を求めるか?どうやってこ...
大連の英語
週末から既に東京にいるのですが、大連での話をもうひとつだけさせて下さい。2年前、初めて大連に行った時は、ボランティアで会議をサポートしている現地の大学生の英語の上手さ、或いは上手ではなくとも何とか英語を使おう、英語でサービスしようと云う強い意志に感心...
元の国際化
上海は国際金融センターになれるか?私はその前に、人民元が国際化されることが必須だと思います。元の国際化なしに、上海が国際金融センターになることはあり得ません。元が基軸通貨のひとつになるためには、中国から見た外国人が大量に安心して元を持てるようにならな...
中国の変化
今、大連で国際会議に参加しています。中国への進出をグループの重要な長期成長戦略の一つと据えている当社にとって、中国でビジネスをしようとする企業、ビジネスや資本を誘い込もうとする中国政府、中国を取り巻く環境がどう変化していくかを研究している学者、その他...
株価と裁判所
MBOに於ける株式の買い取り価格について、高裁が会社の決定した価格(それは地裁は適正だと決定しているのですが)を不当とし、会社が採用した基準価格よりもかなり過去の株価を基準とし、適当な買い取り価格を決定したとのニュースを読みました。正確には、会社の提...
お金の流れ その5・トレーディングと流動性
5回シリーズは長いですね。今日あたりは他にも書きたいことがいくつかあるのですが、乗りかかった船なので、最後まで書き切ってしまおうと思います。昨日までの4回で、日本が公的金融から抜け出せない状況、個人金融資産の中身には不安がある状況、一方日本の個人投資...
お金の流れ その4・日本の株はなぜ安いか
「政府の意志」「個人金融資産と国のバランスシート」「個人投資家は賢い」と続いてきた5回シリーズの今日は第四回です。日本の株はこの20年間、世界の株が大きく上昇したのに対して殆ど上昇してないとか、或いはその反射として割安であるとか、よくそう云われます。...
お金の流れ その3・個人投資家は賢い
日本の個人投資家はリスクが取れるのか?と外国の人に聞かれます。ちょっと待って下さい。日本の個人ほど自国通貨以外の資産を直接持っている国民を私は知りません。そもそも現代の形に近い「先物」と云うものを史上初めて作ったのは日本の商人(堂島の米市場)と云われ...
お金の流れ その2・個人金融資産と国のバランスシート
今日は5回シリーズの第二回。我が国が現代経済を支えるための金融システムの改革を進めなかった結果(だと私は思っているのですが)、どのようなことになっているかについて書きたいと思います。資金の出し手(=リスクの取り手)は、ずぅっと掘っていくと個人か財団し...
お金の流れ その1・政府の意志
今日、証券市場を活性化するにはどうしたらいいかとの質問を受け、それに対して答えた内容があるので、5回に分けてシリーズで御案内したいと思います。その1は「政府の意志」、その2は「個人金融資産と国のバランスシート」、その3は「日本の個人投資家は賢い」、そ...
出張中の買い物
私はあまり買い物をしないタチなのですが、一方で海外出張中にはワリと買い物をする方です。海外での買い物と云うとブランド品とかおみやげを想像する方が多いと思われますが、私はそもそもブランド品はほとんど買いませんし、おみやげは基本的に買わないことにしていま...