あることを勘違いして長く信じ続けてしまうということはママあるものです。最近知った勘違いはムーミンです。御存知ムーミンはフィンランド生まれの、世界中で愛されているムーミン谷の物語です。私はてっきりムーミンはカバだと思っていたのですが、正しくはトロールという妖精というか精霊だそうです。ミイやスナフキン(実は兄妹)が人間で、精霊トロールやニョロニョロみたいな不思議な生き物との物語ということでしょう。まぁ歩いて喋るカバでも、精霊でも、大して漫画のコンセプトとしては差はないかも知れませんが、物語の本来の趣向とか、御当地フィンランドに於ける意味合いでは大きく違うのかも知れません。言葉の勘違いというのもよくあります。小学校一年生の時にテレビで歌舞伎を見ていた時、連獅子だったでしょうか、二人が隙間を空けて上下に重なり、両腕をトンボの羽のように上下させると二人が完全にシンクロして動くのを見て、「どうしてできるの?」と聞いたら父が「息が合ってるからだよ」と言ったので、次の日学校で同級生と同じ格好をして、「ほら、息吐くぞ、吸うぞ」と何度も何度もやったのですが、全然彼の腕が動かなくて不思議に思い、周りに集まったみんなにも野次られて悔しかったのを鮮明に覚えています。まぁこれらは罪のない微笑ましい勘違いです。