私の朝食は毎日ふりかけかお茶漬けと決まっています。忙しいからとかではなく、大好きだからです。ふりかけは浅草の新仲見世にあるやげん堀の「のりごま」が最高です。やげん堀は七味唐辛子が有名ですが、実はこのふりかけが実に旨い。ほかほか御飯でも、冷たい御飯でも、ちょっとだけふりかけてもおいしいのですが、温かい御飯に白いところが見えなくなるくらい目一杯にかけて食べるのが最高に美味です。飲み物として熱い緑茶は欠かせません。
ふりかけの起源は熊本だそうです。熊本の「御飯の友」、東京の「是はうまい」、広島の「露営の友」がそれぞれ大正初期から昭和初期の頃に売り出され、どれが本当の元祖かという論議があったようですが、『平成6年の全国ふりかけ協会の総会で「ふりかけ」の元祖は、熊本二葉商事の吉丸末吉氏の考案と全員承認することになった。』と広島の三島食品という会社のホーム・ページに書いてあります。たかがふりかけ、されどふりかけ。因みに年間600億円ぐらいの生産があるそうです。こう書いていると、今から明日の朝のふりかけ御飯を想って唾が出てきました。