みなさん、Cursor(カーソル)というAIエディタをご存知でしょうか?私は今週から使い始めたのですが、これが想像以上に興味深い体験となっています。

Cursorのすごいところは、自然言語で指示を出すだけで、テキストで行う多くの作業をAIが代わりに実行してくれることです。実際に使ってみると、仕事の作業スピードが体感値で3倍になりました。さらに、使用履歴を蓄積し、使えば使うほど私の思考パターンや経歴を反映して作業をしてくれるようになります。つまり、CursorのAIがどんどんパーソナライズされていくのです。

私は現在、Cursorに過去のインタビュー記事、ブログ記事、メルマガ、性格診断結果、経歴、スキルなどを全て学習させています。それらを定義ファイルとして保存し、Cursorが作業する際の思考基準として活用しているのです。

この作業をしていて、ふと子どもの頃に見た藤子不二雄の『パーマン』を思い出しました。主人公がコピーロボットに自分の行動パターンを教え込み、身代わりとして活動させていたあの感覚です。まさに今、私は自分のデジタルコピーを育てているような気持ちになっています。

AIが単なるツールから、私たちの思考や行動を理解するパートナーへと進化していく過程を、リアルタイムで体験しているのかもしれません。今、AIを使っていない人は、「Excelがあるのに、電卓で計算している人」のようになってしまうかもしれません。みなさんも、AIを「使う」だけでなく「育てる」という視点で接してみてはいかがでしょうか?新しい発見があるかもしれません。