【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,500.93  △48.95 (2/13)
NASDAQ: 22,546.67  ▼50.48 (2/13)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。13日に発表された1月のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことで、FRB(米連邦準備制度理事会)の追加利下げ観測が浮上し、これが株式市場の追い風となりました。

ダウ平均は小幅安の49,439ドルで取引を開始しました。序盤は12日の終値である49,451ドル付近で一進一退に推移しました。徐々に上げ幅を拡大し、中ごろには292ドル高の49,743ドルまで上昇し、この日の高値をつけました。その後は伸び悩むと取引終了間際には再び、小幅安になるなど方向感に欠ける展開でしたが、最終的には48ドル高の49,500ドルで3営業日ぶりに反発となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は50ポイント安の22,546ポイント安の4日続落、S&P500株価指数は3ポイント高の6,836ポイントで4営業日ぶりに反発となりました。

2.経済指標等

2026年1月の米CPIは前年同月比2.4%上昇と市場予想(同2.5%)を下回りました。また、前月比も0.2%上昇と市場予想(0.3%)を下回りました。食品・エネルギー除いたコア指数は前年同月比2.5%上昇、前月比0.3%上昇と市場予想に一致する結果となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。公益事業が2.7%高でセクターの上昇率トップとなりました。不動産が1.5%高で続き、素材とヘルスケアが1.0%台の前半の上昇となりました。一方で4業種が下落しコミュニケーション・サービスが0.8%安、情報技術が0.5%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇しました。ナイキ[NKE]が3.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が3.1%高、ウォルト・ディズニー[DIS]が3.0%高となりました。一方でビザ[V]が3.1%安と大きく下げたほか、アップル[AAPL]が2.3%安、エヌビディア[NVDA]が2.2%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ[AMAT]が直近四半期の決算と業績見通しが好感されたたことで8.1%高の大幅高となりました。モデルナ[MRNA]は第4四半期が市場予想を上回る業績であったことで5.3%高となりました。ピンタレスト[PINS]は第4四半期の売上が市場予想を下回ったことに加え、先行きの業績見通しも弱気であったことから16.8%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.05%低い4.05%となりました。16日朝のドル円は152円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

13日の米国市場は主要3指数は高安まちまちとなりました。ナスダック総合株価指数は下落したものの、アプライド・マテリアルズ[AMAT]など一部のハイテクが上昇したことが下値を支えました。週明けの日本市場は米国の早期追加利下げ観測などを材料に、反発してのスタートが見込まれます。日中には国内の経済指標で、2025年10-12月期の国内総生産(GDP)の1次速報値が発表される予定です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)