今週4月2日(水)に発表予定の米相互関税政策(ダーティ15)では、米国に対して貿易黒字が多い国々を対象に関税が課される模様です。これに対する警戒感もあり、3月28日(金)のNY市場は崩れました。

相互関税の対象国や詳細についての報道はまだありませんが、1~2日以内に進展があるのではないでしょうか。前回は2月1日にカナダとメキシコに対して25%関税の発表があり、マーケットは波乱となりました。翌日から交渉が始まったものの2月3日に状況は急変。1ヶ月限定の交渉期間が設けられるという報道を機に、暗号資産市場も急反発となりました。

このパターンに当てはめると、3月31日、4月1日がポイントになると考えます。2月のケースでは1日で暗号資産市場は10%程度の上昇となりましたが、今回も似たような値動きとなるか注目されます。

個人的には、前回のマーケットと比較した場合、かなり売られ過ぎ水準に到達しているため、その反発よりも大きなものになると予想しています。その後は、反落幅も限定的となり、レンジ相場に移行していくのではないでしょうか。

前回、カナダとメキシコに対する関税発動について1ヶ月の交渉期間を設けることについては、日本時間2月4日の早朝に報道されました。前日のNYクローズで発表される可能性を考慮すると、日本時間4月2日(水)の朝方の報道には要注意でしょうか。最も重要な日になるかもしれません。土壇場の交渉は3月31日、4月1日に世界中で行われるでしょう。

BTC(ビットコイン)、関税不安は出し尽くしになるか注目

【図表1】BTC/JPY 日足チャート
出所:MONEX TRADER CRYPTO(iPhoneアプリ)

BTC/JPY日足チャート分析を始めます。下降トレンドラインを抜けてきましたが、その後反落し、再びトレンドラインまで押し戻された格好です。

これより下値が拡大する場合、トレンドが転換してしまう可能性があるため買い方としては正念場です。個人的には前回同様のパターンになると想像しています。短期的には、SMA200(橙)まで反発するのではないでしょうか。さらに、目先売られすぎ感もあるため、こういった局面では乱高下が発生しやすいでしょう。オーバーシュートして価格が高騰するパターンもあるので、SMA90(水色)までは反発を想定したいと思います。

相互関税についてですが、今回の対象国・地域は広範囲のため、さすがに妥協案が優先されると考えます。また、今回の関税施策が完了すると相互関税リスクは大きく後退するため、報復関税合戦にならない限りは、一旦材料は出し尽くすとなるでしょう。この反発に期待したいと思います。

ETH(イーサリアム)は安値割れから買い目線に転換

【図表2】ETH/JPY 日足チャート
出所:MONEX TRADER CRYPTO(iPhoneアプリ)

続いてETH/JPY日足チャート分析です。SMA30(黄色)に上値を押さえられながら順調に下落してきました。まもなく2025年の安値を割り込みそうですが、MACDは明らかなダーバージェンス完成となりそうです。

前回(2025年2月末ごろ)のダイバージェンスは失敗に終わりましたが、日足MACDレベルで2連敗も考えにくいため、安値割れから反発期待の買いを入れてもよさそうです。

よって、ETHはしばらく戻り売りや様子見としていましたが、久しぶりに買い方向で考えたいと思います。狙いは安値割れからの買い下がりを意識し、4月2日に向けた相互関税報道等でネガティブに反応したタイミングを意識して買い向かう戦略です。

価格は暫定で23-26万円ゾーンを意識し、レバレッジは低めて取引するとよいでしょう。思わぬ好期となるかもしれないため、3月31日、4月1日は集中してチャートを注視していきたいと思います。ETHは、まもなく2025年の年初から50%を超える下落となりそうです。

2021年以降、ETHは直近高値から50-60%反落がボトムになりやすい傾向があるため、「チャンス到来」が近づいているかもしれません。

4月1日からまた新たな四半期が始まりますが、4-6月期は大きな買い場になる可能性を予想します。資金管理には十分気をつけながら、まもなく仕込み時期と判断し、買いトレードを意識していきたいと思います。