2月初旬に急落したBTCですが、その後、一定の割合価格を戻したものの、そこから膠着状態となりました。さらに、この1週間は経済指標で一瞬の下抜け上抜けはするものの、上髭で価格を戻し、コアレンジは±2%程度と動きがなくなっている状況です。
米国株市場は好調で、今週もS&P500やナスダック100は史上最高値を更新しそうですが、暗号資産は冴えません。トランプラリー時に大きく上昇しすぎたことへの反動が現状はきているのでしょう。先にこれらの期待と成長を織り込んでしまったため、もう1~2週間は退屈な相場が続くかもしれません。
また、海外のデリバティブ市場のポジションの傾きを見ていますが、買いにも売りにも偏りを見せておらず、ニュートラルな状況です。
さらに建玉もピーク時と比較すると大きく減少傾向にあり、ストップロスを巻き込んで上昇、下落するような地合いでもありません。現物市場が大きく動き出した際についていく相場でしょうか。新たな材料待ちという局面です。
BTC(ビットコイン)、今週も並行チャネルレンジ下限ラインに張り付きか

BTC/JPY日足チャート分析から始めます。先週と変わりはないのですが、下限ラインへの張り付きが顕著です。割れそうで割り込まない地合いが続いています。
上値はSMA90(水色)に阻まれており、こちらもテクニカル的に上値を押さえているレジスタンスとして存在しつつ、今週もこのペースで継続ならば1460-1500万円のレンジ相場となるでしょう。
もう1週間この相場が続くと、SMA30(黄色)も徐々に垂れてきているため、こちらのテクニカルも上値を抑え込む条件となるでしょう。大きな材料待ち相場のため、押し目買いも戻り売りも、さらに難しい状況になってきたと考えます。

BTC/JPY4時間足に切り替えます。三角保合が継続中で、三角形の先端近くまで収まることも稀な状況です。2月17日に発表された日本のGDP(2024年10~12月期)が市場予想を上回ったことから米ドル/円は円高で反応をしています。しかし、米ドル/円は下落しやすく、BTC/JPYも何割か影響を受けやすいかもしれません。
ドル建てで横ばいだった場合も、米ドル/円が1%下落すると、BTC/JPYも15万円ほど下落するため、1450万円割れまで実現しそうです。よって、円建てでは三角保合い下限ラインブレイクでしょうか?
これらの影響を受けて、アジア勢から売りが少し強まる可能性が考えられるため、BTCは売り方向に分がありそうです。個人的にも戻り売りを繰り返していますが、こまめな利食いを意識しつつ、もう1週間だけ戻り売りを狙っていきたいと考えます。特に、円建てでの戻り売りが効率的ではないでしょうか。
ETH(イーサリアム)は下落再開の兆しありか

続いてETH/JPY日足チャート分析です。SMA200(橙)への反発は遠く、BTC同様に横ばい相場が続きます。MACDはゴールデンクロスしたものの上昇の値動きをほとんど見せることなく、ローソク足実態は陰線続きです。ゴールデンクロス失敗パターンの典型的な形状のため、下落再開の可能性がありそうです。
日足では情報が少ないので、4時間足に時間軸を落とします。

上昇トレンドラインを下方向に抜けてきています。BTCと比べて地合いは悪そうです。SMA90(水色)が上値抵抗線の目安ですが、そこすら触れることもできず反落していることを考えると、反発力が乏しいことがわかります。浅めの戻り売りがしやすいタイミングです。
今週はこのSMA90をバックに戻り売りを継続しつつ、上昇トレンドラインも下抜け、ここから下落が加速しやすい形状のため、週前半までにポジションを作っておきたいところです。
下値の目安は目先サポートラインが引ける38万円付近になるため、ここから5%程度下落したところが利食いの目安になるのではないでしょうか。ここを割り込むようなら、2月につけた安値33万円前後まで下値を伸ばすことになりそうです。
今週も総じて弱気目線を堅持し、戻り売りトレード継続の戦略です。押し目買いトレードへの転換は3月以降に先延ばししたいと思います。