週末、沖縄・石垣島で開催された大学のワークショップに参加していました。ファイナンスに関する各自の研究を持ち寄り、発表を通じて知見を共有する、貴重な時間となりました。分業による知識の共有は、学問に限らず、さまざまな分野で活用できる有意義な手法でしょう。

石垣島は首都圏をはじめ本土からの移住者が多く、伝統文化も今は地元の人だけでなく、外からの移住者が担う場面が増えているそうです。暮らしの中で自然に役割を分かち合う姿は、こうした知識の共有の一つのかたちかもしれません。

一方、この週末は自然災害への不安も影響したのか、観光客の姿が少なく感じられました。7月5日に大災害が起きるという噂がSNSで広まり、旅行のキャンセルが相次いでいるとも報じられていましたが、地元の方も、いつもより静かだと話していました。

そのおかげか、今回は落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとした時間を味わうことができました。大橋さんとは入れ違いでしたが、私も沖縄の通り雨「カタブイ」に遭遇し、さらに台風も接近中ということで、ひやひやする場面もありました。こうした自然のリズムの中で過ごすうちに、非日常の体験が重なる忘れがたい週末になりました。