ビットコイン(BTC)最新動向と相場予想の記事一覧

マネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト 松嶋真倫/マネックス仮想通貨研究所(マネックスクリプトバンク株式会社運営)がビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に関する市況をウィークリーでお届けします。価格情報を含む今週の振返りと、来週の動向をぜひご覧ください。

毎週金曜日に更新
ビットコイン(BTC)最新動向と相場予想
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限合意に至るも上値の重い展開か、アルトコイン過熱に警戒
ビットコインは米政府債務上限合意が近いとの報道を受けてBTC=391万円(28,000ドル)付近まで急回復した。しかし、アルトコイン物色が強まる中で上値が重くなり、米政府債務上限合意法案の議会採決の不透明感から再び下落した。米雇用統計の発表を前に米国金利が上昇し、BTC=377万円(27,000ドル)を割り込んだ 来週のビットコインは米政府債務上限合意を受けてリスクオン買いが強まることは考えられるが、米国金利の高止まりによって上値の重い展開か。アルトコイン過熱による下落には要警戒。直近上値としてBTC=397万円(28,500ドル)、下値としてBTC=349万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限問題の協議に左右される展開が継続、米雇用統計にも注目
ビットコインは米政府債務上限問題の協議によって左右され、BTC=377万円(27,000ドル)を挟んでもみ合う展開となった。FOMC議事要旨を受けて追加利上げ懸念が高まり、米国金利が上昇する中でBTC=363万円(26,000ドル)付近まで価格を下げた 来週のビットコインは米政府債務上限問題の協議に左右される展開が継続。米5月雇用統計にも注目したい。直近上値として2023年4月以降の下落から半値戻しとなるBTC=397万円(28,500ドル)、下値として2023年2月高値付近となるBTC=349万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米政府債務上限問題の進展によりリスクオン買いが強まる可能性、金利上昇が相場の重しか
ビットコインはミームコインの下げが一服し、ネットワークの混雑も改善される中で買戻しが強まった。その後、米国当局者の発言によって米国金利が上昇し、金とともに売られたが、米国のデフォルト回避への期待が高まったことを受けて急回復した 来週のビットコインは米政府債務上限問題の進展によりリスクオン買いが強まる可能性がある一方で、金利上昇が相場の重しとなるか。直近上値として2023年4月以降の下落から半値戻しとなるBTC=392万円(28,500ドル)、下値として今週の底付近となるBTC=357万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はぺぺコインブームの反動売りに警戒、G7広島サミットの内容にも注目
ビットコインはミームコインが投機的に値上がりする中、一時はBTC=402万円(30,000ドル)付近まで上昇したが、それらが一転して急落すると同様に大きく下落した。米4月消費者物価指数は予想通り伸び鈍化となり、発表直後は一時的に買いが強まったが、米債務上限問題への懸念も残る中でたちまち下落し、乱高下する展開となった 今週のビットコインはミームコインの投機的な盛り上がりの反動売りに警戒する。5月19日から開催されるG7広島サミットでの暗号資産規制の議論にも注目である。直近上値としてレンジ半ば付近のBTC=389万円(29,000ドル)、直近下値として2023年2月高値付近のBTC=335万円(25,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米ハイテク企業決算次第では弱気に転じる可能性、ETH(イーサリアム)不正流出の拡大を懸念
ビットコインは、好調な米銀行決算や当局者のタカ派発言によって5月米FOMCでの追加利上げ観測が高まり、金とともに下落した。市場予想を上回る英国CPIを受けて世界的なインフレの高止まりが懸念され、米国金利が上昇する中でBTC=390万円(29,000ドル)付近まで価格を下げた 来週のビットコインは米ハイテク企業決算次第では弱気に転じる恐れもある。またイーサリアムの不正流出事件の拡大が懸念される。直近上値として先週高値付近のBTC=417万円(31,000ドル)、直近下値として上昇前のレンジ下限となるBTC=363万円(27,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はイベントを通過し買いが一層強まる可能性、ETH(イーサリアム)指標をしばらく注視
ビットコインは重要な米経済指標とイーサリアムの大型アップグレードを通過する中でBTC=399万円(30,000ドル)を突破した ビットコインはイベントを通過し買いが一層強まる可能性がある。イーサリアムのステーキング資産総額(Total Valued Staked)の推移をしばらく注視したい。直近上値として2021年7月と2022年1月の底値付近であるBTC=439万円(33,000ドル)、直近下値としては上昇前のレンジとなるBTC=372万円(28,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はETH(イーサリアム)の大型アップグレード前後の売りに警戒、米CPIとFOMC議事要旨にも注目
ビットコインはもみ合いの展開が継続した。弱い米経済指標を受けてインフレ鈍化が期待されたが、OPECプラスのサプライズ協調減産によりその懸念が再燃した。景気後退懸念も意識され、ビットコインは金とともに買いが強まったが、米3月雇用統計の発表を警戒する動きから上値を抑えられた ツイッターがロゴを柴犬に変更したことが話題となり、イーロン・マスク氏が支持するドージコイン(DOGE)が急騰した。これをきっかけにアルトコイン物色が増え、4月4日には大型アップグレードを控えるイーサリアムが急騰した 来週のビットコインはイーサリアムの大型アップグレード前後の売りに警戒する。米3月消費者物価指数とFOMC議事要旨にも注目。直近上値としてBTC=380万円(29,000ドル)、下値としてBTC=341万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は3月米経済指標に左右される展開か、バイナンス動向にも注視
ビットコインは銀行セクターに対する懸念が後退し、米国金利が上昇する中でハイテク株とともに下落した。3月29日にはSVB破綻に関する公聴会を通過し、金融不安が緩和されたことで買い戻しが強まった。3月30日には一時BTC=384万円(29,000ドル)まで価格を伸ばしたが、米2月個人消費支出(PCE)の発表を控える中で上値は重くなった 来週のビットコインは3月米経済指標に左右される展開か。米国でバイナンスを取り締まる動きにも注視。水平線で見た時に直近上値としてBTC=384万円(29,000ドル)、同水準を上抜けると2022年5月末の高値付近であるBTC=424万円(32,000ドル)までが意識される。下値としてはBTC=358万円(27,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は金との相関が強まる中で買いが継続する可能性、SVBショック公聴会に注目
ビットコインは銀行セクターへの信用不安が広がる中、金と同様に逃避資産として買いが強まった。3月20日には金が約1年ぶりに1オンス2000ドルを突破し、ビットコインもBTC=365万円(28,000ドル)を上抜けた。米FOMCにかけては一時BTC=378万円(29,000ドル)付近まで価格を伸ばしたが、パウエルFRB議長がインフレ抑制を強調するタカ派寄りの発言をしたことで米国株とともにBTC=352万円(27,000ドル)付近まで急落した。週末にかけては利上げ停止観測で米国金利が下げに転じ、ビットコインは金とともに堅調に推移した 来週のビットコインは金との相関が強まる中で逃避資産としての買いが継続することが考えられる。SVBショックに関する公聴会の内容に注目。直近上値としてBTC=378万円(29,000ドル)、下値としてBTC=339万円(26,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はSVBショックの影響を見極める中で買いが強まることも、米FOMCに注目
ビットコインは米国の新興銀行が立て続けに破綻する中、米国株とともに下落し、一時BTC=266万円(20,000ドル)を割り込んだ。米国政府によって預金者保護が発表されると買い戻しが強まった。銀行破綻を受けて3月FOMCでの利上げ加速懸念が後退し、一時BTC=346万円(26,000ドル)付近まで価格を伸ばした。その後はインフレの高止まりや銀行の信用リスクが意識される中で軟調な推移となった 来週のビットコインは規制リスクと銀行リスクが入り混じる中で買いが強まることも考えられる。米FOMCでは0.25ポイント利上げによる中立的な発表が予想されるがタカ派あるいはハト派どちらかに振れた場合には相場が大きく動く可能性もあるだろう。直近上値としてBTC=346万円(26,000ドル)、下値としてBTC=293万円(22,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はシルバーゲート清算発表を受けて買いが入りづらい、欧米2月CPIの発表に注目
ビットコインは米国の暗号資産銀行シルバーゲートの破綻懸念から急落し、BTC=300万円(22,000ドル)付近まで価格を下げた。その後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言ではタカ派寄りのコメントが出され、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅拡大への警戒感から米国株とともに下落した。3月8日にはシルバーゲートが清算計画を発表し、3月9日にはSVBファイナンシャル・グループの株価急落などを受けて米国株が大幅下落し、これらを受けてビットコインも急落した 来週のビットコインはシルバーゲート清算発表を受けて買いが入りづらい状況。欧米2月の消費者物価指数(CPI)の内容次第では世界的な金融引き締め長期化が懸念され、さらに売りが強まることも。直近上値としてBTC=293万円(21,500ドル)、下値としてBTC=246万円(18,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米雇用統計次第ではさらなる下落も、シルバーゲート破綻懸念が強まる
ビットコインは、堅調な米経済指標を受けて利上げ継続への懸念が強まり、米国株とともに下落した。暗号資産規制の議論も活発化する中で一時BTC=314万円(23,000ドル)を割り込んだ。ビットコインNFTやイーサリアムアップグレードへの期待からBTC=328万円(24,000ドル)付近まで上昇した。しかし、バイナンスへの懸念も再燃する中で上値は重くなった 来週のビットコインは米2月雇用統計が前回に続いて堅調な内容となった場合には利上げ警戒感から売りが強まることは考えられる。日銀サプライズにも要警戒。シルバーゲート破綻の場合にはネガティブな影響。一方で、相場を後押しする材料もあり、相応に底堅い推移になると予想。直近上値としてBTC=328万円(24,000ドル)、下値としてBTC=287万円(21,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)はリスクオン買いが継続するも、主要イベント通過後の売りには警戒
ビットコインは利上げペース減速への期待が高まる中で堅調に推移した。米FOMCを前にタカ派的な内容を警戒する動きから米国株とともに売りが強まった。しかし、米FOMCでは市場予想の通り0.25ポイントの利上げが発表され、パウエルFRB議長の発言を受けてBTC=310万円(24,000ドル)付近まで上昇した。 来週のビットコインはリスクオン買いが継続することは考えられるも、主要イベント通過後の売りには警戒したい。直近上値としてBTC=322万円(25,000ドル)、下値としてBTC=258万円(20,000ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は米FOMC後のさらなる上昇に期待だが、景気動向など不透明さも残る
ビットコインはあく抜け感も意識されて買いが継続し、BTC=299万円(23,000ドル)付近まで上昇した。米イエレン財務長官発言を受けてインフレ鈍化や利上げペース減速への期待が強まり、米国株とともに堅調に推移した。注目されたテスラの決算発表ではビットコイン継続保有が確認され、一時BTC=312万円(24,000ドル)付近まで価格を伸ばした 来週のビットコインは米FOMC後のさらなる上昇に期待だが、景気動向など本格上昇に向けては不透明さも残る。直近上値としてBTC=325万円(25,000ドル)、下値としてBTC=260万円(20,000ドル)を意識する
BTCは景気後退も意識される中で上値の重い展開か、テスラ決算に注目
ビットコインは米利上げ継続への懸念が後退する中、一時はBTC=276万円(21,500ドル)付近まで価格を伸ばした。日銀の金融緩和政策維持を受けて為替などのボラティリティが高まったが、暗号資産市場への影響は限定的となった。しかし、その後に発表された米経済指標が市場予想より弱かったことから、利上げに伴う景気後退懸念が強まり、米国株とともに下落した。 来週のビットコインは景気後退も意識される中で上値の重い展開か。テスラ決算におけるビットコイン売却有無や暗号資産への言及には注目したい。直近上値としてBTC=276万円(21,500ドル)、下値としてBTC=238万円(18,500ドル)を意識する。
BTC(ビットコイン)は不透明感は残るも世界的なインフレ鈍化が意識されて買いが強まる可能性
ビットコインは、弱い経済指標を受けて利上げ懸念が後退し、米国株とともに買いが強まった。米12月消費者物価指数(CPI)の発表を前にインフレ減速への期待が高まり、堅調に推移した。FTXグループの更生手続きで好材料もみられ、1月12日には急騰してBTC=233万円(18,000ドル)を回復した。米12月CPIは市場予想ながら伸びが鈍化し、1月13日にかけてはBTC=246万円(19,000ドル)付近まで価格を伸ばした 来週のビットコインは不透明感は残るも世界的なインフレ減速が意識されて買いが強まる可能性。直近上値としてBTC=246万円(19,000ドル)付近、この水準を上回ればBTC=272万円(21,000ドル)付近までの上昇も期待できる。直近下値としてBTC=207万円(16,000ドル)付近を意識する
BTC(ビットコイン)はDCG破綻懸念が強まるなか上値の重い展開を予想、米CPIに注目
ビットコインは年が明けてからはアルトコインとともに買い戻しが強まり、イーサリアムやソラナなどの強い値動きに連れ高してBTC=225万円(17,000ドル)付近まで上昇した。米FOMC議事要旨では早期の利下げ転換について慎重な見方が示され、利上げ継続への懸念から上値が重くなった 来週のビットコインはデジタル・カレンシー・グループの破綻懸念が強まるなか上値の重い展開を予想する。米12月消費者物価指数(CPI)に注目。直近上値としてBTC=238万円(18,000ドル)、下値としてBTC=212万円(16,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は年末にかけてのボラティリティに警戒、年末商戦も期待薄か
ビットコインは景気後退懸念の高まりによって米国株とともに下落した。イーロン・マスク氏のツイッターCEO辞任を巡ってドージコイン【DOGE】が大きく売られるなかBTC=218万円(16,500ドル)付近まで価格を下げた。しかし、日銀サプライズによって米ドル/円が急落すると、ドル指数の低下とともに反発した 来週のビットコインは年末にかけてのボラティリティに警戒したい。年末商戦を期待する声もあるが、2022年は景気後退懸念が意識されるなかで消費が控えられるとの見方もあり、方向感に乏しい展開を予想する。直近上値としてBTC=238万円(18,000ドル)、下値としてBTC=211万円(16,000ドル)を意識する
BTC(ビットコイン)は米FOMC通過で買いが強まる可能性も、バイナンス動向は注視
ビットコインは、12月13日に公表された米11月消費者物価指数が市場予想を下回ると、インフレ率のピークアウトが意識されて米国株とともに上昇した。バイナンスの財務状況をめぐって一喜一憂するなか、一時BTC=244万円(18,000ドル)を上抜けたが、米FOMC後には利上げ継続への懸念から再び売りが強まった 来週のビットコインはイベント通過による安心感から株式とともに買いが強まることは考えられるが、利上げ継続への懸念から積極的な買いに動きづらい面もあり、もみ合いの展開を予想する。バイナンスの信用不安次第で相場は左右されるだろう。直近上値としてBTC=257万円(19,000ドル)、下値としてBTC=217万円(16,000ドル)を意識する
FTX公聴会と米FOMCに注目、BTC(ビットコイン)は買いに期待も上値は重いか
ビットコインはFTXグループ破綻の余波が続くなか軟調な展開となった。思惑的に上昇する場面もみられたが、米利上げ継続への警戒感や、FTXグループ破綻による業界プレイヤーへの影響により、売りが継続した 来週のビットコインはFTX公聴会と米FOMCに左右される。利上げ幅縮小やSBF出席などを受けて買いが強まることは考えられるが、FTXグループ破綻の影響が落ち着くまでは上値も重いか。直近上値としてBTC=247万円(18,000ドル)、下値としてBTC=219万円(16,000ドル)を意識する