コミュニケーションの重要性を常に感じさせられます。特にビジネスの領域については、最も重要なことであると思っています。ビジネスと芸術というのは対極にあるものでしょうが、芸術は自らの価値観によって作品を造り、世間の評価を問うものであり、当世もしくは後世に評価されるかも知れないし、評価されないかも知れないというものでしょう。即ち芸術の視点は「自分」にあります。一方ビジネスは顧客に何を提供すべきかということを探り、その結果顧客の満足を得て対価を得るのが基本ですから、視点は「相手」にあります。その相手を知る手段がコミュニケーションですから、コミュニケーション能力はビジネスにとって必須のものになります。もっとも基本的な能力であり、かつもっとも複雑で高度な能力だと、常々考えさせられます。