東京市場まとめ
1.概況
日経平均は224円高の62,878円と反発して、取引を開始しました。前日の米国市場でのハイテク株高が支えとなり、序盤は堅調な推移となりました。一方で中盤には下げに転じ、その後は下げ幅を拡大する展開となり、804円安の61,849円で前引けとなりました。
後場も売り優勢で推移しました。半導体関連銘柄への利益確定の売りが重荷となり、下げ幅を拡大した日経平均は14時59分には1,716円安の60,937円で、この日の安値をつけました。その後は持ち直したものの、最終的には1,244円安の61,409円で続落となりました。
TOPIXは15ポイント安の3,863ポイント、新興市場では東証グロース250指数が7ポイント安の795ポイントで、2指数も同様に続落となりました。
2.個別銘柄等
DOWAホールディングス(5714)は一時23.5%高の12,380円をつけ、上場来高値を更新しました。14日、2027年3月期(今期)の営業利益は前期比55%増の530億円を見込むと発表しました。人工知能(AI)サーバー向けなど情報通信関連製品の販売の伸びが寄与し、市場予想を上回る業績予想が買い材料となりました。
TOPPANホールディングス(7911)は16.6%安の4,480円をつけ、大幅続落となりました。14日、2027年3月期(今期)の営業利益は前期比19%増の800億円を見込むと発表しました。市場予想を下回り、これを嫌気した売りが出ました。
キオクシアホールディングス(285A)は8.3%安の44,450円をつけ、大幅続落となりました。前日にフジクラ(5803)が市場予想を下回る決算を発表したことで、人工知能(AI)需要への期待で買われてきた同社にも利益確定目的の売りがでました。また、同社は15日取引終了後に2026年3月期(前期)決算を発表するため、発表前の持ち高調整も売り材料となりました。
ニトリホールディングス(9843)は6.6%高の2,415円をつけ、4営業日ぶりに反発しました。15日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比2%増の910億円を見込むと発表しました。新商品の投入で売上回復を狙うとし、市場予想を上回るガイダンスが買い材料となりました。
産業向けドローンを手掛けるACSL(6232)は一時ストップ高水準となる17.2%高の3,435円をつけ、大幅高となりました。14日、2026年12月期の第1四半期決算で、営業損益は9500万円の赤字であったと発表しました。赤字幅が前年同期の2億3900万円から、大きく縮小したことが評価され、買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は半導体関連銘柄への売りが重荷となり、2.0%安で続落となりました。引け後にはキオクシアホールディングス(285A)の決算発表も控え、持ち高調整の売りが優勢となりました。
来週にむけて、キオクシアホールディングスに加え、荏原製作所(6361)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、リクルートホールディングス(6098)、日本郵政(6178)の決算発表が株価材料となりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
