先日、ハンガリー生まれで今はドイツのパスポートを持っているビジネスマンに出会いました。彼はNYも含めて世界各地を住み移ってきて、現在はフランクフルトを中心にヨーロッパ全域にいくつか拠点のある会社を経営し、自宅は南仏にあります。どこの国の人ですか?と聞かれると、「ヨーロピアンだ」と答えます。彼の教えてくれたジョークは、「ヨーロッパ製の天国とは、シェフがフランス人、警官はイギリス人、メカニックはドイツ人、恋人はイタリア人、オーガナイザーはスイス人であり、一方ヨーロッパ製の地獄とは、シェフがイギリス人、警官はドイツ人、メカニックはイタリア人、恋人はスイス人、オーガナイザーはフランス人である。」というものでした。
なるほど。例に挙がった5カ国は、どこも飛行機で1〜2時間で往き来できます。そんな近くに、これだけ違う国民性が維持されて併存しているというのは面白いと思います。覇権主義とは大きく一線を画す文化です。個性を尊重することは大切ですね。