田嶋智太郎の外国為替攻略法の記事一覧
株式会社アルフィナンツ 経済アナリスト 田嶋智太郎氏が、外国為替市場の動向や、為替市場への投資の考え方について解説します。
隔週月曜日に更新
いよいよドル/円の調整は最終の仕上げ段階へ?
以前から本欄では、ドル/円の価格推移について、昨年2月1日安値を始点とする5波構成の強気相場が続いており、現在は今年5月22日高値を始点とする「第4波(=修正波)」の局面にあるという一つ...
「リスクオンならドル売り・円売り」は、もはや過去のもの!?
近年、外国為替市場では「リスク選好(リスクオン)のドル売り・円売り」、あるいは「リスク回避(リスクオフ)のドル買い・円買い」という文言がよく用いられてきました。たとえば、昨年(2012...
「押しては引いて」の米金融政策がドル/円の行方を左右する!【田嶋智太郎の外国為替攻略法】
先週10日に行われたバーナンキFRB議長の講演は、市場で強まっていた量的緩和(QE)の早期縮小観測を大きく後退させるものとなりました。結果、あまりにも急ピッチだった米長期金利の上昇には...
「三役逆転」のシグナルが灯ったユーロドルの行方
先週5日に発表された6月の米雇用統計が強めの結果となったこともあり、市場では基本的にドルの強みが増しています。また、本日(10日)は前回のFOMC議事録の公開とバーナンキFRB議長講演が予定...
米雇用統計の結果がドル/円の行方を大きく左右する...
周知の通り、今週5日には6月の米雇用統計が発表されます。時計の針を5月3日に戻しますと、この日発表された米雇用統計の結果は市場にとって大きなサプライズとなりました。4月分の非農業部門雇...
目先的なドル/円の戻りには自ずと限界がある!?
前回(6月19日)更新分で述べたように、目下のドル/円は5月22日につけた高値=103.73円から始まった「第4波の修正波」の局面にあると見ることができ、この「修正波」はa-b-cの3つの波で構成...
直近高値からのドル/円の調整は3波構成になる!?
前回(6月12日)更新分でも述べたとおり、目下のドル/円には複数の弱気シグナルが灯っており、いましばらくは調整局面が続くものと見られます。この調整局面は、エリオット波動理論に基づく一...
昨年秋以来長い間なかったドル/円の動きに要注意!
前回(6月5日)更新分に引き続いて、今回もドル/円の日足の動きに注目します。前回の本欄では「仮にドル/円が40日移動平均線(40日線)を下抜け、遅行線が日々線を下抜ければ、やはり意識され...
6月のドル/円は「一旦調整局面入り」となるか?
5月が終わり、注目していたドル/円の月足(ロウソク)は8カ月連続の「陽線」となりました(下左図参照)。変動相場史上における新記録の達成です。少し気になるのは、5月の月足がやや長めの上...
日経平均株価の値動きが落ち着くまでドル/円は様子見が賢明?
周知の通り、先週23日の日経平均株価は前日終値比で1,000円以上の大幅な下げとなりました。その前兆は、前日(22日)のNY時間に行われたバーナンキFRB議長の議会証言とその後の議員との質疑応答...
ユーロ/ドルに強めの売りシグナルが灯るとき・・・
本日(5月22日)の日本時間23:00から、バーナンキFRB議長は米上下院合同経済委員会において議会証言に臨むこととなっています。この2週間ほど、市場では米景気の回復期待やFRBが早期に緩和策の...
「FRBが早期に出口戦略に着手する」はホントウか?
ついにドル/円が100円の大台を突破し、一気に102円台まで駆け上る動きとなりました。この動き、市場筋の間では「海外投機筋による力技によるもの」との見方が少なくないようですが、これはどう...
豪ドル/円は一旦「売り」と判断される可能性...
昨日(7日)、オーストラリア準備銀行(中央銀行/RBA)は理事会を開き、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートを0.25%引き下げて、8日から過去最低水準の年2.75%にすると発表しま...
ドル/円が一旦調整となった場合の下値メドは?
4月が終わり、ドル/円の月足は「7ヶ月連続の陽線」と変動相場史上で過去に3回のみ確認される"記録"に並ぶこととなりました。この5月は「8カ月連続で新記録達成」と行きたいところではあります...
現在のドル/円の過熱ぶりは記録的!?
今、市場の最大の関心事は「果たしてドル/円は100円の大台に乗せるのか?」といった点にあることと思います。実際、4月11日には99.95円、22日には99.88円の高値をつけ、あと一歩というところに...
2年で2%なら1ドル=120円?
4月初旬に日銀が決定した「異次元緩和」の内容を受けて、英バークレイズのチーフエコノミスト、ジュリアン・キャロー氏は「2年で2%の(物価目標)達成には1ドル=120円まで円安が進む必要があ...
当面のドル/円の上値余地は限られてきた?
前回(2013年4月3日更新分)の本欄では、ドル/円が21日線、40日線という重要な下値支持を下抜けたことから、昨年9月安値を視点とする「第3波」の衝撃波は3月12日高値=96.71円で終了し、すでに...
ドル/円はすでに「第4波」の局面に入ったのか?
いよいよ本日(3日)から日銀金融政策決定会合が行われます。黒田新総裁の下で行われる初の会合ということで、市場の関心も大いに高まっているわけですが、一部には追加緩和の検討項目について...
ユーロ/ドルの下落基調は一段と強まるか?
本欄の2013年2月27日更新分では「すでにユーロ/ドルのリバウンドは終了したのか?」と題して、ユーロ/ドルの相場分析を試みました。当時(1ヶ月前)は、下の図にも見るように、昨年7月安値と...
ドル/円の第3波は「いつ、どの水準で」終了するのか?
ついに、ドル/円が96円台後半の水準まで一時的にも上伸してきました。2月初旬に一旦94円台に乗せてからは、しばらく94円前後でもみ合ったものの、なかなか94円台半ばの水準を上抜けできない状...