松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
母校と母港
先日、高校を卒業して20年目にあたる学年全体の集まりがありました。400人中、約200人が午後3時に母校に集まり、80歳以上になられた先生方も含めてそのほとんどが9時頃まで2次会に参加し、その半分が3次会に流れ、深夜前にはねる時でまだ80人が残ってい...
為替 その2
約30年前に円が変動相場制に移って以来、長い円高トレンドの歴史でした。一旦80円をつけてから円安に戻したものの、やはり360円から100円台の下の方という基本的に長い円高傾向には変わりありません。今まで金融商品や経済に対する不安があると、いつでも答え...
為替
為替レートというのはつくづく妙なものだと思います。現代世界においては大概の国は他国との間の輸出入は膨大なので、為替レートが動くだけでその国の経済が大きく影響を受けます。例えば今日本の経済は全然ダメだとか言われていますが、仮に1ドルが180円とか200...
空の上での仕事
NY−東京間の飛行機は12時間も掛かる長旅です。私は長距離ジェットはあまり苦にならない性質(たち)でして、離陸から着陸まで殆ど全部寝ていたこともあります。あまり皆さんされてませんが耳栓はとても効果的で、これはF1レーサーなども皆している300円ぐらい...
選挙制度
日本が何故中々変わらないのかずっと考えてきました。アメリカの投資家やジャーナリストにも良く聞かれます。ボストン茶会事件以来、「国」の根幹は選挙制度と税制の2つです。いろいろな改革や不良債権処理、制度変更は必要ですが、一番効率的に、しかも将来にわたって...
逆さ
米アラバマ大の研究チームが、逆回転している銀河を発見したらしい。逆回転というのは、通常銀河は渦が中に巻き込まれていくように回転している訳ですが、逆にあたかも渦を外側に向かって放出するような向きに回転しているというのです。これは驚きモノです。どう考えて...
再生
エンロンの事件は、その関係者のモラルの問題など驚かされることが多くありますが、事件が発覚してからいろいろなことが壊れて再生していくまでの時間の速さにはいい意味で驚かされます。エンロンは既に多くの人が会社を離れて第二の人生を歩み始めていますし、またいく...
ご飯つぶ
仕事上のディナーで食事を摂りながら議論などをしている時に、話している相手の口元にご飯つぶなんかがくっつくと妙な滑稽さがあります。その人が年配できちんとしていて、話の内容が固いもので、真面目な顔で議論に力が入っていればいるほど、かえって可笑しさは倍増し...
哲学者は寒い所に多い?
住む場所の気温と思索活動とは関連があるでしょうか?赤道直下の地域からの哲学者というのはあまり聞いたことがありません。しかし暑いと思考が鈍るのかと思うと、エスキモーで著名な哲学者というのも聞いた覚えがありません。では暑くも寒くも気候が厳しい所は哲学に向...
マスコミの責任
アメリカのメディアなどにいろいろと取材されます。一番彼らに目新しく聞こえることは、「日本の国民は変化に対する心の準備がかなりできているよ」ということです。小泉内閣が実際に改革ができるかどうかということを考える時に、いわゆる抵抗勢力だけでなく、国民全般...
パラドックス
ダボス会議がNYで行なわれています。街中が威信を賭けて治安の維持に努めています。至る所に州内からかき集めたのであろう警官が闊歩しています。会場となっているウォルドルフ・アストリア・ホテル(エディー・マーフィーの「王子様NYへ行く」という映画で王様が泊...
間合い
剣術などでよく「間合い」が大切だと聞きます。剣道を習った訳ではないのですが、時代劇や剣術劇画などで「斬る斬られるは剣の鋭さではないッ。間合いをどう取るかなのだ。」なんてことを剣聖が目をつぶりながら言ったりします。剣を全く振る前に間合いを取りながら向き...
国際会議の場
今日からNYで世界経済フォーラム年次総会が開かれます(私も週末に参加します)。通称ダボス会議ですが、今年は例のテロの件があり、初めてスイスの山奥ダボスを出て敢えてマンハッタンで催されます。NYの復興を世界にアピールするといった趣向だと思いますが、ダボ...
黒タク
東京では最近黒塗りのタクシーが増えています。昔に逆戻りみたいですが、どんなTPOでも利用できますし、どこかハイヤーみたいで高級感もあり、内装もタクシーとハイヤーの中間のような作りになっているので人気です。これはそもそも大手のK社がニュー・カラー・タク...
温泉の格付け
温泉の本格度をランク付けする動きがあるらしい。例えば「ぬめり」が、本当に効き目のある温泉成分からきているのか、汚い話で恐縮ですが湯に浸かった大勢の人の脂分からきているのかとかを分析して、6段階だかに区分するのだそうです。私は反対ですね。温泉は科学的な...
相続税と贈与税
昨日フジテレビの報道2001で「税制大胆提言」をさせて頂きました。相続税を極端に高くして、同時に生前贈与税を極端に低くする、というものです(これは幼児への生前贈与みたいなインチキは勿論禁止しての話です)。1400兆円といわれる個人金融資産の恐らく半分...
円預金・貯金・国債
資産設計部の活動は既に始まっています(資産設計部については去年の12月4日につぶやきに書いてます)。いろいろと金融不安がある中で、元本保証型の円建て金融商品は安全な避難場所としての人気があります。確かに貯金しておけば日銀券100枚はいつだってそのまま...
お金の流れ
一年間に公的年金受給者が受け取る金額って、国全体でいくらぐらいだと思いますか?何と、約40兆円です。我が国の歳入が約40兆円、歳出が約80兆円ですから、赤字部分はちょうど年金給付額と同じということになります。実際には既に積み立てられている基金からの支...
ウェブ
最近私のブラウザの「お気に入り」のページがほとんど増えません。面白いページの発見がない訳です。それは「面白い、新しいページがない」のか、「そういうページを発見する時間がない」のかの、どちらかだと思います。ウェブ文化の繁殖もちょっと停滞期に入ったのでし...
信用取引 その3
マネックスが信用取引をやらない理由については「その1」「その2」として去年の2月5日、6日につぶやきに書きました。個人投資家と他の市場参加者との間の情報量、情報速度、資金量などの格差が大きな理由です。私は元々外資系の証券会社でトレーディングを10年以...